ニキビダニとは?症状や増殖する原因について解説

2024/10/16 公開

2024/10/24 更新

ニキビダニとは?症状や増殖する原因について解説

お顔のかゆみやひりつき、赤いブツブツなどの症状でお悩みではありませんか?一般的なアクネ菌によるニキビと症状は似ていますが、「ニキビダニ」が原因かもしれません。
このコラムでは、ニキビダニの症状や増殖する原因、予防方法、アクネ菌によるニキビとの見分け方について解説しています。ニキビダニによる肌トラブルでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ニキビダニ(顔ダニ)とは

ニキビダニとは、皮脂腺や毛穴のなかに生息する非常に小さなダニです。学名は「Demodex」といい、別名顔ダニとも呼ばれています。余分な皮脂を餌にして繁殖し、皮脂のバランスをとる働きをする常在菌です。誰の顔にも存在していますが、過剰に増殖すると肌トラブルの原因となる場合があります。

ニキビダニ(顔ダニ)の症状

ニキビダニ(顔ダニ)の症状

ニキビダニの過剰な増殖により引き起こされる症状は、主に以下の3つです。

  • 赤く腫れる
  • ひりつきやかゆみを感じる
  • 赤いブツブツができる

ニキビダニが毛穴や皮脂腺に侵入すると炎症反応が起こり、毛細血管が開いて肌が赤くなったり、皮膚が刺激されてかゆみやひりつきが生じたりします。また、ニキビダニのフンや死骸が毛穴に詰まりやすくなり、小さな赤いブツブツが肌にできる場合もあります。見た目は通常のニキビに似ていますが、ニキビ治療薬では改善しないため、自己判断をせず医師に相談してください。

ニキビダニ(顔ダニ)が増殖する原因

ニキビダニが過剰に増殖する原因は、皮脂の過剰分泌です。ニキビダニは皮脂を餌にするため、皮脂の分泌量が多いと増殖してしまいます。皮脂の過剰分泌が起こる主な原因は以下の4つです。

  • 化粧品の油分が残っている
  • 糖質や脂質の多い食事ばかりしている
  • ホルモンバランスが乱れている
  • ステロイド薬を長期間使用している

化粧品の油分が残っている

メイクが十分に落としきれていないと化粧品の油分が毛穴にたまり、皮脂を過剰に分泌してニキビダニが増殖しやすくなります。メイクをした日はクレンジングを使用してよく落とすようにしてください。クレンジング後に乳液をつけたコットンで肌を拭き、コットンに色がつく場合はメイクが残っています。しっかり落として肌の清潔を保ってください。

糖質や脂質の多い食事ばかりしている

食事で余分に摂取した糖質は、体内に中性脂肪として蓄えられます。中性脂肪は皮脂の分泌を増加させるため、ニキビダニの増殖に繋がります。糖質や脂質の摂りすぎを控え、バランスの取れた食事を心がけてください。

ホルモンバランスが乱れている

男性ホルモンの1つであるテストステロンが増加すると、皮脂の分泌量も増加します。テストステロンが増加する原因は、睡眠不足やストレスの蓄積などです。生活リズムを改善し、ホルモンバランスを整えるようにしましょう。

ステロイド薬を長期間使用している

ステロイド薬はさまざま皮膚疾患の治療に使用されていますが、長期間使用すると皮脂分泌が増加し、ニキビダニの増殖に繋がる可能性があります。また、ステロイドの免疫抑制作用によってニキビダニが繁殖しやすい皮膚環境になる場合もあるため、医師の適切な指導のもとで使用してください。

ニキビダニの増殖を予防するには?

ニキビダニの増殖を予防するには?

ニキビダニの増殖を予防するために、十分にクレンジングや洗顔をし、肌を清潔に保つケアが重要です。また、規則正しい生活やバランスのとれた食事を心がけ、皮脂の過剰分泌を防ぐ必要があります。

ニキビダニとアクネ菌によるニキビの見分け方

ニキビダニが原因の赤いブツブツとアクネ菌によるニキビは、症状や見た目が似ています。しかし、治療方法はそれぞれ異なるため、正しく見分けて適切な治療を行う必要があります。ニキビダニとアクネ菌によるニキビを見分けるポイントは、以下の2つです。

かゆみがある

かゆみが出ている場合や特定の部位に集中して症状が現れている場合は、ニキビダニが原因かもしれません。ただし、アクネ菌によるニキビも炎症が進行するとかゆみが出る場合があるため、自己判断せず、医師に相談してください。

ニキビ治療薬で何ヶ月も改善しない

ニキビ治療薬を何ヶ月か使用しても改善しない場合は、ニキビダニが原因である可能性があります。ニキビダニが原因の症状はニキビと異なる治療薬が有効であるため、医師に相談して適切な治療を行ってください。

まとめ

このコラムでは、ニキビダニの症状や増殖する原因、予防方法、アクネ菌によるニキビとの見分け方について解説しました。ニキビダニは、皮脂のバランスをとる働きをする非常に小さなダニですが、過剰に増殖すると肌トラブルを引き起こす原因となります。肌を清潔に保って生活習慣を整え、ニキビダニの過剰な増殖を抑えるケアが必要です。ニキビダニによる症状とアクネ菌によるニキビは見分けるのが難しいため、医師に相談し、適切な治療を行ってください。
TCB東京中央美容外科は、ニキビやニキビ跡を改善する治療をご用意しております。相談だけでも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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