ヒアルロン酸注射後のしこりの原因とは？対処法やいつまで残るかを解説

ヒアルロン酸注射後にしこりができる原因

ヒアルロン酸注射後にしこりができる原因は、下記2つが考えられます。

• ヒアルロン酸の種類や注入する深さ・量が不適切
• 体質や肌の状態による炎症反応

ヒアルロン酸の種類や注入する深さ・量が不適切

ヒアルロン酸には種類があり、注入部位や患者様の希望によって、適切なヒアルロン酸の種類は異なります。ヒアルロン酸の種類が不適切な場合、注入した部位で凝固し、しこりになる可能性があります。また、注入する深さや量が適切でないのもしこりを作る原因の1つです。皮膚の厚さによって深さを調整したり、注入部位と顔全体のバランスを見て注入量を決定したりするなど、医師の技術が必要になります。

体質や肌の状態による炎症反応

アレルギー反応が出やすい方や過敏な免疫反応を持つ方は、注入したヒアルロン酸が体内で炎症を起こし、一時的にしこりができる可能性があります。肌の弾力低下やコラーゲン減少によって、炎症反応が出る場合もあるため、注意が必要です。

ヒアルロン酸注射後のしこりはいつまで残るのか

ヒアルロン酸は、体内にもともと存在する物質のため、時間の経過とともに徐々に吸収されます。治療後にできたしこりは1～2週間程度で肌に馴染んで改善する場合があります。感染やアレルギーによる炎症が原因でしこりができた場合、治まるまでの期間は1～6ヶ月程度です。ヒアルロン酸の種類や注入量、体質によって、しこりが改善するまでの期間には個人差があります。

しこりができたときの注意点

ヒアルロン酸注射後にしこりができた際は、患部を触りすぎないよう注意してください。特に治療後2～3日は、ヒアルロン酸が肌に馴染んでいないため、硬さを感じる場合があります。マッサージや頬杖などの患部を圧迫する行為は、注入部位からヒアルロン酸が移動してしまうため、控える必要があります。また、洗顔やメイクなどでもヒアルロン酸の形が崩れる可能性があるため、触りすぎないよう注意が必要です。

しこりの解消法

注入したヒアルロン酸は徐々に肌に馴染み、しこりの症状も治まりますが、すぐに症状を改善したい場合は、ヒアルロン酸溶解注射を打つことで修正が可能です。しこりができたり、注入部位が膨れすぎたりした場合にヒアルロン酸溶解注射を打つと、注入前のもとの状態に戻せます。ヒアルロン酸の種類や注入量、注入位置によっては、分解するために複数回の治療が必要な場合もあります。

しこりができやすい部位

ヒアルロン酸注射によってしこりができやすい部位は、皮膚が薄く敏感な目の下や唇、あご、ほうれい線などがあげられます。同じ部位に多量のヒアルロン酸を注入する場合や短期間で同じ部位に何回もヒアルロン酸を注入する場合は、しこりができやすいため、注意が必要です。

その他の副作用

体内に含まれる成分を注入するためリスクは低いですが、しこり以外の副作用の症状が現れる可能性もあります。注入する際に使用する注射針で腫れや内出血、痛みを引き起こす場合があります。注入した部位が感染やアレルギーを引き起こし、炎症を起こすのも副作用の1つです。また、血管内にヒアルロン酸が入ると、血管を圧迫して血流を滞らせ、血流障害を引き起こす恐れもあります。
ヒアルロン酸注射を受ける際には、副作用を引き起こさないために、実績のある医師と安全性の高い製剤や器具を使用しているクリニックを選択することが大切です。

まとめ

ヒアルロン酸注射によってまれに発生するしこりは、ヒアルロン酸の種類や注入する深さ・量、患者様の体質が原因で発生する症状です。治療後1～2週間程度で自然に治まる場合が多いですが、炎症によって発生するしこりは改善するまでに6ヶ月程度かかる場合もあります。ヒアルロン酸注射は、医師の技術や知識によって仕上がりが異なるため、実績のある医師を選択して治療を受けることが大切です。
TCB東京中央美容外科は、患者様のお悩みやご希望に沿った適切な治療をご提案します。ヒアルロン酸注射を検討している方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。

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