鼻の下のニキビの原因と解決法|美肌を保つためのポイント

2024/10/30 公開

2024/11/01 更新

鼻の下のニキビの原因と解決法|美肌を保つためのポイント

鼻の下にできるニキビは顔の中でも特に目立ちやすく、多くの方が悩む場所です。原因を正しく理解し、美肌を保つための対策を行いましょう。このコラムでは、鼻の下ニキビの原因や治療方法、自宅でできるセルフケアを解説します。

鼻の下ニキビの原因

鼻の下のニキビは、顔の中でも目立ちやすく悪化しやすいです。皮脂腺が活発な鼻の下は、毛穴が詰まりやすいためニキビもできやすくなります。主な原因は以下3点です。

  • 不十分な洗顔やクレンジング
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 外部からの刺激

不十分な洗顔やクレンジング

不十分な洗顔やクレンジングは鼻の下にニキビができる原因になります。小鼻の周りは凸凹しているためメイクや汚れが落としにくい場所です。皮脂や汚れが十分に落としきれないと毛穴が詰まりやすくなります。化粧が残ったまま寝てしまうと、皮脂やメイク汚れが肌に残り炎症が起こりやすくなるため、毎日の洗顔とクレンジングはニキビ予防に欠かせません。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れが原因で皮脂分泌が過剰になると、毛穴が詰まりやすくなります。特に生理前や思春期は、男性ホルモンの影響で皮脂腺が刺激されて鼻の下にニキビができやすくなります。ストレスや不規則な生活もホルモンバランスに影響を与えるため、男女問わずニキビができる要因となります。

外部からの刺激

鼻の下は外部からの刺激を受けやすい部位です。頻繁に手で触れたりマスクの着用で摩擦が続いてしまうと、肌が刺激を受けて炎症を起こし、ニキビ発生のリスクが高まります。汚れた手や寝具、タオルから雑菌が入り込みニキビを発生、悪化させてしまう場合もあります。また、花粉症や鼻炎などで頻繁に鼻をかむ方は、乾燥から肌を守ろうとする影響で皮脂の分泌量が増加するため注意が必要です。

鼻の下ニキビの治療法

鼻の下ニキビの治療法の例

鼻の下のニキビが悪化してしまうと、セルフケアでの改善が難しい場合があります。その場合、クリニックでの治療を検討することをおすすめします。クリニックでの代表的な治療方法を紹介します。

ピーリング

ピーリングは、薬剤を用いて表皮の古い角質を剥離・除去し毛穴の詰まりを解消する治療です。肌の再生を促し皮膚の新陳代謝を整えます。ピーリング後は肌がデリケートになるため、保湿ケアと紫外線対策が大切です。

レーザー・光治療

レーザー治療や光治療(IPL)は、ニキビの炎症を抑え、肌のターンオーバーを促進する効果があります。また、ニキビ跡の色素沈着の改善にも効果的です。照射による刺激でアクネ菌の増殖を防ぎ、肌の再生を促進するため早期のニキビ改善が可能です。

内服薬・外用薬・コスメ

内服薬や外用薬を使用しニキビの炎症や皮脂分泌をコントロールすることも可能です。クリニックでは、ニキビの症状に合った薬が処方されます。また、ニキビ専用の化粧品を日常のスキンケアに取り入れニキビの予防を行うこともおすすめです。

自宅でできるセルフケアと対策

日常的に行えるセルフケアから鼻の下のニキビを予防していきましょう。

正しい洗顔とスキンケア

朝晩の洗顔では、皮脂や汚れをしっかり落としましょう。洗顔料をよく泡立てて優しく洗い、洗顔後は十分に保湿をすると肌のバリア機能が整います。乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こすため、洗顔後は速やかに保湿ケアを行うことが大切です。

市販薬の使用

ドラッグストアなどの市販薬でも、ニキビに効果のある製品が多く販売されています。
刺激が少なく、抗炎症成分が配合されたクリームやジェルタイプのものを選びましょう。
初めての方はクリニックに相談してから使用することをおすすめします。

生活習慣の改善

生活習慣の乱れはニキビの大敵です。バランスの良い食事と十分な睡眠をとると、ホルモンバランスが整い肌の調子も良くなります。ビタミンB群やビタミンCを含む食品を積極的に摂取しましょう。

刺激を与えない

紫外線は肌にダメージを与え、ニキビを悪化させてしまいます。日焼け止めを適切に使い、紫外線から肌を守りましょう。また、手で頻繁に触れると雑菌が付着し、炎症が悪化するためニキビに触れない習慣をつけることも重要です。産毛やひげを剃る時は、カミソリよりも刺激が少ない電気シェーバーを使用し、シェービングクリームを多めに塗り、丁寧な処理を行いましょう。

まとめ

鼻の下にできるニキビの原因と解決法について解説しました。正しいスキンケアと生活習慣の見直しを行い、必要に応じて医療機関での治療を受けてください。それぞれの症状に合った治療法を見つけてニキビを改善し、美肌を保ちましょう。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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