脂肪吸引のダウンタイムはどれくらい?経過や症状、注意点などを解説

2025/08/08 公開

2025/08/12 更新

脂肪吸引は脂肪細胞を直接吸引するため、部分的な痩身効果が見込める美容整形の1つです。しかし、ダウンタイム中にむくみや内出血などの見た目に影響を及ぼす症状が現れる可能性があるため、ダウンタイム期間や経過を把握して過ごし方に注意する必要があります。
このコラムでは、脂肪吸引のダウンタイム・経過・症状や注意点について紹介します。脂肪吸引を検討中の方は参考にしてください。

脂肪吸引のダウンタイムはどれくらい?

ここでは、主な4部位に脂肪吸引を行った場合のダウンタイムの目安を紹介します。
※TCB東京中央美容外科では、安全性の観点からお腹・太もも・胸・腰などの臓器に近い部位の脂肪吸引は実施しておりません。

  • 顔(頬・頬骨下・顎下)
  • 二の腕・肩
  • お腹
  • 太もも

顔(頬・頬骨下・顎下)

顔に脂肪吸引を行った場合のダウンタイムは、約2週間〜1ヶ月です。腫れや内出血などの症状は、1週間程度で目立ちにくくなりますが、拘縮は1ヶ月以上続く場合があります。顔の脂肪吸引後は、医師の指示に従ってフェイスバンドで固定する必要があり、施術後24時間〜1週間程度は装着が必須なため、状況に応じて仕事やスケジュールを調整してください。

二の腕・肩

二の腕や肩に脂肪吸引を行った場合のダウンタイムは、約1〜2ヶ月です。治療直後は筋肉痛のような痛みで腕が動かしづらくなる場合があります。症状は1週間程度で改善し、腫れや内出血なども2〜3週間程度で目立ちにくくなるのが一般的です。腫れが引いたタイミングで拘縮による患部のつっぱり感が生じる可能性がありますが、ほとんどの場合は、2ヶ月程度で落ち着きます。

お腹

お腹に脂肪吸引を行った場合のダウンタイムは、約2週間〜2ヶ月です。範囲が広いため、他の部位と比較して拘縮(皮膚の硬直・引きつり感)が起こりやすい特徴があります。痛みや腫れなどの症状は2週間程度で治まりますが、その後に拘縮が現れるケースが多いです。拘縮を含む症状は、2ヶ月程度経過するとほとんどが落ち着きますが、傷がきれいに治るまでの期間には個人差があります。

太もも

太ももに脂肪吸引を行った場合のダウンタイムは、約2週間〜2ヶ月です。腫れや内出血などの症状は早くて1週間程度、遅くとも3週間程度で落ち着きます。太ももの脂肪吸引は、座る・横になるなどの動作で痛みを感じるケースが多く、その後皮膚の凸凹やつっぱり感が生じます。太ももはお腹と同様に拘縮が起こりやすい部位です。2ヶ月程度経過するとほとんどの症状が治まります。

脂肪吸引後の部位ごとの経過と症状

ここからは、脂肪吸引のダウンタイムの経過と症状を部位ごとに紹介します。個人差があるため、あくまで参考としてご覧ください。

顔(頬・頬骨下・顎下)

顔の脂肪吸引は、少量でも効果を実感しやすくダウンタイムも短い特徴があります。経過は以下の通りです。

  • 1日目:腫れ・痛みがみられ、内出血を伴うケースもある。
  • 3日目:むくみや内出血が少し改善されるが、まだ残っている。
  • 1週間後:腫れやむくみが落ち着き、内出血は黄色っぽくなって目立ちにくくなる。拘縮を感じ始める。
  • 2週間後:むくみ・内出血はほとんど消失する。
  • 1ヶ月後:拘縮が改善される。

顔の脂肪吸引では、施術直後から腫れ・痛み・内出血を伴いますが、1週間程度で目立ちにくくなります。気になる場合は、メイクでカバーできます。施術後2日〜1週間程度は、フェイスバンドで圧迫固定が必要なケースが多いため、固定中は仕事を休んで安静にしてください。

二の腕・肩

二の腕と肩の脂肪吸引は範囲がそれほど広くないため、ダウンタイムは比較的短く、内出血・腫れ・筋肉痛のような痛みのあとにむくみが生じます。経過は以下の通りです。

  • 1日目:二の腕全体に内出血・腫れが出現する。筋肉痛のような痛みがある。
  • 3日目:内出血・腫れ・むくみが落ち着き始める。
  • 1週間後:内出血・腫れ・むくみがほとんど改善され、痛みが気にならなくなる。
  • 3週間後:症状が消失し、拘縮が生じる。人によってはむくみが続くケースもある。
  • 2ヶ月後:拘縮による患部のつっぱり感が改善される。

