ヒアルロン酸注射後のマッサージはいつから可能?効果を長持ちさせる方法も紹介

2025/01/16 公開

2025/01/16 更新

ヒアルロン酸注射後のマッサージはいつから可能?効果を長持ちさせる方法も紹介

ヒアルロン酸注射の後に注入箇所をマッサージすると、思わぬ方向に製剤が移動したり、副作用が悪化したりする可能性があります。ヒアルロン酸注射後にマッサージを受けたい場合、いつから受けられるのか、もし受けてしまった場合はどうしたらいいのかなど、疑問を抱える方も少なくありません。
このコラムでは、ヒアルロン酸注射後のマッサージについて、やってはいけないこと、長持ちさせるためのポイントを紹介します。
治療を検討している方、いつからマッサージを受けてよいか知りたい方は、ぜひご覧ください。

ヒアルロン酸注射後のマッサージについて

ヒアルロン酸注射後のマッサージについて

ヒアルロン酸注射後のマッサージについて、いくつかの点を紹介します。

  • マッサージをしてはいけない理由
  • マッサージはいつからなら可能か
  • マッサージをしてしまった場合
  • 移動してしまった場合は自力で治せるのか

マッサージをしてはいけない理由

ヒアルロン酸は、注射後に定着するまで2週間程度かかります。定着する前にマッサージなどの患部を強く押す行為をした場合、ヒアルロン酸が移動したり、定着が遅くなったりするリスクがあります。マッサージによって血行がよくなると、腫れや内出血などの副作用が悪化する可能性もあるため、医師から伝えられた期間内はマッサージを避けてください。

マッサージはいつからなら可能か

ヒアルロン酸注射後のマッサージは、製剤の種類や注入した箇所によって期間は異なりますが、一般的には1~2週間程度避ける必要があります。ヒアルロン酸注射後は、しこりが副作用として現れる場合がありますが、1~2週間で自然になくなります。マッサージで除去しようとすると、製剤が移動してしまう可能性があるため控えてください。

マッサージをしてしまった場合

ヒアルロン酸注射後にマッサージをしてしまった場合は、製剤が動いてしまうリスクがあるため、すぐに治療を受けたクリニックに相談してください。特に、副作用の腫れや内出血、痛みなどの症状が悪化している場合は、適切な処置をする必要があります。

移動してしまった場合は自力で治せるのか

ヒアルロン酸が移動してしまった場合、ご自身でもとの位置に戻すのは難しいです。ヒアルロン酸を移動させたいからといって、わざとマッサージや強い力を加える行為は控えてください。ヒアルロン酸注射は、ただ注射をするだけの簡単な治療ではなく、皮膚の構造や製剤の種類、適切な注入量や位置についてしっかりと理解している医師が行います。万が一移動してしまったと感じたら、ご自身で治そうとするのではなく、すぐに治療を受けたクリニックに相談してください。

ヒアルロン酸注射後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸注射後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸注射後は、以下の行動を控えるよう注意が必要です。

  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 長風呂・サウナ
  • 日焼け
  • メイク

ヒアルロン酸注射後に飲酒や激しい運動、長風呂、サウナなどをすると、血行がよくなり腫れや内出血などの副作用が悪化する可能性があります。普段からお酒を嗜む方も、治療後2~3日程度は飲酒を控え、安静に過ごしてください。軽いウォーキング程度なら問題ないケースもありますが、ジョギングや筋トレなどの運動は治療後1週間程度は控える必要があります。通常の入浴は治療の翌日から可能ですが、長風呂やサウナは副作用を悪化させるため、注意が必要です。
ヒアルロン酸注射後は、肌が敏感になっているため紫外線の影響を受けやすい状態です。紫外線のダメージを受けると、ヒアルロン酸の効果を得られないことに加え、色素沈着を引き起こす可能性もあります。日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子を活用したりなど、紫外線対策を怠らずに行ってください。
ヒアルロン酸注射後は、当日からメイクが可能ですが、注入した部位へのメイクは注意が必要です。特に、リキッドファンデーションやクッションファンデーションなどは、患部から雑菌が入り込み炎症を起こす可能性があります。治療後のメイクが心配な方は、医師に相談してください。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためのポイント

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるためのポイント

ヒアルロン酸は、時間とともに体内に吸収されて効果が薄れていく治療ですが、長持ちさせるためには以下のポイントがあります。

  • 注入部位に合わせたヒアルロン酸の選択
  • 生活習慣の見直し
  • 定期的な治療

注入部位に合わせたヒアルロン酸の選択

ヒアルロン酸には多くの種類があり、クリニックによって扱っている製剤が異なります。価格だけで選んでしまうと、製剤の持続期間が短い場合も考えられます。治療部位やご希望によってさまざまなヒアルロン酸を使い分ける必要があるため、適切なヒアルロン酸の種類をを提案できる経験豊富なクリニックを選択することが大切です。

生活習慣の見直し

ヒアルロン酸が体内に取り込まれる速度には個人差があり、原因の1つとして生活習慣があげられます。栄養不足や睡眠不足などで生活習慣が乱れていると、体内のヒアルロン酸が減少して注入したヒアルロン酸で補うようになり、結果的に吸収が早くなる可能性があるため注意が必要です。生活習慣を見直して、バランスのとれた食生活や質のよい睡眠を心がけると、ヒアルロン酸の効果が長持ちする可能性があります。

定期的な治療

ヒアルロン酸は、時間の経過とともに徐々に体内に吸収され、効果を感じられなくなるのが特徴です。治療の効果を長持ちさせたい場合は、効果がなくなる前に再度ヒアルロン酸注射を打つと、定期的な治療によって、効果を長持ちさせられます。治療頻度は、早すぎても遅すぎても効果に影響を及ぼす可能性があるため、医師と相談のうえ、適切な間隔で受けてください。

まとめ

ヒアルロン酸注射の治療後は、1~2週間程度マッサージを控える必要があります。場合によっては、ヒアルロン酸が定着するまで1ヶ月程度かかるケースもあるため、マッサージを受ける時期は医師との相談が必要です。激しい運動・サウナなどの血行を促進する行為や、日焼け・メイクなどの患部に刺激を与える行為も、治療後は控えてください。
TCB東京中央美容外科では、ほうれい線、目の下のくぼみ、顔のパーツを整えるなどさまざまな用途のヒアルロン酸をご用意しています。しわが気になる方、ヒアルロン酸でふっくらとした肌を形成したい方は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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