ヒアル顔とは?原因や具体例、予防法・対処法を紹介

2026/01/14 公開

2026/01/16 更新

「ヒアルロン酸注射を受けたいけど、ヒアル顔にならないか心配」「ヒアルロン酸で顔のパーツが大きくなりすぎてしまった」と感じた経験はありませんか?一般的に、ヒアル顔と呼ばれる状態は、注入量や注入部位のバランスが適切でない場合に起こることがあり、仕上がりに満足できない要因の1つとなる可能性があります。そのため、施術内容やリスクについて十分に理解したうえで、適切な方法を選択することが重要です。
このコラムでは、ヒアル顔の原因や具体的な失敗例、予防法や対処法などを紹介します。

ヒアル顔とは

ヒアル顔とは、ヒアルロン酸の過剰注入によって、顔の一部が不自然に見える状態を指します。具体的には、輪郭やパーツが腫れぼったく見えたり、顔全体のバランスが崩れたりするケースがあげられます。ヒアルロン酸注射は、適切な注入量と施術部位を守ることで、顔のバランスを整える効果が期待できる施術の1つです。しかし、仕上がりのバランスによっては、施術後の変化が目立ちやすくなる可能性があります。

ヒアル顔になる原因

ヒアル顔になる原因は、主に以下の3つです。

  • ヒアルロン酸を過剰に注入した
  • 部位によって効果の持続期間に差がある
  • 同じ部位へ短期間に複数回ヒアルロン酸を注入した

ヒアルロン酸を過剰に注入した

ヒアル顔と呼ばれる状態の要因の1つとして、ヒアルロン酸の過剰注入があげられます。ヒアルロン酸は時間経過とともに体内へ吸収されるため、適切な間隔で施術を行うことで、仕上がりを維持しやすい場合もあります。ただし、ヒアルロン酸を入れた状態に慣れてしまうと、適量では物足りなくなり、過剰注入につながる恐れがあります。
また、仕上がりは施術方法や判断によって左右される場合があります。大きいたるみや深いしわなどをヒアルロン酸注射のみで治療しようとする場合、適量以上のヒアルロン酸が必要となり、結果的に過剰注入を引き起こしやすくなります。

部位によって効果の持続期間に差がある

一般的に、ヒアルロン酸注射の持続期間は、注入する部位や体質によって差が出るとされています。顔の複数の部位にヒアルロン酸を注入した場合、吸収が比較的早い部位と、ゆっくり吸収される部位との間でバランスに違いが生じ、一部のボリュームが目立つ可能性があります。特に、目の下やあご、鼻などはヒアルロン酸が比較的残りやすい部位です。

同じ部位へ短期間に複数回ヒアルロン酸を注入した

同じ部位に短い間隔で繰り返しヒアルロン酸を注入すると、パーツのボリュームが過度に強調される可能性があります。また、注入量や状態によっては、時間の経過とともに見た目が不自然になるリスクも考えられます。同じ部位のみにヒアルロン酸を注入し続けると、全体のバランスに影響しやすいため注意が必要です。

ヒアルロン酸の過剰注入によって起こるトラブル

ヒアルロン酸を過剰に注入すると、以下の3つのトラブルを引き起こしやすくなります。

  • 仕上がりが不自然になる
  • 皮膚がたるむ
  • 副作用が起こりやすくなる

仕上がりが不自然になる

仕上がりの不自然さは、ヒアル顔の状態で指摘されやすい点の1つです。注入量や部位のバランスによって、顔全体の調和が崩れ、違和感を覚えやすくなります。また、表情を動かす際に不自然に見えるケースもあります。硬いヒアルロン酸など、製剤の種類や注入部位によっては、表情を作りにくくなる可能性も考えられます。

皮膚がたるむ

ヒアルロン酸の注入によって皮膚が張った状態が続くと、たるみを引き起こす可能性があります。その結果、皮膚の弾力が失われ、老けた印象になる恐れがあります。ヒアルロン酸が吸収されたあと、しわが気になりやすくなるケースも懸念されます。

