【豊胸リスク】バレずにふっくらバストを手に入れるために知っておきたい5つのこと

2019/01/18 公開

2022/07/22 更新

ヒアルロン酸豊胸術・脂肪注入式豊胸術・バッグ挿入式豊胸術の豊胸リスク

「豊胸をしたいけれど、リスクが怖い!」そう思っていませんか? 世の中にある豊胸は、大きく分けて以下の3つに分かれています。「バッグ豊胸術」、「ヒアルロン酸豊胸術」、「脂肪注入豊胸術」 実際に豊胸をしたくてクリニックのページを見ても、いいことばかり書いてあって不安・・・。 そんな声を耳にし、”リスクを知らずに豊胸で失敗する人を救いたい!”そんな思いで、あえて”豊胸をしてよかった声”ではなくこの3大豊胸施術のリスクのみ掲載しています。

3つの豊胸術で一番リスクが少ないのはヒアルロン酸豊胸術

ヒアルロン酸・バッグ・脂肪注入の3つの豊胸術にはいずれもリスクがあります。それぞれ代表的なものに、

  • ・ヒアルロン酸→しこり
  • ・バッグ→カプセル拘縮(被膜拘縮)
  • ・脂肪注入→石灰化

があります。ヒアルロン酸と脂肪注入は注射で注入しますので、針を指したところに内出血が起こる場合があります。ヒアルロン酸豊胸術は、しこりができてもヒアルロニダーゼと呼ばれるヒアルロン酸溶解液を注入すればしこりが簡単に消えます。他の2つの豊胸術はリスクが出たら、症状によっては外科的手術が必要となります。ヒアルロン酸豊胸術は施術時間が20~30分と短く、ヒアルロン酸を注入するだけですので、痛みや腫れが最も少ない安全な豊胸術といえます。

ヒアルロン酸と脂肪注入とバッグの比較表

ヒアルロン酸豊胸術の一番のリスクはしこり

ヒアルロン酸が塊になり5%の確率でしこりになる

ヒアルロン酸の種類やクリニックの医師の技術によりますが、約5%の確率でヒアルロン酸がしこりになる可能性があります。しこりとはヒアルロン酸が体内に吸収される際、一部が体内に残り被膜が覆い固まってしまう現象です。 万が一しこりができてしまった際は、ヒアルロニダーゼと呼ばれるヒアルロン酸を溶解する酵素を使用して、しこりを分解します。分解されたしこりは体内に吸収されます。

極稀に起こるヒアルロン酸アレルギー

ヒアルロン酸自体、元々体内にある成分なのですが、極稀にヒアルロン酸アレルギーな方がいるようです。純粋なヒアルロン酸だとほぼ起こらないので、ヒアルロン酸豊胸術をしてアレルギー反応が出た場合は、おそらくヒアルロン酸以外の添加物アレルギーの可能性も高いです。

持続性は半年~2年で半永久的ではない

ヒアルロン酸豊胸の一番の懸念点は効果が半永久ではないことです。注入されたヒアルロン酸は半年ほどで減り始め、2年ほど経つとほとんど体内に吸収されてしまいます。ただしこれは何かあっても溶かせば大丈夫というメリットでもあります。ヒアルロニダーゼというお薬で積極的に溶かすことも可能です。ちなみにTCBヒアルロン酸豊胸術で使用されているヒアルロン酸は、従来のヒアルロン酸よりクオリティの高いヒアルロン酸を使用していますので、持続期間が長いのも特徴の一つです(従来製品より約30%長持ち)。

バッグ豊胸術の一番のリスクはカプセル拘縮

次にバッグ(人口乳腺)を挿入した場合のリスクについてです。

バストが硬くなるカプセル拘縮(被膜拘縮)

豊胸リスクの1つ・カプセル拘縮バスト

バッグを挿入する上で一番のリスクがカプセル拘縮(被膜拘縮)。カプセル拘縮の原因は体質や、表面がつるつるしたバッグを入れマッサージを怠り、被膜がバストを覆いテニスボールのように硬くなる症状です。 ただマッサージを丹念にしていただくと、カプセル拘縮になる確率は下がります。半永久的に豊胸したい方はマッサージを入念に行うか、マッサージ不要タイプのバッグを選ぶようにしましょう。

バストの形に左右差ができてしまう

豊胸リスクの1つ・バストに左右差ができてしまう

片方のバストにカプセル拘縮が起き、バストのサイズに左右差が生じてしまう症状です。この症状になってしまった場合はバッグを抜去し、再挿入するか、バッグではなくヒアルロン酸豊胸術など別の豊胸術でリカバリーをオススメいたします。

