プラセンタ注射後は一生献血できない?理由やおすすめの対処法を紹介

2025/11/06 公開

2025/11/14 更新

プラセンタ注射は、更年期障害の緩和や疲労回復に効果が期待できる治療ですが、受けた方は感染症予防の観点からその後献血ができなくなる可能性があります。献血を検討している場合、後悔のないよう事前にデメリットを把握しておくとよいでしょう。
このコラムでは、プラセンタ注射やその他の経歴で献血ができなくなる理由や、対処法を紹介します。

プラセンタ注射後は一生献血ができない?

プラセンタ注射を受けると、生涯にわたって献血ができなくなる可能性があります。平成18年10月10日以降、プラセンタ注射薬の使用歴がある方の献血は、予防措置の観点から日本では禁止されています。これは、変異性クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染リスクが100%ないと断言できないためです。
vCJDは、脳に異常なプリオン蛋白が蓄積して脳神経が変性を起こし、発症からわずか数年で死に至る疾患です。
プラセンタ注射は重篤な副作用が起こるリスクが低いとされていますが、vCJDに対する安全性が現時点では実証されていないため、献血を検討している方は受けられません。また、プラセンタ注射薬の使用歴がない場合でも、血縁者にvCJDと診断された方がいる方は献血をご遠慮いただく必要があります。

プラセンタ注射後に輸血は受けられる?

プラセンタ注射を受けた方でも、他人からの輸血を受けることは可能です。プラセンタ注射を受けた方が献血できないのは、vCJDの原因となるプリオン蛋白を保持していた際に、提供した血液によって感染が広まる危険性を考慮しているためです。輸血を受ける場合は、製造に至るまでの過程で安全確認を十分に行った血液製剤が使用されるため、プラセンタ注射薬の使用歴がある方でも問題ありません。

プラセンタ注射後に家族間の輸血は可能?

プラセンタ注射使用の有無に関わらず、日本では血縁者への輸血は原則として行われません。血縁者同士での輸血は遺伝子の差が少ないため、移植片対宿主病(GVHD)のリスクが高まります。GVHDは、ドナーから提供された造血幹細胞に含まれるリンパ球が、輸血を受ける側に本来存在する正常な細胞を異物と認識して攻撃する合併症です。主に皮膚や消化管、肝臓などに症状が現れ、対処が遅れると重症化する危険もあります。
自分の親や子どもに輸血が必要になった場合に困るという理由で、プラセンタ注射を諦める必要はありません。輸血を行う場合は、ボランティアによる献血で提供された血液から製造した血液製剤を使用するため、血縁者から採集した血液がそのまま輸血されることは基本的にないでしょう。

プラセンタ注射後に他にできなくなることは?

プラセンタ注射を受けると、骨髄の提供や臓器提供もできなくなります。ただし、自身が移植を受けることは可能です。

骨髄の提供

製剤の種類に関わらず、プラセンタ注射を受けたことがある方は骨髄の提供ができなくなります。骨髄バンクでのドナー登録も不可能になり、既に登録している方は、取り消しが必要です。ヒトの胎盤から作られたプラセンタエキスではvCJDのリスクが否定できませんが、動物由来のプラセンタを使用した場合は、骨髄の提供が行える可能性があります。

臓器提供

プラセンタ注射を受けた方は、献血や骨髄と同様の理由で臓器提供ができなくなる可能性があります。ただし、vCJDの感染リスクや術後の注意点について十分理解したうえで、臓器移植を受ける側の意思が明らかである場合は、提供を行えるケースもあります。
プラセンタ注射を受けた方からの輸血や臓器提供によるvCJDのリスクが全くないとは言い切れませんが、2025年現在では日本における感染例は報告されていません。臓器提供を受ける側にとっては生死に関わる選択となる可能性もあるため、プラセンタ注射薬の使用歴がある方からの提供だとしても、受け入れるケースは少なくないでしょう。

プラセンタ注射と献血の両方を検討中の方におすすめの方法

プラセンタ注射に興味があるけれど、献血ができなくなることに抵抗がある方は、以下の方法をご検討ください。

プラセンタ内服薬を選択する

プラセンタには、注射以外にも内服薬やサプリメントなどを使用して摂取する方法があります。注射よりも吸収や効果の出る速度が遅いデメリットはありますが、通院の負担を軽減できるメリットがあります。飲むプラセンタは献血に影響しないため、両方を検討している方におすすめです。

レーザー治療や光治療を検討する

肌トラブルを改善するためにプラセンタ注射を検討している方には、レーザー治療や光治療がおすすめです。レーザー治療には、シミやそばかすを目立たなくしたり、しわやたるみを軽減する効果が期待できます。光治療は、広範囲にエネルギーを照射することで幅広い悩みに同時にアプローチできます。どちらの治療方法も、プラセンタ注射より少ない回数で効果を得られる可能性があるため、費用面でお悩みの場合もご検討ください。肌悩みに合わせて治療法を選択できるメリットもあるため、一度クリニックでカウンセリングを受けるのがよいでしょう。

まとめ

プラセンタ注射を受けた後は、基本的に一生献血ができなくなります。治療を考えている方はどちらを優先するか事前によく検討してください。また、プラセンタ注射以外にも献血が行えなくなるケースがあるため、輸血経験や既往歴などについては必ず申告しましょう。
TCB東京中央美容外科では、メルスモンとピュアプラセンタDR内服錠に加え、豚由来のプラセンタドリンクであるボンプラセンタを取り扱っております。プラセンタを取り入れたいけど、献血もしたいと考える方は一度ご相談ください。

このQAを監修したドクター

村田 大典

池袋駅前院 院長

村田 大典

美しい仕上がりはもちろんのこと、施術を受けた患者さんの人生が幸せに変化する事を目指す。
全国から指名が殺到するリピーター率トップクラスの予約困難ドクター。

経歴
杏林大学 卒業
東京女子医科大学 形成外科・皮膚科・麻酔科
TCB 東京中央美容外科 宇都宮院 院長
TCB 東京中央美容外科 新宿三丁目院 院長
TCB 東京中央美容外科 新宿西口院 院長
TCB 東京中央美容外科 池袋駅前院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本アンチエイジング外科学会 会員
日本静脈学会 会員
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
日本美容医療学会(JAPSA) 会員・認定医

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