Q顔の脱毛を行うとシミが濃くなると聞いたのですが本当ですか?

A

脱毛そのものが原因でシミができたり、濃くなることはありません。

脱毛によってシミが濃くなった、できたと感じる原因はいくつか考えられます。

①もともとあるシミがターンオーバーで浮き上がってきた

レーザー脱毛をすると、光が細胞を刺激して肌のターンオーバーを活性化させるため、通常よりも古い角質が剥がれやすくなり肌の生まれ変わりが早くなります。
その結果、脱毛前は肌の奥で見えにくかったシミが表面に浮き上がってはっきり見えるようになり、「シミができた」「シミが濃くなった」と感じることがあります。
ただし、これは一時的なもので、肌の生まれ変わりが進むにつれてシミは自然と消えていきます。

②冷却・保湿を怠った

脱毛後、まれに色素沈着を起こす可能性があります。脱毛自体というよりも、脱毛箇所の冷却や保湿などのアフターケアを怠ったことによって起こることがほとんどです。
アフターケアを怠ることで肌が回復するまでに時間がかかってしまい、結果的に外の刺激から肌を守るためにメラニンを増産しシミができてしまうのです。

③紫外線対策をしなかった

脱毛後の肌はバリア機能が低下して普段よりも外からの刺激を受けやすくなっているため、施術後に紫外線を浴びると、メラニン色素が過剰に生成されてシミになってしまうこともあります。脱毛は毛根に熱を加えるため、脱毛後の肌は軽く火傷を負っているような状態です。そのため、紫外線を浴びると、その刺激で肌が炎症を起こし色素沈着を起こす危険性が高くなります。

ただ、脱毛が直接的にシミをつくることはありません。
施術の際にレーザーを照射されるため、紫外線と同じようにメラニン色素が作られシミができてしまうのでは?と思うかもしれませんが、レーザー脱毛の光に紫外線は一切含まれていません。
レーザー脱毛の光は、紫外線よりもパワーの少ない「可視光線」や「赤外線」になります。可視光線や赤外線はメラニン色素を生み出す「メラノサイト」を刺激するほどのエネルギーを持っていません。
そのため、脱毛時の光が直接的な原因となってシミやそばかすを引き起こしたり、濃くしたりすることはありません。

このQAを監修したドクター

安本 匠

新宿三丁目院 院長

安本 匠

脱毛に関する意識は男女問わず拡大傾向にあるため、「一度はやってみたい」と思われた方も少なくないでしょう。
「脱毛」と一言で言っても方法はさまざまです。医療脱毛やエステ脱毛に加え、自宅で簡単に脱毛ができる家庭用脱毛器も身近なものになってきています。ワキやデリケートゾーンは蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすいこともあり、清潔に保ちたいという理由から脱毛を検討される方も珍しくありません。半永久的な脱毛を可能にする医療脱毛は、資格を有した医師の指導のもと行うため、万が一の肌トラブルにも適切なケアを受けることができます。まずは一度、カウンセリングにお越しください。患者様に適した脱毛プランを提案させていただきます。

経歴
2010年
山形大学医学部 卒業
2010年
山形大学医学部附属病院 循環器病センター
2011年
山形大学医学部附属病院 救命救急センター
2011年
日本海総合病院 外科
2012年
山形大学医学部附属病院 心臓血管外科
2013年
日本海総合病院 心臓血管外科 副医長
2014年
山形大学医学部附属病院 心臓血管外科 病院助教
2015年
TCB 東京中央美容外科 福島院 院長
2016年
TCB 東京中央美容外科 郡山院 院長
2017年
TCB 東京中央美容外科 仙台駅前院 院長
2023年
TCB 東京中央美容外科 新宿三丁目院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本外科学会 専門医
日本脈管学会 専門医
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医

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