顔のエラを解消!エラ張り顔の原因と解消方法を解説

2024/10/15 公開

2024/10/15 更新

顔のエラを解消!美容外科医がエラ張り顔の原因と解消方法を解説【エラ張り原因をセルフチェック】

「エラ張り顔」とは、顎から耳の付け根のフェイスラインが張り、顔の横幅が広く見える状態のことです。顔が大きく見え、髪形やメイクで隠しにくい部分でもあるため女性はもちろん、男性でも悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
顔のエラ張りの原因に合わせて正しい解消法を選択することで、理想のフェイスラインへ近付けることができます。
このコラムではエラ張りの原因やセルフチェック方法、自力での解消法から美容医療での解消法まで詳しく解説します。

「顔のエラ張り」の原因とは?

咬筋

「咬筋」とは、歯を食いしばったときに顎の外側で硬くなる筋肉のことで、食べ物を咀嚼するときに使われます。日常的に硬いものを好んで食べる方や就寝中の歯ぎしり、食いしばりの癖がある方は発達しやすいといわれています。
この咬筋の発達が原因でエラ張り顔になっている方が多くいらっしゃいますが、食いしばりの改善や美容医療によってエラを目立ちにくくすることが可能です。

骨格(下顎角の形状)

「下顎角(かがくかく)」とは、下顎骨の後方の角度のことです。具体的には顎の先から奥歯に向かうラインと、奥歯から耳に向かう骨のラインが交わる部分を指します。この下顎角が大きかったり角ばっていたりすると顔の横幅が広がり、エラが張っているように見えやすいです。
骨格によるエラ張りは、生まれつきの要素が大きく自力での解消法は難しいため、解消するためには外科的な手術が必要です。

脂肪

フェイスラインに脂肪が蓄積することによってフェイスラインがぼやけ、エラが目立つ原因となります。このタイプのエラ張りは食事や運動によってある程度改善することが可能です。
脂肪が原因のエラ張りは、年齢を重ねるとさらに目立ちやすくなります。加齢に伴い皮膚がたるむことで、顔全体の脂肪が下に移動し、エラの部分が強調されてしまうからです。

顔のエラが張る原因|セルフチェック方法

エラ張りが気になる場合、まずはその原因を特定することが重要です。顔のエラが目立つのは「咬筋」「骨格」「脂肪」どれが原因なのか、セルフチェックする方法をご紹介します。
鏡の前で歯を軽く食いしばり、エラ部分に手を当ててみましょう。

・食いしばったときに筋肉が硬く膨らむ場合
咬筋の発達が原因の可能性があります。咬筋が発達すると、顔全体のバランスが変わり、エラが強調されやすくなります。
・食いしばった時に筋肉が膨らまない場合
骨格が原因である可能性があります。エラ部分の骨が大きく角ばっている場合は、骨格によるエラ張りの可能性が高いです。
・食いしばっても筋肉が硬くならず弾力がある場合
脂肪が原因の可能性があります。脂肪が原因でエラ張りが目立っている場合、エラ部分が柔らかく、触ると弾力がある感じがします。脂肪によってフェイスライン全体がぼやけて見え、顔が大きく見えることが特徴です。

顔のエラを自力で解消する方法

食いしばりや歯ぎしりを防止する

咬筋の発達が原因でエラが張っている方は、日々の生活や就寝時などの無意識状態の食いしばりを改善することがおすすめです。
具体的には、以下の方法があげられます。

  • ・顎に負担のかかる固い食べ物は食べ過ぎないように気をつける(ガム等)
  • ・就寝時に顎が下がらないよう首周りにタオル等を巻く
  • ・就寝時にマウスピースを着用し、歯ぎしりを防止する
  • ・力を入れて歯を食いしばるような筋力トレーニングを控える

マッサージ

咬筋は意識せず頻繁に使用される筋肉のため、知らず知らずのうちに緊張状態になっていることもあります。咬筋や顔周りの筋肉をマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐし、エラ張りを軽減することが大切です。特に顔全体の血行を促進し、筋肉の張りを和らげるマッサージは、毎日行うことで徐々に効果が現れます。
マッサージは、エラ部分を中心に、指の腹を使って優しくほぐすように行います。強く押しすぎないようにし、リラックスした状態で行うことがポイントです。また、リフトアップ効果を狙う場合、頬骨の下から耳に向かってリンパを流すようにマッサージすると効果的です。

顔のエラを美容医療で解消する方法

エラボトックス注射

咬筋の発達が原因でエラが張っている場合、ボトックス注射を利用することが有効です。ボトックス注射は、過度に発達した咬筋の働きを一時的に緩和させ、筋肉の活動を抑えることでエラ張りを目立たなくします。ダウンタイムが短く効果も感じやすい治療です。
ボトックスの効果は一度の治療で数ヶ月持続し、定期的に受けることで長期的な効果を維持しやすくなります。

骨切り

骨格が原因のエラ張りには、外科的な手術である「骨切り」が効果的です。骨切り手術では、下顎の骨を削ることでエラ部分を縮小し、顔の輪郭を整えます。特にエラの角が目立つ方や、顔全体が大きく見える方に適した施術です。
骨切り手術は比較的大掛かりな手術であり、術後のダウンタイムが長いというデメリットもあります。術後は数週間の腫れや痛みが伴うため、しっかりとした準備とアフターケアが必要です。

脂肪溶解注射

脂肪が原因でエラが張っている場合は、脂肪溶解注射が効果的です。脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かし、体外へ排出する効果があります。顔のエラ部分の余分な脂肪を減少させることで、フェイスラインがすっきりとし、エラが目立ちにくくなります。
脂肪溶解注射は、数回の施術が必要な場合が多いですが、痛みも少なく、ダウンタイムも比較的短いため、手軽に行える美容医療として人気があります。

エラ張り治療に関するよくある質問

エラボトックス注射で頬がこけることはありませんか?

エラボトックスによって咬筋が縮小すると、頬がこけるのではないかと心配される方がいらっしゃいますが、正しく治療を行えばそのようなことはありません。TCB東京中央美容外科では、患者様の顔のバランスを見極め、適切な量のボトックスを注入することで、自然な仕上がりを実現します。

エラボトックス注射の効果を長持ちさせるためには?

エラボトックスの効果を持続させるためには、定期的な治療が推奨されます。また、日常生活で歯を食いしばる癖をなくすことや、血行が良くなる行為を避けるように心がけることが大切です。これにより、咬筋が再び発達するのを防ぎ、効果も長持ちします。

脂肪溶解注射は1回で効果を実感できますか?

1回でも効果を実感できる場合もありますが、数回施術を受けることでより一層小顔効果が期待できます。脂肪細胞を破壊して脂肪細胞の数自体を減らすため、リバウンドしにくい状態にすることが可能です。

まとめ|美容整形で顔のエラを解消するなら、慎重なクリニック選びが重要

顔のエラ張りを解消するためには、自分のエラ張りの原因を理解し、適切な対策を取ることが重要です。自力で改善する方法もありますが、より効果的な結果を求めるなら、美容医療の力を借りることが一つの選択肢です。

特にエラボトックスや骨切り、脂肪溶解注射といった施術は、顔の輪郭を効果的に整えるために多くの人々に選ばれています。施術を受ける際は、信頼できるクリニックと医師を慎重に選ぶことが大切です。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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