ヒアルロン酸注射と医療ハイフがたるみに効果的な理由は?受ける順番も紹介

2025/01/16 公開

2025/01/16 更新

ヒアルロン酸注射と医療ハイフがたるみに効果的な理由は?受ける順番も紹介

顔のたるみを改善するために、「ヒアルロン酸注射」と「医療ハイフ(HIFU)」を、同時に治療を受けたいと考える方も少なくありません。
しかし、受ける順番や間隔によっては効果を十分に感じられない可能性もあるため、注意が必要です。
このコラムでは、ヒアルロン酸注射と医療ハイフについて、たるみに効果的な理由や併用するメリット、受ける順番などを紹介します。
2つの治療を併用したい方や、どちらを先に受けるか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

たるみが起こる理由

たるみが起こる理由

顔のたるみは皮膚だけではなく、骨格や筋肉、皮下脂肪など顔の組織全体が加齢の影響で変化するために起こります。加齢による骨密度の低下で骨が小さくなることに加え、皮下脂肪が減少し、位置が変わると筋膜や靭帯が緩みます。
脂肪が減った部分が骨ばって見えるとともに、重力によって脂肪や皮膚が下がってくるのがたるみです。たるみは複数の原因が絡み合って生じるため、患者様ごとに適切な治療を行う必要があります。

ヒアルロン酸注射と医療ハイフについて

ヒアルロン酸注射と医療ハイフについて

美容医療でたるみを治療する場合は切開を伴うフェイスリフトが効果的ですが、切開のない治療を希望される方も少なくありません。切開なしでたるみを改善できる、ヒアルロン酸注射と医療ハイフの違いを紹介します。

ヒアルロン酸注射がたるみに効果的な理由

ヒアルロン酸注射は、骨や脂肪などが減った部分を補い、顔全体に立体感を与える治療です。ヒアルロン酸の注入によって顔全体のボリュームが整うと、垂れ下がっていた脂肪や皮膚がもとの位置に戻り、リフトアップ効果を感じられます。
ヒアルロン酸でたるみを補う場合は、以下の場所への注入が効果的です。

  • こめかみ
  • 頬骨の下
  • ほうれい線
  • あご

適切な注入部位や量には個人差があるため、ヒアルロン酸注射を受ける際は、実績のある医師やクリニックを選ぶ必要があります。

ヒアルロン酸注射の施術ページはこちら

医療ハイフがたるみに効果的な理由

医療ハイフは、エネルギーを照射した箇所を引き締める施術です。超音波を真皮に照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進して、皮膚にハリと弾力を取り戻します。
また、皮下脂肪にピンポイントで照射して脂肪細胞を破壊し、SMAS層を引き締めて顔全体のたるみ改善が期待できます。
ヒアルロン酸注射で改善が期待できるのは初期のたるみだけです。重度のたるみには、医療ハイフの併用がおすすめです。

医療ハイフの施術ページはこちら

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用するメリット

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用するメリット

ヒアルロン酸注射と医療ハイフの併用によって以下のようなメリットがあります。

たるみ改善効果を高める

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用すると、片方の治療だけでは改善が難しいたるみにも効果を期待できます。
緩んだ皮膚やSMAS層を医療ハイフで持ち上げ、皮下脂肪が減少した部位にヒアルロン酸を注入することにより、フェイスラインを整える効果が実感できます。

肌にハリや弾力を与える

ヒアルロン酸注射はしわやくぼみを持ち上げ、医療ハイフはコラーゲンの生成を促進して肌のハリや弾力を取り戻します。
加齢によるしわや、フェイスラインのたるみを改善することでバランスを整え、若々しい印象を与えることが可能です。

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用する際の注意点

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用する際の注意点

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用する際は、治療を受ける順番や間隔に注意が必要です。

治療を受ける順番

ヒアルロン酸注射と医療ハイフを併用する場合、医療ハイフを先に受け、間隔を空けてからヒアルロン酸注入を行う順番が推奨されます。
ヒアルロン酸を注入してすぐ医療ハイフを受けると、副作用が強く現れるケースがあります。ヒアルロン酸注射の副作用である内出血が長引いたり、患部が腫れやすくなったりする恐れがあり、同日の施術は推奨されません。
また、注入したヒアルロン酸が変形したり移動したりするリスクがあるため、注意が必要です。

ヒアルロン酸の後に医療ハイフを受ける場合の治療間隔

患者様のご都合やご希望などにより、ヒアルロン酸注射のあとに医療ハイフを受ける場合、一般的に施術間隔を2週間程度空ける必要があります。
ただし、適切な間隔については患者様の状態や求める効果によって異なるため、必ず事前に医師と相談することをおすすめします。

ヒアルロン酸注射後に医療ハイフをすると溶ける?

ヒアルロン酸注射後に医療ハイフをすると溶ける?

ヒアルロン酸注射後に医療ハイフを受けても、ヒアルロン酸が溶ける心配はありません。リフトアップ目的の注入は、骨に近い部位となるため、医療ハイフの影響は受けにくいと考えられています。
ただし、注入したヒアルロン酸が変形したり移動するリスクはあるため、注意してください。

まとめ

ヒアルロン酸注射と医療ハイフは、どちらもたるみに効果のある治療です。併用するとより効果を感じられますが、医療ハイフを先に受け、間隔を空けてからヒアルロン酸注入を行う順番が推奨されます。また、継続的な治療を検討している方は、事前に医師と治療期間について相談してください。
TCB東京中央美容外科では、医師が患者様の皮膚・皮下脂肪などの状態を把握し、適切な治療を提案いたします。
ヒアルロン酸注射と医療ハイフの併用を検討している方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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