日本で脱毛が流行りだしたのはいつから?国内の脱毛事情について

世界的に見ても日本の脱毛技術はトップクラスです。最近では、セルフ脱毛による自己処理よりも、安全できれいに脱毛できるレーザー脱毛やフラッシュ脱毛(光脱毛)が主流となっています。
女性に限らず、メンズ脱毛も当たり前のように行われるようになってきましたが、脱毛の文化が生まれてから今に至るまで、どのように脱毛に対する意識が変わって来たのでしょうか。
脱毛の歴史とともに国内の脱毛事情についてお話いたします。

日本の脱毛の歴史

レトロファッションの代名詞となる1960年代

1960年代、若い人を中心にファッションに対する考え方、アイデンティティーが大きく変わり、ワンピースやミニスカートなどが大流行しました。肌の露出が増えるのと同時に、脱毛に対する意識も高まり、ワキ毛の処理も一般的なものとなります。

脱毛器の輸入が始まった1970年代

アメリカで開発された電気脱毛器が輸入され、エステでの施術が始まったのが1970年代です。電気脱毛は、針を毛穴に挿入して微弱な電流で毛根の発毛細胞にダメージを与えて脱毛をすることから、ニードル脱毛(針脱毛)とも呼ばれています。

バブル期に入りさらに脱毛意識が高まった1980年代

VIO脱毛にも抵抗がなくなり、見える部分の脱毛から見えない部分の脱毛への意識が高まります。ただ、当時のエステ脱毛はかなり高額だったため、カミソリなどを使ったセルフ脱毛による自己処理が一般的に行われていました。また、脱毛にはまだ使われていませんがレーザー医療が登場した時代でもあります。

レーザー脱毛器による永久脱毛が始まった1990年代

以前まで、永久脱毛ができる唯一の施術方法はニードル脱毛でしたが、時間がかかる上にかなりの痛みをともないました。そこに、短時間で苦痛も少なく永久脱毛ができるレーザー脱毛器の登場で、市場の流れが一気に変わりました。
以来、レーザー脱毛器は改良を加えられ、痛みは少なく、効果は高くなるように日々進化を遂げています。

フラッシュ脱毛器(光脱毛器)によるエステ脱毛が始まる2000年代

当時は、エステサロンでもレーザー脱毛が行われていましたが、やけどなどのトラブルが相次いだため、厚生労働省より「レーザーや強いエネルギーを使用し発毛組織を破壊する脱毛行為は医療行為である」という通知が出されました。
それ以降、エステサロンでは照射出力の強い機器を使った脱毛はできなくなり、医療機関のみがレーザーを使った永久脱毛ができるようになりました。
そこで誕生したのが、現在のエステサロンで行われている、照射出力を下げて発毛組織は破壊せずにダメージだけ与えるフラッシュ脱毛(光脱毛)です。医療行為に当たらない程度の出力で、無資格者でも施術が可能です。

脱毛が身近になり競争が激化した2010年代

2010年代は、多くのエステサロンが開業し「通い放題100円」などの謳い文句で、激しい価格競争が起きました。TVや紙面などのメディアで脱毛が大きく出ることで、生活に身近な存在になったかと思います。
また「医療脱毛」と「エステ脱毛」の違いなど、脱毛に関する知識が世間一般にも広がり、ご自身にあった脱毛、ご自身が望む脱毛を選べるようになったのではないでしょうか。

まとめ

日本における脱毛の歴史はいかがだったでしょうか。
ファッション分野におけるアイデンティティーの獲得が美意識の向上に繋がり、時代を追うごとにその意識とともに脱毛技術も成長してきました。肌を思えばこその脱毛なので、脱毛をするだけでも自分に自信がつきますよ!

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