ヒアルロン酸注射の腫れのピークは?部位別のダウンタイムも解説

2025/02/25 公開

2025/02/25 更新

ヒアルロン酸注射の腫れのピークは?部位別のダウンタイムも解説

ヒアルロン酸注射は、肌のハリや弾力の改善、しわの解消、唇や鼻の形成などに効果的な治療です。注射のみで行うため、治療時間やダウンタイムが少ない点が特徴ですが、注入部位が腫れる場合があります。
このコラムでは、ヒアルロン酸注射の腫れのピークや原因、部位別のダウンタイムについて詳しく解説します。さらに、腫れを抑える方法や腫れが長引いた場合の対処法も紹介するため、ヒアルロン酸注射を検討している方は参考にしてください。

腫れのピークは?

ヒアルロン酸注射の腫れは、治療直後から2~3日程度でピークを迎えます。症状は治療部位や注入量、体質によって異なりますが、通常はメイクで隠せる程度です。

ヒアルロン酸注射の後に腫れる原因

ヒアルロン酸注射の後に腫れる原因は、主に以下の4つです。

  • ダウンタイム
  • アレルギー反応
  • 過剰な注入量
  • 治療後の過ごし方が不適切

ダウンタイム

ヒアルロン酸注射の腫れは、ダウンタイムの症状の1つです。注射針によって皮膚組織が傷つき、炎症を起こして腫れが生じます。また、ヒアルロン酸は保水力が高く周囲の水分を吸収するため、むくみが出て腫れて見える場合もあります。

アレルギー反応

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、アレルギーのリスクは低い製剤ですが、まれにアレルギー反応を引き起こすケースがあります。強い腫れや痛みなどの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。

過剰な注入量

注入するヒアルロン酸の量が多すぎると、治療部位が膨らんで、腫れて見える可能性があります。注入量は、患者様のお顔の状態やバランスを考慮して判断する必要があるため、事前のカウンセリングで丁寧に診察をしてくれるクリニックを選んでください。

治療後の過ごし方が不適切

治療後の過ごし方が不適切だと、腫れが悪化する恐れがあります。治療部位を強くこする行為や血行を促進する行為は避けてください。アフターケアについては、医師に確認して指示に従うことが大切です。

部位別の腫れる期間の目安

ヒアルロン酸は、さまざまな部位に注入可能です。腫れの程度や期間は、治療部位によって異なります。ここでは、腫れる期間の目安を部位別に解説します。

唇のヒアルロン酸注射は、ふっくらとした厚みを与える効果や、左右のバランスを整える効果があります。治療後に腫れる期間は、通常2~3日程度です。唇は表情や食事などで頻繁に動かすため、腫れている期間は違和感を感じる場合がありますが、徐々に腫れが落ち着き、自然な仕上がりになります。

涙袋

涙袋にヒアルロン酸注射をすると、目元にボリュームを与え、若々しい印象を与える効果や目を大きく見せる効果が期待できます。涙袋は皮膚が薄く、治療後3日~1週間程度は腫れる場合がありますが、徐々に馴染んでいきます。

鼻のヒアルロン酸注射は、鼻先を高く見せる効果や鼻筋を整える効果があります。治療後の腫れは、1~3日程度がピークです。硬めのヒアルロン酸を注入した場合は、3~5日程度腫れが続くケースもあります。治療直後は、わずかな腫れでも目立って感じる場合がありますが、腫れが引くと自然な仕上がりになるため安心してください。

おでこ

おでこのヒアルロン酸注射は、おでこのボリュームアップやしわの改善に効果的です。神経や血管が多く通っているため、他の部位より腫れが出やすく、1~2週間程度続く場合があります。腫れが強く出ると、目元や眉間が重く感じる可能性があります。

しわ・ほうれい線

ほうれい線にヒアルロン酸注射をすると、肌が内側から持ち上がってしわが目立たなくなり、若々しい印象を与える効果があります。腫れは1~2日程度で治まります。

腫れを抑える方法

腫れを抑える方法

ダウンタイムの腫れを抑えるために、適切なアフターケアが重要です。ここでは、以下の具体的な方法を解説します。

  • 治療部位を冷やす
  • むやみに触らない
  • 血行を促進する行為を避ける

治療部位を冷やす

治療後の腫れを軽減するためには、注入部位を冷やすことが効果的です。冷やすと血管が収縮し、腫れや炎症を軽減できます。保冷剤や冷却パックをタオルで包み、優しく当ててください。ただし、長時間冷やしすぎると凍傷になる可能性があるため、5~15分程度が目安です。

むやみに触らない

ヒアルロン酸の注入部位は、むやみに触らないようにしてください。治療直後はヒアルロン酸が安定していないため、形が崩れる場合や腫れが悪化する場合があります。また、手に付着した細菌によって感染症を引き起こすリスクも高まります。効果が安定するまでには2週間程度かかるため、洗顔やスキンケア、メイクの際は、強くこすらないように意識して過ごしてください。

血行を促進する行為を避ける

治療後の腫れを抑えるためには、血行を促進する行為を避けることが大切です。毛細血管が拡張して血流が増加し、腫れが長引く可能性があります。激しい運動や飲酒、長時間の入浴、サウナなどは、ダウンタイム中は控えてください。

腫れが長引く場合の対処法

ヒアルロン酸注射の腫れは、通常数日から数週間程度で治まりますが、長引く場合や痛みを伴う場合は医師への相談が必要です。自己判断での対応はリスクを伴うため、クリニックの受診をおすすめします。特に、感染症やアレルギーの可能性がある場合は、早期の適切な対応が重要です。

まとめ

このコラムでは、ヒアルロン酸注射の腫れのピークや原因、部位別のダウンタイム、腫れを抑える方法、腫れが長引いた場合の対処法について解説しました。ヒアルロン酸注射の腫れは、治療部位や注入量、体質によって異なりますが、2~3日程度がピークです。悪化を防ぐために、むやみに触る行為や血行を促進する行為は避けてください。腫れは、治療部位を冷やすと抑えられます。腫れが長引く場合は、早めにクリニックで受診し、医師に相談してください。
TCB東京中央美容外科では、患者様のお顔の状態を丁寧に診察し、適切な治療をご提案しています。相談だけでもかまいませんので、お気軽に無料カウンセリングにお越しください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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