ボトックス注射は腫れる？原因や対処法を詳しく解説

2024/09/09 公開

2024/09/09 更新

ボトックス注射は、小顔・部分痩せ・花粉症の改善など、さまざまな効果が期待できる美容医療です。注射のみで効果を得られるため、デメリットが少ない施術ですが、副作用で患部が腫れる可能性があります。
このコラムでは、ボトックス注射で腫れる原因や、腫れたときの対処法について解説します。これからボトックス注射を検討している方や、施術を受けたけれど腫れが引かない方は、ぜひ参考にしてください。

1 ボトックス注射とは
2 ボトックス注射で腫れる原因
3 腫れたときの対処法
4 ボトックス注射の副作用
5 まとめ

ボトックス注射とは

ボトックス注射とは、ボトックスと呼ばれる薬剤を注入し、神経伝達物質（アセチルコリン）の放出を抑えることで、筋肉の働きを弱める効果がある治療です。エラやふくらはぎなど、筋肉の発達が気になる部位に注入すると、小顔や部分痩せが実現できます。また、注入する部位により、ガミースマイル・肩こり・顔のしわなどの悩みも改善が可能です。交感神経や副交感神経にも作用するため、多汗症や花粉症の改善にも活用されています。

ボトックス注射で腫れる原因

ボトックス注射の治療後には、副作用の症状で患部が腫れる可能性があります。患部が腫れる原因として、以下の3つが考えられます。

注射による刺激
抗体の生成
水分の体積

ボトックスは注射器を用いて注入するため、針を刺した影響で毛細血管が傷つき、患部が腫れることがあります。注入するボトックスは、もともと体内に存在しない成分です。注入された薬剤を身体が異物だと判断し、抗体が作られる過程で腫れが発生する場合もあります。また、注入した部位がボトックスの体積の分だけ膨らみ、一時的に腫れたように見えている可能性もあります。

腫れたときの対処法

ボトックス注射後の腫れには、以下の対処法があります。適切な方法を把握し、症状が現れた場合は正しく対処してください。

患部を冷やす
安静に過ごす
医師に相談する

患部を冷やす

腫れが発生した場合、まずは患部を冷やしてください。冷やすと毛細血管の膨張が抑えられ、症状が徐々に治まります。保冷材を使用する際は清潔なタオルなどでくるみ、冷やしすぎないように注意してください。冷やしすぎると肌に負担がかかり、思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。

安静に過ごす

腫れは、通常1～3日程度で自然に治まりますが、過ごし方によっては症状が長引く可能性があります。飲酒・激しい運動・長時間の入浴・サウナ・マッサージなどの血行を促進する行為は、症状を悪化させる恐れがあるため、腫れが治まるまではお控えください。また、ボトックスは熱に弱い成分です。体温を上げる行為は効果を薄める原因になるため、治療後1週間は控える必要があります。

医師に相談する

腫れが治まらず症状が悪化した場合は、担当の医師にご相談ください。薬品や注射器によるアレルギー反応など、通常の腫れとは別の原因で、症状が引き起こされている可能性があります。

ボトックス注射の副作用

ボトックス注射の治療後は、腫れ以外にも、以下の副作用が発生する可能性があります。

赤み
内出血
注入部位の違和感
頭痛

腫れ同様、注射針が原因で発生する赤みや内出血は、通常1～3日程度で自然に治まります。症状が悪化しないよう、血行を促進する行為は控え、安静にお過ごしください。ボトックスを顔に注入した場合は、噛む力が弱まったり、表情がこわばったりするなど、違和感を覚える可能性があります。通常は1週間程度で治まり、生活に大きな支障をきたす心配はありませんが、ボトックスの注入量を減らすと症状は抑えられるため、不安な方は担当の医師に相談し、量を調整してください。また、注入した部位の筋肉が弱まるため、他の筋肉に負荷がかかり、頭痛が発生することもあります。一般的に数日で治まりますが、発熱やめまいなどの症状がある際は、医師にご相談ください。

まとめ

今回は、ボトックス注射の治療後に発生する腫れについて解説しました。腫れが発生した場合、通常1～3日程度で自然に治まりますが、正しい対処法を知らないと症状が悪化する可能性があります。治療後に腫れが生じた方は、患部を冷やして安静に過ごすよう心掛けてください。
TCB東京中央美容外科は、無料カウンセリングをご用意しています。相談だけでも構いませんので、ボトックス注射を検討している方はお気軽にお問い合わせください。