副作用が起こりやすくなる

ヒアルロン酸注射には、腫れや痛み、内出血などの副作用があり、頻繁に施術すると、その都度これらの症状を引き起こす可能性があります。副作用の症状は時間の経過とともに落ち着くケースが多いですが、ダウンタイムの長さが毎回同じとは限りません。また、ヒアルロン酸の過剰注入はしこりを形成しやすくなります。まれに、ヒアルロン酸が血管を圧迫し、炎症や皮膚の壊死を引き起こすリスクも高まるため、注意が必要です。

ヒアル顔のパーツごとの具体例

ここからは、ヒアル顔の原因になる可能性のあるパーツごとの具体例を紹介します。

  • ほうれい線
  • 目の下
  • あご
  • おでこ・こめかみ

ほうれい線

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線が気になる場合に選択されることのある施術の1つです。ただし、ヒアルロン酸を入れすぎると不自然な見た目になり、頬や口周りとのバランスが崩れる可能性があります。また、将来的に皮膚が伸びてたるむリスクがあります。

目の下

目の下のヒアルロン酸注射は、涙袋形成やくぼみの改善を目指せますが、過剰注入によって目元が腫れぼったく見え、老けた印象になる恐れがあります。また、注入量を誤ると、チンダル現象(ヒアルロン酸が青白く透けて見える状態)を引き起こしやすいです。

唇のヒアルロン酸注射は、ボリューム感や形を整えたい場合に検討される施術です。ただし、注入量を誤ると、全体のバランスを無視した不自然な仕上がりになる恐れがあります。副作用の腫れやむくみと重なった場合、一時的に日常生活で不便を感じるケースも考えられます。

あご

あごのヒアルロン酸注射には、輪郭をシャープに見せたり、割れあごを改善したりする効果が期待できます。ただし、施術を繰り返すうちにヒアルロン酸が横に広がり、あごが太く見えてしまう恐れがあります。まれではありますが、注入量や状態によってトラブルが報告されることもあるため、十分な説明を受けたうえで判断することが重要です。

おでこ・こめかみ

おでこのヒアルロン酸注射は、しわや形が気になる場合に検討されますが、注入量が多すぎると不自然なふくらみや凹凸の原因になります。こめかみへの注入についても、くぼみの改善や見た目を整える目的として行われますが、過剰注入によって局所的にボリュームが強調されるリスクがあります。

ヒアル顔を防止するための工夫

ヒアル顔を防止するためには、以下の3つのポイントを参考にしてください。

  • 第三者の意見を参考にする
  • 部位ごとの注入量の目安を把握しておく
  • 適切な間隔で再施術を受ける

第三者の意見を参考にする

ヒアルロン酸注射後の見た目に慣れると、違和感に気がつきにくくなります。仕上がりについて不安を感じた場合は、第三者にどのように見えているか確認してみるのがおすすめです。医師のほか、家族や友人に相談するのもよいでしょう。

部位ごとの注入量の目安を把握しておく

ヒアルロン酸注射は、部位ごとに適切な注入量が異なります。一般的な目安を確認したうえで、状態に応じて注入量を調整していくことが重要です。慎重な判断が、仕上がりに関するトラブルを防ぐ一助となる場合があります。

適切な間隔で再施術を受ける

ヒアルロン酸注射の適切な施術間隔は、部位や個人差によって異なります。ボリュームの変化を感じたタイミングで再施術を検討するケースもありますが、間隔が短すぎるとヒアル顔の原因になるケースもあります。一度施術を受けた後は、医師と相談して再施術のタイミングを決めるとよいでしょう。

ヒアル顔になった場合の対処法

万が一、ヒアル顔になってしまった場合は、時間経過による吸収を待つか、ヒアルロニダーゼによる修正を検討しましょう。また、施術後から一定期間は腫れている可能性もあるため、保冷剤を清潔なタオルやガーゼなどで包み、注入したヒアルロン酸が移動しないように優しく当てて経過を観察してください。いずれの場合も、仕上がりに違和感を感じたら早めに施術を受けたクリニックに相談してください。

まとめ

ヒアルロン酸注射で理想の顔立ちを目指しても、バランスによってはヒアル顔と感じる状態になってしまう可能性があります。後悔を防ぐには、部位ごとの適切な注入量を把握し、医師とよく相談して施術を受けることが重要です。
TCB東京中央美容外科では、患者様のお顔の状態や希望に合わせたヒアルロン酸注射をご提案いたします。初めての方もお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
日本美容医療学会(JAPSA) 代表理事

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