ヒアルロン酸による涙袋形成は奥目も可能?メリット・デメリットも解説

2024/12/10 公開

2024/12/11 更新

ヒアルロン酸による涙袋形成は奥目も可能?メリット・デメリットも解説

涙袋は、下まぶたにできる筋肉のふくらみです。涙袋があると目元を大きく見せることができ、若々しい印象を相手に与えられます。奥目で涙袋が目立ちづらい方の中には、涙袋を大きくしたいと思っている方もいるでしょう。このコラムでは、奥目の人のヒアルロン酸注入による涙袋形成の概要や、メリット・デメリットを解説します。クリニックの選び方のポイントも紹介しますので、クリニックを選ぶ際の参考にしてください。

奥目でも涙袋形成はできる?

奥目での涙袋形成が難しいのではないかと心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、奥目の方でも涙袋形成は可能です。ただし、奥目の方はまぶたの位置が前に出ており涙袋が目立ちづらいため、ヒアルロン酸を注入しても実感しづらい場合があります。また、ヒアルロン酸が流れやすいため、涙袋のデザインによっても効果の実感に差がでます。
これらの要因により、奥目の方がきれいな涙袋を形成するには、ある程度の注入量が必要となるでしょう。

ヒアルロン酸注入による涙袋形成とは

涙袋は「若々しさ」や「かわいらしさ」といった良い印象を与えやすく、ふくらみが大きいと目の存在感がアップします。ヒアルロン酸を注入することで涙袋を形成したり大きくしたりすることが可能です。ヒアルロン酸注入による涙袋形成の方法と涙袋形成がおすすめな方について解説します。

涙袋形成の方法や流れ

涙袋形成は目の下に数箇所針を指し、ヒアルロン酸を注入するのみで完了のため、所要時間は片側5分〜10分程度です。持続期間には多少の個人差がありますが、半年〜1年半程度です。ダウンタイムも短く、症状が出ない場合もあるため、手軽に受けられる施術としても人気があります。極細の針を使うので痛みはほとんどありませんが、それでも目の下に何度も針を刺すのが怖いと感じる場合は、マイクロカニューレを使用した注入法がおすすめです。マイクロカニューレは1つの穴からヒアルロン酸を多方向へ注入できるため、1回の注入で涙袋を形成できます。

涙袋形成がおすすめな方

涙袋は、若々しさやかわいらしさといった印象を相手に与えます。そのため、目を大きく見せたい方やかわいらしい目元をつくりたい方、女性らしい目元に憧れている方におすすめです。また、メイクで涙袋を描いていた方であれば、涙袋を形成することでメイク時間を短縮できます。もちろん女性だけでなく、若々しい印象を与えたい男性の方にもおすすめできる施術です。

ヒアルロン酸による涙袋形成のメリット・デメリット

ヒアルロン酸による涙袋形成には、メリットだけでなくデメリットも存在します。どのようなメリット・デメリットがあるのかを理解し、理想の涙袋を手に入れましょう。

ヒアルロン酸注入による涙袋形成のメリット

涙袋によって目元を大きく見せることができるのは、涙袋形成の大きなメリットです。目元が大きくなれば若々しく、かわいらしい印象を演出できます。
施術時間の短さも涙袋形成のメリットです。メスを使うことなく片側5分〜10分程度で施術できます。短時間の施術で目の印象を変えられるのは、涙袋形成の大きな魅力です。

ヒアルロン酸形成による涙袋形成のデメリット

涙袋に注入したヒアルロン酸は、時間の経過とともに少しずつ体内へ吸収されていきます。そのため、涙袋の状態を維持するには、定期的にヒアルロン酸を注入する必要があります。持続期間には個人差がありますが、半年〜1年程度が目安です。
施術後に腫れや内出血といったリスクが生じたり、左右で涙袋の大きさに差が出てしまったりする可能性もあります。また、たれ目形成をはじめとする下まぶたに関連する美容整形と涙袋形成は同時に行えないため注意が必要です。

ヒアルロン酸による涙袋形成で起こりうる失敗の例

ヒアルロン酸による涙袋形成は、短い所要時間で気軽に行えるため人気のある施術です。しかし、涙袋形成には以下のような失敗例も存在します。

  • ・涙袋が大きくなりすぎた
  • ・左右で差が出た
  • ・施術してもすぐに元に戻ってしまった
  • ・涙袋が青く透けてしまった

それぞれの失敗例について、詳しく見ていきましょう。

涙袋が大きくなりすぎた

ヒアルロン酸を涙袋に多く注入すると、涙袋が顔全体に対して大きくなり、不自然になる場合があります。大きすぎる涙袋は目の下のたるみのようになってしまい、あまり見栄えがよくありません。影が生じて黒いクマが目立ってしまう場合もあります。涙袋を形成する際は、不自然に感じない範囲の大きさにとどめておきましょう。

左右で差が出た

ヒアルロン酸の注入量が左右で違う場合や、ヒアルロン酸が体内へ吸収される量が違う場合、目が左右対称でない場合などに、左右で涙袋の大きさに差が出ることがあります。
目元の変化は非常に繊細なため、涙袋形成は医師の技術力で仕上がりに差が生まれやすい施術です。細かな注入量の調整にもしっかりと対応できるような、信頼できるクリニックを選びましょう。どのような涙袋を希望しているのか、カウンセリングを通して医師にしっかりと伝えることも大切です。

施術してもすぐに元に戻ってしまった

効果がすぐになくなってしまったというケースはヒアルロン酸の製剤に関係があります。ヒアルロン酸製剤は種類によって硬さや粒子の大きさなどに違いがあり、柔らかいヒアルロン酸製剤は体内に吸収されやすいです。硬い製剤を自然な状態になるように注入するには技術が必要なので、クリニック選びも重要です。また、「血管の多い場所に注入した」「分量が少なかった」「代謝が良い」などの理由で想定よりも早く製剤が吸収されてしまうケースもあります。

涙袋が青く透けてしまった

ヒアルロン酸を注入後、ヒアルロン酸が透けて涙袋が青く見えてしまう場合があります。このような現象は「チンダル現象」と呼ばれており、目の周りで施術を行った際に起こりやすいです。本来、ヒアルロン酸は下まぶたに注入するのですが、皮膚の直下に注入したり、何度も繰り返し注入したりすると、ヒアルロン酸が皮膚の浅い部分にとどまり続けてしまいます。結果、とどまったヒアルロン酸が青く透けてしまいます。

まとめ

目のヒアルロン酸注入によって、涙袋がない、あるいは小さい方でも涙袋を形成できます。奥目の方でも涙袋形成は可能ですが、綺麗な涙袋を形成するには注入箇所や注入量に注意が必要です。涙袋を大きくすれば、かわいらしい印象や若々しい印象を与えることができます。ヒアルロン酸による涙袋形成は、メスを使うことなく片側5分〜10分程度で施術できるため、短時間で目の印象を変えられます。ただし、涙袋が大きくなりすぎたり、左右で大きさに差が出てしまったりする場合もあるため、症例が多く実績があり、クリニックを選ぶとよいでしょう。
TCB東京中央美容外科では、「目元を大きく見せたい」「かわいらしい印象を作りたい」などのご要望にお応えできるよう、さまざまな施術をご用意しております。注射を1回で済ませたい方は、マイクロカニューレを使用した注入法を選択することも可能です。TCBでは無料のカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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