目の下のクマにPRP注射は有効ですか?失敗例などリスクも教えてください。

2022/03/24 公開

2022/10/28 更新

クマの種類によっては有効です。リスクとしてはしこりや膨らみが残ることが考えられます。

PRP注射とは

PRP注射とは、自分自身の血液から多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)という成分を抽出し、分離加工して気になる部分に注射をする皮膚再生医療です。
血小板には成長因子と呼ばれる成分が含まれており、その成長因子が持つ組織修復能力を利用して細胞の再生能力を引き出します。

PRP注射は目の下のクマ治療にも有効であり、主に青クマと茶クマに対して効果があります。
血行不良が原因の青クマには皮膚に厚みを出して血管が透けて見えるのを改善し、色素沈着が原因の茶クマには皮膚のターンオーバーを促進することで解消する効果が期待できます。

PRP注射のリスク・失敗例

PRP療法はしわやクマ、ニキビ跡の改善など幅広い効果が期待できる治療法ですが、過剰に注入したり濃度の調整を誤ると、想像以上に皮膚再生が行われ、注入箇所が過剰に膨らんだり、しこりとして残ってしまうことが考えられます。
そうなった場合、数ヶ月で元に戻る場合もあれば、しこりとして残ったままになってしまう場合もあります。
患者様一人ひとりの皮膚の厚みをしっかりと把握し、濃度や量の調整に注意が必要な治療です。

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このQAを監修したドクター

篠永 宏行

新宿三丁目院 部長

篠永 宏行

TCB上級指導医、美容外科学会専門医(JSAS)、日本外科学会認定登録医。
患者様の理想を叶えるべく、丁寧なカウンセリングを心がけています。
ナチュラルな変化から劇的な変化まで対応する技術を提供できるように、日々励んでいます。

経歴
2005年
熊本大学医学部 卒業
2005年
沖縄県立中部病院
2010年
沖縄県立宮古病院 外科
2012年
順天堂大学 小児外科・小児泌尿生殖器外科
2013年
品川美容外科
2018年
銀座TAクリニック 副院長
2019年
福岡TAクリニック 院長
2020年
東京中央美容外科 上野院 院長
2021年
東京中央美容外科 札幌駅前院 院長
2024年
東京中央美容外科 仙台駅前院 院長
2024年
東京中央美容外科 新宿三丁目院 部長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本美容外科学会(JSAS) 専門医
日本外科学会 認定登録医

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