ニキビの芯の正体とは？白い塊の原因と対処法を解説

2024/11/01 公開

2024/11/01 更新

白く隆起したニキビの芯は目立ちやすく、「早く治したい」と思う方が多くいらっしゃいます。適切な治療によって改善できますが、無理に押し出そうとすると跡が残る恐れがあるため、注意が必要な症状です。
このコラムでは、ニキビの芯の原因や対処法について解説します。ニキビの芯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

1 ニキビの芯とは
2 ニキビの芯ができる原因
3 芯の間違った対処法
4 芯の正しい対処法
5 まとめ

ニキビの芯とは

ニキビの中心で盛り上がっている硬い部分を、一般的に「ニキビの芯」と呼びます。医学的な定義はなく、ニキビの状態によって芯の正体は異なります。白い塊のように見える白ニキビの芯は、毛穴に詰まった皮脂や角質です。白ニキビの毛穴が開き、芯が酸化して黒くなると、黒ニキビになります。炎症が起きている赤ニキビは、毛穴の周辺が腫れるため、表面に芯は見えません。さらに悪化した状態が、化膿した黄ニキビです。黄ニキビは、膿がニキビの芯のように見えます。

ニキビの芯ができる原因

毛穴に詰まった皮脂や角質が、ニキビ発生の原因です。初期段階では、詰まっている皮脂や角質がニキビの芯になり、白い塊が生じます。ニキビが進行すると、毛穴で増殖したアクネ菌が原因で、黄ニキビになります。黄ニキビの芯は膿で、痛みを伴う可能性があります。

芯の間違った対処法

ニキビの芯を間違った方法で対処すると、肌がダメージを受けてニキビが悪化する恐れがあります。間違った対処法は下記の2点です。

押し出す
刺激が強いスキンケア

押し出す

症状を悪化させる恐れがあるため、ニキビの芯は無理に押し出さないでください。肌を傷つけて炎症を悪化させるだけではなく、手に付着した雑菌や細菌により、感染症を引き起こす場合があります。また、肌のダメージによってニキビ跡が残る可能性もあります。

刺激が強いスキンケア

洗浄力が強いスキンケア製品を使うと、必要な皮脂まで洗い流してしまう場合があるため、ニキビが悪化する恐れがあります。また、強く擦るなど、患部に刺激を与えると、ニキビが悪化する可能性があるため、注意が必要です。

芯の正しい対処法

芯があるニキビは、適切なケアで改善が可能です。主な正しい対処法は下記の3点です。

丁寧なスキンケア
生活習慣の改善
皮膚科・美容皮膚科での治療

丁寧なスキンケア

ご自身の皮脂量に合ったスキンケア製品を選び、丁寧に洗顔をして皮脂や汚れを落とします。洗顔後に顔を拭く際は、強く擦らないように注意してください。洗顔後には、乾燥を防ぐために保湿をすることが大切です。

生活習慣の改善

生活習慣の改善は、肌の健康につながります。十分な睡眠時間は、肌の代謝であるターンオーバーを促進します。また、バランスの良い食事は肌の健康を保つために大切です。ビタミンCやビタミンEなど、肌に良い栄養素が含まれている食べ物を積極的に摂取してください。

皮膚科・美容皮膚科での治療

皮膚科や美容皮膚科で治療を受けることも、ニキビの芯の改善に効果的です。医師の判断で、ご自身に合った適切な治療を受けられます。医療機関によっては、正しい方法でニキビの圧出が可能です。

まとめ

ニキビの芯は、皮脂や角質、膿など、ニキビの種類によって正体が異なります。膿になると痛みを伴う可能性があるため、悪化する前に対処することが大切です。間違った対処法を行うと悪化する恐れがあるため、正しい対処法で治療してください。
TCB東京中央美容外科では、無料カウンセリングをご用意しています。ニキビの芯でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。