バッグがズレて二重あご(ダブルバブル)のようになる

豊胸リスクの1つ・バッグがズレて二重あご(ダブルバブル)のようになる

長年バッグを入れたままにしたり、大きいバッグを入れたり、挿入位置によって稀にバスト下部にバッグが落ち、バストが二段になってしまいます。ダブルバブルと呼ばれこの現象が起きた場合は、入れ替えを行う必要があります。その場合、バッグを少し小さめに入れ替えるか、あまり酷くなければヒアルロン酸を注入して通常のバストに整える方法もあります。

バッグが破損したりPIP社製バッグを使用している場合は抜去・入れ替えを

豊胸リスクの1つ・バッグがズレて二重あご(ダブルバブル)のようになる

TCBで使用している豊胸術用バッグは、ソフトコヒーシブシリコンジェルバッグと呼ばれ三重構造で衝撃に強く、中身もお餅のようなジェルになっていますので、体内で破損しても液漏れしません。また、強度も上がっているので通常の生活レベルでは破損の心配はありません。しかし、交通事故など激しい衝撃を受けると破損する可能性があります。 破損してしまうと、バッグ周辺で炎症を起こり癒着や肉芽腫になる可能性が高くなります。 他に抜去・入れ替えが必要なものに、フランスPIP社のシリコンバッグがあります。こちらのバッグは、破損しやすいためフランス政府が抜去を推奨しています。このバッグは日本でも使用された可能性もあるため、たとえ破損していなくてもPIP社だとわかり次第、抜去を行ってください。 少しでも違和感を感じたら、すぐにクリニックでご相談することをオススメします。 ※バッグの破損は、中身が漏れ出してしまうイメージをお持ちの方が多いと思います。 コヒーシブシリコンバッグは中身がお餅状になっており、万が一破損してもあふれ出してしまうことはありません。すべて除去することが可能な素材です。

バストがデコボコするリップリング

豊胸リスクの1つ・バストがデコボコするリップリング

バッグの縁が曲がってしまったり、バッグ自体が波打つことにより、バストの表面がデコボコとシワのようになって見える症状のことです。 この症状が出てしまった場合は、バッグの入れ替えや抜去、もしくはデコボコしてしまった箇所にヒアルロン酸を注入する方法もよいでしょう。

極稀に起こるバッグアレルギー

極稀にですが、シリコンアレルギーの方がバッグ豊胸術を行い、アレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃいます。シリコンアレルギーがないかどうかアレルギー検査をしてから、豊胸を行うことをオススメします。

乳がん検診に支障がある

シリコンバッグを入れてしまうと、マンモグラフィー検査の際にバッグの破損リスクが少なからずあります。(挿入後数ヶ月経過すれば、移動してしまうリスクはほとんどありません。)ですので検査は基本、エコー検査となります。バッグが挿入されているために病気を早期に発見できなかった事例もあります。また、豊胸手術がバレるのが恥ずかしく、検査を怠る方も多くいらっしゃいます。定期的に婦人科検査を行いたい方はバッグ以外の豊胸術が良いかもしれません。

横になると不自然に見えることも…

バッグを入れていると、寝たときバッグが盛り上がったままで輪郭も見えてしまい、不自然に見えてしまうことがあります。特に皮下脂肪が少なく小柄の方はその傾向があります。

バッグによってはマッサージをしなければならない

バッグの種類によっては、マッサージを毎日しなければなりません。 マッサージをしないと、カプセル拘縮などのトラブルが起こる確率が高くなったり、見た目が不自然になってしまいます。 また、マッサージは慣れるまで、かなり痛みを伴います。そのため、どうしてもバッグをいれた豊胸術をご希望であれば、バッグの種類をテクスチャードタイプと呼ばれる、表面がザラザラしたバッグを選択することをオススメします。

痛みが強い

3つの種類の豊胸術の中で、唯一皮膚を切開し、乳腺下(または大胸筋下)の組織をはがしますので一番痛みが強い豊胸術となります。 また術後マッサージが必要なタイプのバッグを挿入しますと、毎日マッサージをしなければならず、痛みに敏感な方には精神的にも肉体的にも苦痛を伴います。痛みに弱い方は、バッグの豊胸術よりマッサージ不要な、ヒアルロン酸豊胸術か脂肪注入豊胸術を選択されるとよいでしょう。

脂肪注入豊胸術の一番のリスクは石灰化

脂肪注入とはすなわち自身の脂肪を移植することです。脂肪はいくら自分のものであってもそこに必ず生着するわけではありません。むしろその脂肪が異物としてとらえられてしまうこともあるのです。

壊死を起こした脂肪細胞が石灰化してしこりになる

注入した脂肪が壊死しその周りをカルシウムで覆い石灰化する現象(まさに異物としてとらえられたことによる反応の1つ)を、しこり(オイルシスト)と呼ばれます。 このしこりが約1cmを超えると再手術をしなければなりません。バストの外から触ることができ、異物感を感じます。 しこりが脂肪注入による反応なのか悪性腫瘍なのかは生検しなくてはわからないこともあります。 石灰化はレントゲンや、CT検査、MRI検査をすると発見されますが、それが即座に豊胸とバレることはないものの、検査した医師はそのしこりについて精査すべきかの判断で脂肪注入をしたことを言う必要はあります。

