ニキビはステロイドで治る?悪化するケースや注意点も解説

2024/11/12 公開

2024/11/18 更新

ニキビはステロイドで治る?悪化するケースや注意点も解説

ニキビでお悩みの方のなかには、ステロイドでの治療を検討している方も多いのではないでしょうか。高い効果をもつステロイドですが、使用する際は注意点もあります。
このコラムでは、ニキビはステロイドで治るのか、悪化するケースや注意点、ステロイド以外にニキビを改善する方法について解説します。ニキビを改善したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ステロイドとは

ステロイドとは、副腎で作られる副腎皮質ホルモンを応用した薬剤です。外用薬や内服薬として使用され、かゆみや痛み、腫れなどの炎症を抑える効果があります。医療機関では、症状に応じて適切な強さのステロイド薬が処方されます。市販のステロイド薬は、処方薬と比べて効果がマイルドである点が特徴です。

ニキビはステロイドで治る?

ステロイドの抗炎症作用により、ニキビの赤みや腫れを軽減する効果が期待できます。炎症が強いニキビには、一時的に炎症を抑えるためにステロイドが処方される場合があります。

ステロイドでニキビが悪化するケース

ステロイドには免疫を抑制する作用があるため、細菌による感染を起こしているニキビの場合は、悪化する恐れがあります。一時的に炎症は抑えられますが、長期間使用すると皮膚が薄くなったり、免疫が抑制されてかえってニキビができやすくなったりするリスクがあるため注意が必要です。

ステロイドでニキビ治療をする際の注意点

ステロイドでニキビを治療する場合、いくつかの注意点があります。ここでは、以下の2つを紹介します。

  • 副作用
  • 他の人に処方されたステロイドを使用しない

副作用

ステロイド外用薬には副作用があり、以下のような症状が出る場合があります。

  • ・皮膚が薄くなる
  • ・かぶれる
  • ・毛が増える
  • ・酒さ
  • ・毛細血管が拡張して血管が浮いて見える

副作用は、使用するステロイドの強さや使用期間によって異なります。用法用量を守って使用すれば、副作用のリスクを抑えられます。医師の指導のもとで適切に使用してください。

他の人に処方されたステロイドを使用しない

ステロイドは症状や肌の状態に応じて処方されるため、他の人に処方されたステロイドを使用すると予期せぬ副作用が起こる可能性があります。必ず医師の診断を受け、自分に合ったステロイドを使用してください。

ステロイド以外にニキビを改善する方法

ステロイド以外にニキビを改善する方法

ステロイドの使用以外にも、日々のスキンケアや生活習慣の見直しなどによってニキビを改善する方法はあります。ここでは、以下の5つの方法を紹介します。

  • 適切な洗顔方法
  • 保湿ケア
  • 栄養バランスの取れた食生活
  • 十分な睡眠
  • 医療機関による治療

適切な洗顔方法

ニキビの原因になる毛穴詰まりを防ぐために、適切な洗顔が必要です。強くこすって洗うと皮膚に刺激を与えてしまうため、泡で優しく洗ってください。肌に優しい低刺激の洗顔料がおすすめです。

保湿ケア

洗顔後は必ず保湿してください。肌の乾燥は皮脂の過剰分泌やバリア機能の低下に繋がり、ニキビができやすくなります。

栄養バランスの取れた食生活

ビタミンやミネラルを取り入れ、バランスの良い食事を心がけてください。脂質や糖質を摂りすぎると、皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れに繋がり、ニキビができやすくなる場合があるため注意が必要です。

十分な睡眠

毎日十分な睡眠をとると、ホルモンバランスが整って肌のターンオーバーも正常に行われるため、ニキビの予防、改善に繋がります。規則正しい生活リズムを心がけてください。

医療機関による治療

医療機関では、内服薬や外用薬の処方、注射、点滴など、症状に応じた適切なニキビ治療が可能です。市販薬やセルフケアでニキビが改善しない場合は、医療機関での相談をおすすめします。

まとめ

このコラムでは、ニキビはステロイドで治るのか、悪化するケースや注意点、ステロイド以外にニキビを改善する方法について解説しました。ステロイドはニキビの炎症を一時的に抑える効果がありますが、使い方が適切でないと、ニキビの悪化や副作用の原因になる場合があります。医師の指導のもとで適切に使用してください。ニキビが長期間改善しない場合や跡が残ってしまった場合は、ステロイド以外の治療方法もあるため、再度医療機関の受診をおすすめします。
TCB東京中央美容外科では、患者様のお悩みに合わせたニキビ治療をご提案しています。相談だけでもかまいませんので、無料カウンセリングにてお気軽にお問い合わせください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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