ヒアルロン酸注射をやめたらどうなる?打ち続ける場合の注意点も紹介

2025/02/25 公開

2025/02/25 更新

ヒアルロン酸注射をやめたらどうなる?打ち続ける場合の注意点も紹介

ヒアルロン酸注射は、美容医療の中でも人気のある治療です。しかし、ヒアルロン酸注射をやめた場合や打ち続けた場合のリスクについて正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。このコラムでは、ヒアルロン酸注射をやめたときの影響や継続しヒアルロン酸注射を打ち続ける場合の注意点について詳しく解説します。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射は、肌のしわやたるみを改善する効果がある美容医療です。体内に存在する保湿成分であるヒアルロン酸を注入し、肌のハリや弾力を取り戻します。部位によっては形成も可能で、自然な仕上がりと比較的短いダウンタイムが特徴です。

ヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する保湿成分で、年齢とともに減少していきます。ヒアルロン酸注射では、不足部分を補充して皮膚を内側から支えることができ、額や眉間などのしわ改善、目の下のクマやこめかみの凹み改善、ほうれい線の緩和、頬のボリュームアップなどの効果があります。唇や鼻筋への注入では形成も可能で、年齢による変化を目立たなくして若々しい印象を作ります。自然な見た目が保たれるため、人気な美容医療の1つです。

ヒアルロン酸注射の持続期間

ヒアルロン酸注射の持続期間は製剤の種類によって異なり、1ヶ月と短い持続効果の製剤から2年程度持続するものまであります。体質によりますが、体内で徐々に分解されるため効果を維持するには定期的な治療が必要です。

ヒアルロン酸注射をやめたらどうなるのか

ヒアルロン酸注射をやめたらどうなるのか

ヒアルロン酸注射をやめた場合、肌の状態や感じ方にどのような変化が起こるのか理解することが重要です。

皮膚が伸びたりたるんだりする可能性がある

ヒアルロン酸は、不足しているボリュームを補うために使用されるため、通常はしわや凹みに注入しても皮膚は伸びません。しかし、十分なハリや弾力もある凹みのない部位に過剰にヒアルロン酸を注入してしまっていた場合、皮膚がたるんだり伸びてしまう可能性があります。ヒアルロン酸注射の際には適切な部位への適切な量の注入が大切です。

元の状態に近づいていく

ヒアルロン酸注射の効果は一時的で、ヒアルロン酸は体内で徐々に分解され吸収されていきます。その結果、ヒアルロン酸を注入した部分のボリュームが少しずつ減少し、元の状態に戻ります。

物足りなさを感じる場合がある

ヒアルロン酸の注入で理想の見た目を手に入れて効果を実感している分、治療をやめると以前の状態に戻る過程で物足りなさを感じる場合があります。特に、長期間にわたって継続して治療を受けてる方は仕上がりに見慣れているため、元の状態に戻った自分の顔に違和感を覚える可能性があります。

老けたと感じる可能性がある

ヒアルロン酸注射をやめると、肌が元の状態に戻ることで老けた印象を持つ方もいるかもしれません。年齢が原因である可能性もありますが、過剰にヒアルロン酸を注入して皮膚が伸びてしまった場合、完全には元に戻らず、製剤が吸収された後に皮膚がしぼんでたるんだり、しわが増えたりして老けて見える可能性があります。

ヒアルロン酸注射は打ち続けてもよいのか

ヒアルロン酸注射は、適切な部位に必要な量を正しい間隔で行うならば問題なく継続して受けられる治療です。ヒアルロン酸の効果は時間の経過により薄れていきますが、すべてが体内に吸収された後に再び注入しても問題はありません。ヒアルロン酸を継続的に打ち続けることで長期間にわたり効果を保てます。治療のペースを早めたり必要以上に注入した場合、副作用が起こる可能性が高まるため、医師に相談して自分に合ったペースで治療を行いましょう。

ヒアルロン酸注射を打ち続ける場合の注意点

ヒアルロン酸注射を打ち続ける場合の注意点

治療時に副作用やリスクが高まる

ヒアルロン酸注射を受ける度に、副作用やリスクが増してしまうことも理解しておきましょう。内出血や腫れなどの副作用があったり、過剰な注入による左右非対称やしこりなどのリスクが高まる可能性があります。信頼できるクリニックや医師での治療がおすすめです。

表情が不自然になる可能性がある

ヒアルロン酸注射を打ち続けると、顔全体のバランスが崩れて不自然に見えてしまう可能性があります。注入部位や量のバランスが崩れると、表情にも影響がでてしまうため経験豊富な医師と適切な量をしっかり相談したうえで、過剰な注入を防ぐことが大切です。

精神的にヒアルロン酸に依存してしまう

ヒアルロン酸注射は効果を感じやすいこともあり、コンプレックスを解消するために何気なく治療を始めた方でも、このまま理想の見た目を永久的に維持したいという思いから依存してしまう場合もあります。ヒアルロン酸注射の効果に慣れすぎると、治療を繰り返し過剰に注入してしまう可能性もあるため、結果的に後悔しないために慎重な判断が必要です。

ヒアルロン酸注射で後悔しないために

ヒアルロン酸を安全に注入するには、経験豊富な医師やクリニックを選び、適切な注入量や頻度で行うことが大切です。ヒアルロン酸注入による副作用も、注入量や注入部位の判断が適正であれば避けられる場合が多いです。ヒアルロン酸注射で後悔しない方法について解説します。

経験豊富な医師やクリニックを選ぶ

ヒアルロン酸注入には、医師の高い技術力と知識が必要です。クリニックのホームページやSNSで症例写真をチェックしてもよいでしょう。医師の技術やクリニックの評判を確認し、信頼できる場所で治療を受けることが重要です。

ヒアルロン酸の注入量や頻度に注意する

治療前にしっかりカウンセリングを受け、適切な量でヒアルロン酸注射を行ってください。不自然ではないか、効果がまだ残っているかなどを周りの人に意見を求めてもよいでしょう。ヒアルロン酸注射は、医師の指導のもと適切な頻度で安全に続けることをおすすめします。

まとめ

ヒアルロン酸注射はしわの改善や肌のボリュームアップ、輪郭形成などの効果があり、継続的な治療で理想の効果や状態をキープできます。ヒアルロン酸注射を打ち続ける場合には、不自然な顔になったり精神的に依存しないように注意しましょう。自分の肌の状態や目的に合った選択を行い、信頼できる医師の指導のもとで治療を受けることが大切です。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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