クレーターのニキビ跡にはダーマペンが効果的？組み合わせ施術や他の治療方法も紹介

ニキビ跡はなぜクレーターになる？

軽度のニキビであれば、ニキビが治るとともに肌も綺麗になりますが、ニキビの炎症が酷くなるとニキビ跡として残ってしまう場合があります。
重度のニキビは炎症が表皮だけではなく真皮や皮下組織まで及んでいる状態で、コラーゲンやエラスチンが破壊されて肌に凹凸ができてしまいます。
クレーターは自然治癒やセルフケアによる改善が難しいため、医療機関での治療が必要です。

クレーターになったニキビ跡に効果的なダーマペン

クレーターになったニキビ跡には、ダーマペンの施術が効果的です。
ここからは、ダーマペンについて詳しく紹介します。

ダーマペンの仕組み

ダーマペンは、超極細の針で肌の真皮層に小さな穴をあけ、穴を修復しようとする創傷治癒力によって線維芽細胞を活性化する施術です。
線維芽細胞が活性化するとコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が増生されて、肌の凹凸を滑らかにします。
肌が本来もっている創傷治癒力によってクレーターを改善するほか、毛穴を引き締めたり、肌のハリや弾力を回復させたりする効果も期待できます。

クレーター治療の針の深度

ダーマペンは、施術内容によって針の深度を変えられる特徴があります。
クレーター治療は真皮に針を届かせる必要があるため、針は2.0～3.0ミリの深さが適切です。
ただし、針が深くなるほど痛みを感じたり、ダウンタイムが長くなったりするリスクもあるため、針の深度についてはカウンセリングで医師と相談してください。

効果を実感するまでの期間と回数

ダーマペンの施術に即効性はなく、一般的には1週間～2週間程度で効果が実感できるようになります。1回の施術でも効果を感じられますが、3～4週間に1回の頻度で、3～10回程度受けていただくとより効果的です。
ただし、クレーターの状態は患者様によって異なるため、複数回施術が必要になる場合や完治が難しい場合もあると理解しておきましょう。

ダーマペン後の注意点

ダーマペンの施術後は、施術部位の微細な穴から出血し、顔全体に赤みが生じる場合があります。当日はメイクやスキンケアができないため、赤みが気になる方は、マスクや帽子などを持参するとよいでしょう。
また、施術後12時間程度は洗顔も控える必要があります。肌に刺激を与えないよう気をつけて過ごしてください。
赤みや腫れなどの症状は、針を刺す深さやお肌の状態によって異なりますが、一般的には1週間程度で治まります。

組み合わせがおすすめの施術

ダーマペンだけでクレーターの改善が難しい場合は、他の施術との組み合わせがおすすめです。
ここからは、ダーマペンとの組み合わせがおすすめの施術について紹介します。

ヴェルベットスキン

ヴェルベットスキンは、ダーマペンにコラーゲンピールを組み合わせた施術です。
ダーマペンで肌に微細な穴を開けたあと、コラーゲンピールの薬剤であるPRX-T33を浸透させると、コラーゲン増生が促され創傷治癒力が高まります。
PRX-T33の主成分はトリクロロ酢酸、過酸化水素、コウジ酸で、特にトリクロロ酢酸には線維芽細胞を活性化させる作用があります。
過酸化水素はトリクロロ酢酸の炎症効果を低減させるため、炎症を抑えつつコラーゲンを増生させる点が特徴です。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、マイクロダーマアブレーション（物理的研磨）、ケミカルピーリング、美容成分導入を行う施術です。
水流でピーリングを行うため肌への刺激が少なく、肌表面や毛穴の奥の汚れを落としつつ、真皮のコラーゲン増生を促進します。
ダウンタイムとして、施術後に赤みが出たり、一時的に保湿機能が低下したりする場合がありますが、数日程度で治まります。

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フィロルガ注射

フィロルガ注射は、フランスのフィロルガ社が開発した細胞再生注射で、韓国では135注射やNCTFとも呼ばれています。
超高濃度ヒアルロン酸と54種類の美容成分が高配合されており、即効性が期待できます。
ダーマペンと併用すると、皮膚の奥まで美容成分が浸透するため、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の増生に効果的です。
ダウンタイムでは、軽度の腫れや内出血が生じる場合がありますが、腫れは2～3時間程度、内出血は1週間程度で消失します。

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幹細胞エクソソーム

エクソソームとは、細胞外小胞と呼ばれ、各臓器で細胞間への情報伝達や、損傷した細胞の修復、活性化をする物質です。
ダーマペン後に幹細胞エクソソームを導入すると、細胞の修復を促進するためコラーゲンやエラスチンの増生が通常よりも早く行われます。
さらに、肌のターンオーバーを促すため、乾燥や小じわなどの肌悩みも同時に改善できます。

ダーマペン以外のクレーター治療

ダーマペンはクレーターに効果のある施術ですが、ダーマペンよりも他の施術が向いているケースもあります。
ここからは、ダーマペン以外のクレーター治療について紹介します。

サブシジョン

サブシジョンは、皮膚の奥にできた線維を医療用の針でほぐし、クレーターを改善する施術です。
ダーマペンでもなかなか治らないクレーターの場合、真皮が筋膜に癒着して皮膚が線維によって引っ張られている可能性があります。
サブシジョンは、引っ張られている線維を物理的に切断するため、クレーターの改善が可能です。ダウンタイムとして内出血、赤み、腫れが生じる場合もありますが、1～2週間程度で症状は治まります。

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ポテンツァ

ポテンツァは、極細の針で真皮にRF（高周波）を照射するため、ターンオーバーを正常化させコラーゲンやエラスチンの産生を促します。
RFの熱エネルギーには止血作用があるため、ダーマペンに比べて照射時の出血やダウンタイムを抑えられる点が特徴です。
表皮に熱ダメージを与えずに、真皮にのみ作用するため皮膚表面への負担を軽減できます。
また、薬剤を真皮に届けるドラッグデリバリーシステムが搭載されているため、針を抜く際の空気圧で真皮内に薬剤を押し込み、均一に注入できます。
ダウンタイムとして、腫れ、赤み、内出血などが生じる場合がありますが、2～3日程度でおさまります。

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まとめ

クレーターになってしまったニキビ跡には、ダーマペンの施術がおすすめです。
ただし、お肌の状態によっては複数回の施術が必要なケースもあります。完治が難しい場合は他の施術が適している可能性もあるため、1度クリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。
TCB東京中央美容外科では、ダーマペンと併用できる豊富な薬剤や、さまざまなクレーター治療をご用意しています。
患者様のお肌の状態に合わせて適切な治療をご提案しているため、まずはカウンセリングにお越しください。

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