ダーマペン施術後の皮むけはなぜ起こる?皮むけが起きた際の注意点を解説

2025/01/16 公開

2025/01/16 更新

ダーマペン施術後の皮むけはなぜ起こる?皮むけが起きた際の注意点を解説

ダーマペンとは、超極細の針がついたペン型の機器を使用して、肌に微細な穴を開け、自然治癒力を引き出す施術です。自然治癒力によってコラーゲンの生成やターンオーバーが促され、ニキビ跡や毛穴の開きなどの改善が期待できます。しかし、ダーマペン施術を検討しているものの施術後に皮がむけるという話を聞いて、施術を躊躇している方もなかにはいるでしょう。
このコラムでは、ダーマペンの施術後に皮がむける理由や皮がむけやすい部位、皮むけ以外に起こりやすい症状などを解説します。ダーマペンを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ダーマペン施術後に皮が剥ける理由

ダーマペンの施術後に皮がむける理由は、肌の自然治癒力が働いているためです。ダーマペンであいた穴を治そうとする過程でターンオーバーが活発になり、肌の外側の角層が剥がれ落ちて皮がむけます。
また、皮むけはダーマペンの針が深いほど、長引きやすくなります。皮むけは肌が再生している証のため、過度に心配する必要はありません。皮むけが治まるとともに、肌も綺麗になっていきます。
ただし、ダーマペン施術による皮むけは必ず全員に起こるわけではなく、皮むけ以外の症状が出るだけの方もいます。
ダーマペンの施術後に皮がむけなかったとしても、適切な施術が行われていれば得られる効果に差はありません。もし、施術効果について気になることがあれば医師に相談してください。

ダーマペン施術後に皮が剥けやすい部位

ダーマペン施術後に皮がむけやすい部位は、顔や首、手、デコルテなどです。
特に皮がむけやすいのが、皮膚が薄くてデリケートな顔の皮膚とされています。フェイスラインや額、頬骨の上、鼻筋の上などは、他の部位よりも皮膚が薄く症状が強く出る場合があるため、注意してください。
また、首や手、デコルテなども日光の影響を受けやすく、皮むけが起こりやすくなります。

ダーマペンのダウンタイム期間

ダーマペンによる皮むけは、施術後2〜3日程度経つと始まり、数日~1週間程度で治まることが多いです。皮むけが治まると、肌が綺麗になっていきます。しかし、皮膚の回復に時間がかかって、皮むけが2週間程度続くケースもあります。皮むけがひどい場合や長期間治まらない場合は、医師に相談してください。

ダーマペンの施術後に皮剥け以外に起こりやすい症状

ダーマペンの施術後に皮むけ以外に起こり得る症状としては、次のようなものがあります。

  • ・赤み
  • ・内出血
  • ・腫れ
  • ・痒み

なかでも、施術直後から現れやすいのが、肌の赤みと腫れです。

<赤み>

ダーマペンの施術後に多く見られる症状は、肌の赤みです。赤みは、針によって損傷した組織を治すために、血液量が一時的に増加して生じます。施術直後は赤みが強く出て痛みを伴う場合もありますが、赤みの多くが数日程度で治まるため、保湿をしながら様子を見てください。

<内出血>

ダーマペンでは、肌の深い層に針でダメージを与えるため、周辺の毛細血管が破れて内出血が現れる場合があります。
施術による内出血は一時的なもので、施術後1~2週間程度で治まります。内出血が気になって触ってしまうと治りが遅くなるため、極力触らないようにすることが大切です。また、血行が良くなると症状が長引く恐れもあるため、長時間の入浴や激しい運動は控えてください。

<腫れ>

ダーマペンの針による傷を修復するために血流量が増加し、施術後に腫れが起こる場合があります。針が深いほど肌の深層組織に与えるダメージが大きくなるため、腫れも強くなる傾向があります。
腫れも内出血と同様、患部を触ったり血行を促進したりする行為は避けてください。

<かゆみ>

ダーマペンの施術後は、傷が治る過程でかゆみが生じることがあります。かゆみの原因は、施術後の炎症や、肌のバリア機能の低下による乾燥などです。
かゆいからといって掻いたり擦ったりすると、傷が悪化する恐れがあります。通常、施術後数日程度で治まるため、極力傷口を触らないようにしてください。
もしかゆみが強い場合は、患部を冷やすと落ち着きやすくなります。

ダーマペン施術後の皮剥けで注意すること

ダーマペン施術後の皮むけで注意することは、次の4点です。

  • ・無理に皮をむかない
  • ・患部に刺激を与えない
  • ・低刺激のスキンケア用品を使う
  • ・肌への負担が少ないメイクをする

無理に皮を剥かない

ダーマペンの施術後に皮むけが起こった場合、無理に皮をむかないことが大切です。無理に皮をむくと皮膚を傷つけてしまい、皮むけが悪化したり治りが遅くなったりする恐れがあります。
施術後の肌は、肌のターンオーバーが活発化している状態です。皮を無理矢理むいてしまうと、新しい表皮まで一緒に剥がれてしまいます。皮膚が損傷して出血する恐れもあるため、注意してください。