二の腕と肩の脂肪吸引によるダウンタイムは、拘縮を含めると2ヶ月程度かかるケースもありますが、2〜3週間程度で症状が落ち着く場合もあります。腕を動かすと筋肉痛のような痛みが1日目から生じる可能性がありますが、ほとんどの場合は1週間程度で改善されます。目に見える症状として内出血や腫れなどがあげられます。二の腕をカバーできる服装を心がけ、ダウンタイムを過ごしてください。

お腹

お腹は脂肪吸引の範囲が広いため、ダウンタイムが長くなる傾向があり、特に内出血や腫れなどの症状が強くみられます。経過は以下の通りです。

  • 1日目:腫れ・内出血などの症状や筋肉痛のような痛みが現れ始める。
  • 3日目:内出血が広範囲にみられ、腫れが目立ってくる。むくみが出現する。
  • 1週間後:内出血・腫れ・むくみ・痛みが徐々に落ち着き始める。拘縮が生じる。
  • 1ヶ月後:拘縮以外の症状が落ち着き、お腹周りが引き締まった印象に近づく。
  • 2ヶ月後:拘縮が改善される。

お腹の脂肪吸引は内出血が顕著にみられ、範囲が広いのが特徴です。目に見える症状には内出血・腫れ・むくみがあり、強い筋肉痛のような痛みや拘縮も伴います。脂肪吸引を行った範囲・量によって症状が治まるまでの期間に個人差が生じます。

太もも

太ももはお腹と同様に脂肪吸引の範囲が広く量が多いため、内出血とむくみの出現が顕著でダウンタイムが長くなる傾向があります。経過は以下の通りです。

  • 1日目:内出血・むくみが太もも全体に出現する。強い筋肉痛のような痛みを伴う。
  • 3日目:しびれているような、ピりつく痛みに変化していく。
  • 1週間後:内出血・むくみが徐々に落ち着いてくる。膝周りには内出血が残るケースもある。
  • 2〜3週間後:残りの内出血と痛みが少しずつ改善される。拘縮が起こり始める。
  • 1ヶ月後:内出血がほとんど気にならなくなる。拘縮が続いているが、太ももの引き締まりを実感できる。
  • 2ヶ月後:拘縮による皮膚の凸凹やつっぱり感が治まり、1ヶ月後よりも全体的に引き締まって見える。

太ももの脂肪吸引では、まれに重力の影響で内出血やむくみがふくらはぎや足の甲に現れるケースがあります。傷を触りすぎると腫れる可能性があるため注意が必要です。特に立ち仕事をされる方は1週間程度、デスクワークの場合も3日程度は仕事を休んで安静に過ごすのが推奨されます。

脂肪吸引のダウンタイム中の注意点

脂肪吸引のダウンタイム中は、以下の点に注意して過ごす必要があります。

  • 飲酒や入浴、激しい運動は控える
  • 医師の指示に従う
  • 必要に応じて患部を冷やす

脂肪吸引のダウンタイム中は、飲酒・入浴・激しい運動を控え、医師の指示に従って過ごしてください。血行を促進する行為は、腫れや内出血を悪化させる恐れがあるため、施術後1週間程度は控える必要があります。腫れが気になる場合は、患部を冷やすと緩和に効果的ですが、冷やしすぎには注意が必要です。また、圧迫固定や処方薬の服用、マッサージについても医師の指示に従いましょう。

まとめ

脂肪吸引は部分痩せを希望する方に向いていますが、ダウンタイム中は肌の見た目が変わるケースが多いため、ご希望の部位に応じてどのような症状がでるのか把握することが大切です。
TCB東京中央美容外科では、顔(頬・頬骨上・アゴ下)・二の腕・肩の脂肪吸引が受けられます。セカンドオピニオンも行っているため、初めての方も他院での脂肪吸引に満足できなかった方も、お気軽に無料カウンセリングをご利用ください。

このQAを監修したドクター

鎌田 紀美子

銀座有楽町院 院長

鎌田 紀美子

天然美人メーカーとして、元から美人であるかのような違和感のない自然な仕上がりを得意としております。
昨日よりも今日が幸せなあなたであるように、お手伝いできる美容外科医を心がけています。

経歴
1998年
神戸大学法学部 卒業
2013年
東海大学医学部 卒業
2013年
板橋区医師会病院 形成外科
2013年
日本大学附属病院 麻酔科
2015年
品川美容外科 品川本院 部長
2017年
銀座国際美容外科池袋院 院長
2018年
銀座TAクリニック 院長
2021年
東京中央美容外科 八王子院 院長
2022年
東京中央美容外科 六本木院 院長
2024年
東京中央美容外科 銀座有楽町院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本静脈学会 会員
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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