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TCB東京中央美容外科は、2026年4月29日(水・祝)に大阪市中央区にて小児がんの啓発・支援を目的にチャリティーコンサートイベント『TCB presents 松村圭祐チャリティーピアノコンサート ~「だいすきっていいたいよ」 ピアノと絵本がつむぐ、ひかりの物語~』を開催しました。
なお、本イベントの収益とお預かりした募金は、小児がんの患者や家族を支援する団体に寄付いたします。
本コンサートは、小児がん啓発・支援への強い想いを込めて開催いたしました。
元フライトドクターでありピアニストとしても活躍する松村圭祐医師のピアノ演奏と、絵本作家の小原絢子さんによる絵本の読み聞かせを中心に、小児がんについて多くの方に知っていただく啓発の場となることを願っております。
小児がんの一種である「網膜芽細胞腫」を発症し全盲となった娘さんと、そのご家族の実体験をもとにした絵本『だいすきっていいたいよ』。その著者である小原絢子さんに、今回は絵本の読み聞かせを行っていただきました。
ステージではTCBの松村医師が「アイノカタチ」をピアノBGMとして演奏。お母様の温かなナレーションを美しく引き立てました。
続いて小児がんをテーマにした対談が行われました。
娘の網膜芽細胞腫治療に付き添った小原さんの経験談と、医療従事者の双方の視点から小児がんについて語られました。対談の一部を抜粋してお送りします。
冒頭、小原さんより、小児がんが分かった時の受け止めと画を描き始めた経緯について、「自分の子が小児がんになるというのは思ってもいませんでした。病院に行ったら『目の中にがんがあるよ、大きい病院に早く入院するように』と言われて、気持ちが追い付かないままビックリだけして治療が始まりました。まさか自分の子ががんになるとは思ってなかったので衝撃でした。最初は受け入れられなかったです。すごく落ち込んで、私のせいでこの子が病気になったんじゃないかと思って。寝顔見ながらごめんねごめんねと言っているくらいだったんですけど、つらすぎて夜寝られなくなってしまって。それだったら自分が昔から絵を描くのが好きだったので、好きなことやってみようというので絵を描くことを始めました。そうやっているうちに自分自身の気持ちも落ち着いていきましたし、病気自体もだんだんと受け入れられるようになっていって、病院にも画材を持ち込んで付き添い入院しながら絵を描かせてもらっていました。」などと話されました。
元フライトドクターであり、プライベートでは三児の父でもあるTCB松村医師が、「小原さんと同い年である父親として、がんでは無いですが自分の娘も手術と向き合うなかで、絵本のなかの窓越しに家族が再会するシーンや病室、点滴につながっている娘のページを見て、医者としてというより親としてこみあげてくるところがありました。治療をしていた当時を思い出しまして、貴重な経験をお話しくださりありがとうございます。」などと述べたことに対し、小原さんからは「当たり前に過ごしていた日々が急に幕が閉じると言うか、電気を切ったように変わった瞬間を今でも覚えています。それがあったおかげで、当たり前の日々がいかにありがたくて幸せな瞬間なんだなと。なにげない公園で『あっち行っちゃだめこっち行っちゃだめ』とか言っている時期が本当に幸せだったなと病気になってから思ったので、小さな幸せの時間というのも、せっかく今日ここに来ていただいた機会なので心の片隅に置いていただけたらいいなと思っています。」など、小児がんであることが分かり人生が急転した瞬間についてと、当たり前の平凡な日々の幸せを大事にして欲しいことが伝えられました。
小児がんに気づくタイミングやきっかけについて問われたTCB橋本医師は、「がんの種類によって違いますが、網膜芽細胞腫であれば1、2歳がよく発症する年齢なのでなかなか早期発見は難しい。僕が携わらせていただいたのは、血液腫瘍、白血病の診療の機会が多かったです。それもある日ちょっと元気がないとか、何日か熱が続いているとか、あざがあるとか、本当にささいなことで症状も多岐で、白血病の場合は1歳でも3歳でも5歳でも8歳でも発症するので早期発見は非常に難しい。僕も3人子供がおりますが、子供のちょっとした症状で訴えてこられても、たいしたことないんじゃないかと接することが多くなってしまいます。常日頃お子さんを見てるのは誰よりもご両親なので、ちょっとした変化とか、子供がおかしいなと思った時はできるだけ早く受診する、それしかないと思います。非常に難しいのですが……。」と、小児がんの早期発見の重要性とその難しさを語りました。
ゴールドリボンは、小児がんへの理解や支援を呼びかける世界共通のシンボルマークです。
小児がんは一般的に15歳未満の子どもに起こる悪性腫瘍で、毎年約2,500人が診断されています。医療の進歩により5年生存率は70~90%に上る一方、今なお子どもの病死原因の第1位です。
種類が非常に多く症例が少ないため、遠方の病院で長期間入院をせざるを得ない子どもたちも少なくありません。また、治療後も約半数が「晩期合併症(後遺症)」を抱えてその後の人生を生きなければならない状況もあります。しかし、これらの課題は社会に深く知られておらず、支援もまだ不足しています。
公式HP:https://www.goldribbon.jp/
ゴールドリボンのシンボルのもとに、小児がんの子どもたちとそのご家族、医療関係者、そして支援の方々の心を結び、子どもたちが少しでも「生きやすい社会」になるよう、活動をしています。
2008年の設立以来、3つの活動方針
①小児がん患児・経験者のQOL(生活の質)向上のための支援
②「小児がんを治る病気に」するための研究助成
③小児がんの情報提供と理解促進
に基づき、小児がんの患児・経験者とその家族を治療から就学・就労までサポートしています。
4月25日は、「小児がんゴールドリボンの日」
小児がんと、その病と向き合っている子どもたちのことを多くの方に知ってもらい、支援の輪を広げたいという思いから、ゴールドリボン・ネットワークは「し(4)ょう に(2)がん」と「ゴ(5)-ルド」を当てはめた 4月25日を「小児がんゴールドリボンの日」としています。
小原絢子さんの次女が、小児がんの一種である「網膜芽細胞腫」を発症。娘に付き添って入院生活を送るなかで絵を描き続け、実際の治療と入院の経験をもとに制作された絵本です。
小原 絢子 Ayako Ohara
絵本作家・イラストレーター
「だいすきっていいたいよ」著者
兵庫県 神戸市出身。
小児がんの一種である「網膜芽細胞腫」で娘が全盲になり、入院生活に付き添うなかで絵を描き始める。この絵により自身の心を立て直し、同じように苦しむ子どもや家族に寄り添う活動を続けている。
Instagram:@ahhin.art