患部に刺激を与えない

施術後に皮むけしている場合は、患部に刺激を与えないようにしてください。肌がデリケートな状態になるため、クレンジングや洗顔などで患部を擦ったり、必要以上に肌に触れたりする行為は避けましょう。
タオルで患部を強く拭いたり、パッティングして化粧水をつけたりする行為も肌の負担となります。
施術後は、肌に刺激を与えないよう細心の注意を払い、肌の回復力を高めることに努めてください。

低刺激のスキンケア用品を使う

普段のスキンケア用品は肌に刺激を与える恐れがあるため、低刺激のスキンケア用品を使用してください。施術後の肌は敏感な状態になっており、肌が炎症を起こす場合があります。施術後は、アルコール・エタノールフリーや敏感肌用のスキンケア用品がおすすめです。

肌への負担が少ないメイクをする

施術後の肌に与える負担を減らすために、皮むけ中は肌に負担の少ないナチュラルメイクに留めてください。濃いメイクを落とすには洗浄力の高いクレンジングを使う必要があるため、肌に大きな負担がかかってしまいます。
さらに、皮むけしている肌の場合、化粧下地やファンデーションなどがうまくのらないため、かえって皮むけが目立つ場合もあります。
あらかじめ注意点を理解しておき、外出の予定がない日程で施術を受けることもおすすめです。

ダーマペンによる皮剥けを抑える方法

ダーマペンの施術による皮むけを抑える方法は、次の5点です。

  • ・普段よりも入念に保湿する
  • ・紫外線対策を行う
  • ・激しい運動・入浴など血行が促進される行動を控える
  • ・ダーマペンの針を短くする
  • ・セルフダーマペンは行わない

普段よりも入念に保湿する

施術後の皮むけを抑えるためには、入念に保湿することが重要です。施術後の肌は、バリア機能が低下した状態のため、肌をしっかりと保湿して乾燥を防いでください。
また、冷房や暖房が効いた部屋でも肌は乾燥しやすくなります。日中の保湿ケアも忘れずに行いましょう。ミストタイプの化粧水を活用すると、外出先でも手軽に保湿ケアができます。

紫外線対策を行う

施術後の肌は、普段よりもダメージを受けやすい状態です。紫外線による刺激は肌の乾燥を招き、シミやしわの原因につながるため、念入りに紫外線対策を行ってください。
外出をする際は、帽子やサングラス、マスク、日傘などを活用しましょう。
また、紫外線は窓からも入ってくるため、室内でも日焼け止めを使用して紫外線対策をしっかりと行ってください。

激しい運動・入浴など血行が促進される行動を控える

ダーマペンの施術後は、血行が促進される行為を数日間控えることで、皮むけが起こりにくくなります。そのため、激しい運動や長時間の入浴などは避けてください。

ダーマペンの針を短くする

ダーマペン施術後の皮むけは、針の深さに比例するといわれています。そのため、皮むけを抑えたいのであれば、針を短くするのも1つの手です。
針の深さを長くすると皮がむける可能性が高まり、針を短くすると皮がむけない、もしくは症状を抑えられる可能性があります。肌の状態やお悩みによって適切な針の深さは異なるため、事前に医師と相談してください。

セルフダーマペンは行わない

通販で販売されている機器を使った「セルフダーマペン」は行わないようにしてください。セルフダーマペンの使用は肌トラブルを招く恐れがあるほか、肌の状態をより悪化させてしまう可能性も考えられます。
また、不衛生な環境で行うと傷口から雑菌が入って炎症を起こすリスクが高まります。ダーマペンの施術を受ける際は、クリニックの受診をおすすめします。

まとめ

ダーマペンの施術後に皮がむける理由は、肌の自然治癒力が働いているためです。皮むけは肌が再生していることのサインとされ、皮むけが治まるとともに、肌も綺麗になっていきます。皮むけ以外にも、赤みや内出血、腫れ痒みなどの症状も起こりやすいことをあらかじめ理解しておきましょう。
施術後の皮むけでは、無理に皮をむいたり患部に刺激を与えたりしないようにしてください。施術後の皮むけを抑える方法としては、入念な保湿や紫外線対策、ダーマペンの針を短くするといったことが挙げられます。
施術後の皮剥けについて理解を深めてから、施術を受けることが大切です。TCB東京中央美容外科では、ダーマペン4を使った施術を提供しています。
ダーマペンの施術を検討している方は、ぜひTCBにご相談ください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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