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2025/12/08 公開
2025/12/11 更新
すそワキガは、アポクリン汗腺がデリケートゾーンに多く存在し、ワキガのような臭いを発する状態です。遺伝やホルモンバランスの影響に加えて、耳垢が湿っている、アンダーヘアが太い・多いなどの特徴をもつ方に発症しやすい傾向があります。
このコラムでは、すそワキガの女性の特徴について詳しく解説します。
すそワキガの原因は、主に以下の5つです。
すそワキガには遺伝性があり、両親のどちらか一方にワキガ体質の方がいる場合、すそワキガになりやすいとされています。また、両親ともにワキガの場合はさらに遺伝する確率が高まるとも考えられています。
精神的なストレスは交感神経を刺激し、ワキガの原因であるアポクリン汗腺の活動が活性化する原因になります。また、妊娠や生理、更年期などによりホルモンバランスが変化すると、デリケートゾーンの臭いが強くなる傾向があります。
脂っこい食事や動物性たんぱく質を多く含む食事は、皮脂の分泌を促進してすそワキガの症状を強める恐れがあります。その他、睡眠不足や飲酒、喫煙など、複数の要因が絡み合っている場合もあるため、生活習慣にも注意が必要です。
カミソリによる剃毛や毛抜きでの自己処理を繰り返すと、デリケートゾーンで炎症が起こり、雑菌が繁殖して臭いが強くなる恐れがあります。また、アンダーヘアが長いと尿や汗が付着し、臭いが生じやすくなる可能性があります。
デリケートゾーンが蒸れると、雑菌が繁殖しやすい湿度になって臭いを悪化させる可能性があります。衣類の締め付けや通気性の悪さは、すそワキガの臭いを強める恐れがあるため注意が必要です。
すそワキガの女性には、以下の特徴があるケースが多いです。
すそワキガではない人が汗をかいた時の臭いは一時的なもので、正しく洗浄すれば気にならなくなることが多いです。しかし、すそワキガの場合は、毎日清潔にしても臭いが改善されない可能性があります。適切にケアしているにも関わらず独特な臭いがする場合は、すそワキガが疑われます。
尿やおりもの以外で、下着に黄色いシミがつく方は、すそワキガの可能性が高いと考えられます。アポクリン汗腺から分泌される汗には、脂質やたんぱく質などが含まれているため黄色く濁っているのが特徴です。「すそワキガかも?」と感じたら、下着のシミに注目してみましょう。
ワキガ体質の方は、軟耳垢という湿り気のある耳垢が出る場合が多いです。アポクリン汗腺は耳の中にもあるため、汗が多く分泌されることで耳垢が湿りやすくなります。軟耳垢の方が必ずしもすそワキガとは限りませんが、ワキガ体質の方は軟耳垢であるケースが多いです。
すそワキガの原因となるアポクリン汗腺は、脇の下や乳輪付近、陰部、耳の穴に存在します。脇の下がにおう「ワキガ」や、乳輪周辺がにおう「チチガ」の傾向がある方は、すそワキガである可能性が高くなります。デリケートゾーン以外の臭いも気になる方は、すそワキガを疑いましょう。
アポクリン汗腺は、毛穴とつながっています。毛が太いと、毛穴も大きくなることでより多くの汗が分泌され、臭いが強くなりやすいです。また、毛の量が多いと毛穴の数も多くなるため、汗の分泌量が増加します。
すそワキガの臭いは、人によって感じ方が異なりますが、以下のように例えられるケースが多いです。
すそワキガは、汗に含まれる脂質やたんぱく質、アンモニアなどが原因で特有の臭いを発生させます。自覚できないケースがあり、他人からの指摘で発覚することもあるでしょう。デリケートゾーンの臭いは性病や婦人科疾患が原因の恐れもあるため、放置せず医療機関を受診することが望ましいです。
すそワキガの治療法として、TCB東京中央美容外科では以下の3種類を取り扱っております。
ボトックス注射は切開を行わず、基本的に注射のみで治療を行うため、軽度のすそワキガに向いています。中等度のすそワキガには、吸引シェービング法がおすすめです。重度のすそワキガの場合は、アポクリン汗腺を直接目視しながら切除する剪除法が推奨されます。TCBでは、患者様の症状に応じて適切な方法をご提案します。
デリケートゾーンの臭いを軽減するセルフケアには、以下の方法があります。
十分な睡眠や適度な運動など、規則正しい生活習慣を送ることで、ホルモンバランスの乱れによる臭いを軽減する効果が期待できます。ストレスは自律神経の乱れにつながり、アポクリン汗腺を刺激する恐れがあるため、ストレス対策も重要です。
洗浄力の強いボディソープは刺激が強いため、デリケートゾーン専用のソープを使用して優しく洗うことが大切です。力を入れずに、優しく撫でるように洗浄しましょう。臭いを取ろうとして、何度も洗うと逆効果になるため注意が必要です。
脂質が多い食事や、動物性たんぱく質を多く含む食事を摂りすぎないようにしてください。野菜や豆類、魚を中心にしたバランスの良い食事がおすすめです。
カミソリや毛抜きによる自己処理は、すそワキガの症状を悪化させる可能性があります。適切に処理するためには、医療脱毛がおすすめです。雑菌の繁殖や蒸れを予防し、臭いを軽減する効果が期待できます。
デリケートゾーンの蒸れは臭いを強くする原因になるため、通気性がよくゆとりのある衣類を選択することが大切です。下着の素材は、通気性と吸湿性を兼ね備えたシルクやコットンなどの素材に変えてみることをおすすめします。また、タイトなスキニーやガードルなどはできるだけ控えましょう。
すそワキガは遺伝によって発症するケースと、後天的な要因で臭いが強くなるケースがあります。セルフケアで臭いが軽減できない場合もあるため、適切な治療を受けることが大切です。
TCBでは、3種類のすそワキガ治療を取り扱っております。すそワキガにお悩みの方は一度無料カウンセリングにお越しください。

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】
