脇の下にできるニキビの原因は?対策や注意点について解説

2024/10/24 公開

2024/10/24 更新

脇の下にできるニキビの原因は?対策や注意点について解説

脇の下にできるニキビは、他の部位と比べても特に不快で気になる悩みの1つです。汗や皮脂が溜まりやすく、摩擦が起こりやすいため、ニキビができやすい環境が整っています。
このコラムでは、脇の下のニキビの原因や対策、注意点について詳しく解説します。脇の下のニキビでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

脇の下のニキビの原因

脇の下にニキビができる主な原因は、主に以下の4つです。

  • 汗や皮脂の詰まり
  • 摩擦による刺激
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 脇毛処理

汗や皮脂の詰まり

脇の下には多くの汗腺が集中しており、汗をかくと皮脂が詰まりやすい部位です。皮脂や汗が毛穴に詰まると細菌が繁殖し、ニキビができやすくなります。また、運動後や暑い季節に制汗剤をつけすぎると、毛穴をふさいでニキビの原因になってしまうため、注意してください。

摩擦による刺激

脇の下は、服との摩擦によって肌が刺激され、炎症を起こしやすい部位です。また、タオルで強く擦ったり拭いたりする行為も、刺激となってニキビの原因になる場合があります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量が増加します。特に生理前後やストレスが溜まっている時期は、ホルモンバランスが乱れてニキビができやすい傾向があります。

脇毛処理

脇毛処理の際に、カミソリで傷をつけたり無理に毛を抜いたりすると、傷や毛穴から細菌が入り込み、ニキビができてしまいます。処理した後は肌がダメージを受けているため、十分に保湿をしてください。

脇の下にできやすいニキビの種類

脇の下にできやすいニキビは、以下の2つです。

  • 黒ニキビ
  • 赤ニキビ

ここでは、それぞれのニキビの特徴について解説します。

黒ニキビ

黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂や汚れが酸化して黒く見える状態です。脇の下は汗や皮脂が溜まりやすいため、黒ニキビができやすくなります。

赤ニキビ

赤ニキビは、毛穴が詰まって炎症を起こしている状態です。脇毛処理の際に細菌が侵入すると、炎症が起きて赤ニキビになりやすくなります。

脇の下のニキビに似ている症状

脇の下のニキビに似ている症状

脇の下のできものがニキビに見えても、異なる病気の可能性があります。ニキビと症状が似ている病気は、以下の5つです。

  • 帯状疱疹
  • 粉瘤
  • 毛嚢炎(毛包炎)
  • 脂肪腫
  • 化膿性汗腺炎

帯状疱疹

帯状疱疹は、体内に残った水疱瘡のウイルスが再活性化して発症する病気です。脇の下に水ぶくれができ、ピリピリとした痛みや違和感を感じます。

粉瘤

粉瘤は皮膚の下に袋状の構造物ができ、皮脂や角質が溜まって膨らむ病気です。悪化すると痛みが出るため、早めに受診してください。

毛嚢炎(毛包炎)

毛嚢炎は、毛穴に細菌が侵入して炎症を起こした状態です。脇の下は汗や皮脂が溜まりやすいため毛嚢炎が発生しやすく、見た目はニキビに似ています。

脂肪腫

脂肪腫は、皮膚の下にできる良性の腫瘍です。自然治癒はしないため、大きくなって気になる場合は手術で切除します。

化膿性汗腺炎

化膿性汗腺炎は、汗腺が詰まって炎症を起こし、膿が溜まる病気です。痛みや腫れを伴い、慢性化する可能性があるため、早めの治療が必要です。

脇の下のニキビを予防するには?

脇の下のニキビを予防するには?

脇の下のニキビを予防するために、日頃からできる対策は以下の4つです。

  • 脇を清潔に保つ
  • 生活習慣を整える
  • 食生活の改善
  • 適度な運動

脇を清潔に保つ

脇の下は毎日しっかりと洗浄し、清潔に保つ必要があります。特に運動後や汗をかいた後はすぐに拭いたりシャワーを浴びたりし、汗や皮脂を落としてください。

生活習慣を整える

睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌が増える原因となります。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間とリラックスできる時間を作ってください。

食生活の改善

油っこい食事や糖分の多い食べ物は、皮脂の分泌を増やし、ニキビを悪化させる原因の1つです。野菜や果物を多く摂り、バランスの良い食生活を心がけましょう。

適度な運動

適度な運動によって血行が促進され、新陳代謝が上がってニキビの予防になります。また、運動によってストレスが解消されるため、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。

脇の下にニキビができた時の注意点

ニキビを無理に潰すと細菌が入り込み、炎症が悪化したり、色素沈着を起こしたりする可能性があります。ニキビができたら、必要以上に触らないよう意識してください。また、市販薬やセルフケアだけで治療しようとすると、かえって悪化する場合があります。特に、炎症が悪化し長期間治らない場合は、早めに受診して適切な治療を受けてください。

まとめ

このコラムでは、脇の下にニキビができる原因や対策、注意点について解説しました。脇の下にできるニキビは、汗や皮脂の詰まり、摩擦、ホルモンバランスの乱れなどが原因で発生します。予防するためには、生活習慣を整え、脇の下を清潔に保つケアが必要です。ただし、粉瘤や化膿性汗腺炎などニキビに似た症状もあるため、長期間改善しない場合は医療機関で適切な治療を受けるようにしてください。
TCB東京中央美容外科は、患者様のお悩みに合わせて適切なニキビ治療をご提案いたします。相談だけでも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

関連したご質問

全国のTCBを探す

  • 都内
  • 関東
  • 北海道
  • 東北
  • 中部
  • 関西
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
  • Web予約をする
  • お電話・クリニック一覧
  • LINE相談・予約

電話予約受付時間:9:00~23:00 
診療時間:10:00~19:00(不定休)
※一部クリニックは異なります。
LINE相談・Web予約24時間受付中

公式SNS
 X
LINE
official-sponsor

TCB東京中央美容外科は福岡ソフトバンクホークスの
オフィシャルスポンサーです