感染症のリスク

大豊胸術はいずれも雑菌が入ることで感染するリスクはありますが、特に脂肪注入ではそのリスクが高くなります。バッグやヒアルロン酸は滅菌され雑菌がいないものを挿入しますが、脂肪は脂肪吸引したものを処理して注入します。取り扱いステップが多い分、感染症リスクは1.2割高くなります。

脂肪採取部位と注入箇所の両方に腫れと内出血がでる

脂肪注入豊胸術は、ご自身のなくしたい部位の脂肪を使用します。そのため脂肪を抜いた箇所とバストに注入した箇所の両方に腫れと内出血が出てしまいます。術後腫れや内出血が出てしまっても、患者様の体質にもよりますが約1週間ほどで時間経過と共に消えていきますので、あまり心配することはないでしょう。

サイズをあまり大きくできない

脂肪注入法の豊胸術はどれぐらい脂肪が取れるかによって結果が変わりますので、大幅なバストアップができません。今より1カップほど大きくしたい方に向いています。もっとバストアップしたい方はヒアルロン酸やバッグの豊胸術をオススメします。

体質によっては脂肪を注入してもすぐ吸収される

脂肪の定着率は患者様の体質や体型など個人差により違います。脂肪を注入しても半年も経たずに半分以上なくなり1年後には30%前後しか残らない場合もあります。

安全性が認められていないアクアフィリング

アクアフィリングは、成分がほぼ水で作られていて安全と謳っているクリニックがありますが、ジェル状充填剤の中では最もしこり、感染症などの健康被害が報告されております。韓国では2016年にアクアフィリングを使用した豊胸術を中止しています。安全性が確立されていないアクアフィリングは極力避けるようにしましょう。

トラブルを極力回避するために技術の高い医師クリニックを選ぶ

豊胸のリスクを最大限に減らすため技術の高い医師・クリニックをお選びください。

最後に全ての豊胸のトラブルを極力回避するために、医師の技術の高さも必須となるでしょう。 医師選びや良いクリニック選びの基準として…

  • ・メリット、デメリットをちゃんと伝えているか
  • ・安いだけをウリにしていないか
  • ・「日本形成外科学会(JSPRS)」か「日本美容外科学会(JSAPS)」か「日本美容医療協会(JAAM)」のどれかに所属しているか
  • ・リスクに関しての質問でもわかりやすく躊躇なく答えてくれるか
  • ・ダウンタイムの説明をしっかりしているか
  • ・学会研究を行っているか
  • ・豊胸手術の経験が豊富か
  • ・余計なオプションを勧めてこないか
  • ・アフターフォローをしっかりしてくれるか

などが大事です。 TCBでは上記いずれも満たした指導医が豊胸の担当をいたしますので是非ご相談ください。

最後に

豊胸術によって、それぞれリスクが違うことがおわかりいただけたかと思います。 このページでは、各豊胸のリスクに焦点を当てました。ただ、どのリスクも豊胸をしたからといって必ずしも症状が現れるわけではありません。リスクは豊胸に限らず、外科的手術全てに伴います。リスクに固執していては、夢が叶うことは難しいですし、リスクに固執することがリスクなのかもしれません。 筆者が過去に豊胸を受けた方のアンケートを読んでいると、リスクに関する回答はほぼなく、ほとんどの方はバストアップし女性としての自信をもてたことに感謝した内容ばかりでした。 正しく豊胸の知識を得て、ご自身の体質やご希望に合った豊胸をすれば、リスク以上の見返りがくることは間違いないでしょう!


このQAを監修したドクター

安本 匠

新宿三丁目院 院長

安本 匠

TCBの「エリア総括院長」として活躍。
患者様の理想に近づけるための治療プランを複数提案し、術式や予算、リスクについてご納得いただいた上でお選びいただけるよう、丁寧な説明を心がけています。
日本外科学会認定専門医

経歴
2010年
山形大学医学部 卒業
2010年
山形大学医学部附属病院 循環器病センター
2011年
山形大学医学部附属病院 救命救急センター
2011年
日本海総合病院 外科
2012年
山形大学医学部附属病院 心臓血管外科
2013年
日本海総合病院 心臓血管外科 副医長
2014年
山形大学医学部附属病院 心臓血管外科 病院助教
2015年
TCB 東京中央美容外科 福島院 院長
2016年
TCB 東京中央美容外科 郡山院 院長
2017年
TCB 東京中央美容外科 仙台駅前院 院長
2023年
TCB 東京中央美容外科 新宿三丁目院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本外科学会 専門医
日本脈管学会 専門医
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医

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