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2026/08/10 公開
2026/08/13 更新
目の下にハの字状のくぼみやくすみができて、コンシーラーやファンデーションでも隠しきれずに悩んだ経験はありませんか?その目元の影やくぼみの正体は、「ティアトラフ(Tear Trough)」と呼ばれる部位の構造的な影です。
この記事では、ティアトラフの基礎知識をはじめ、30代から目立ち始める原因や、美容クリニックで受けられる治療法まで詳しく解説します。疲れた印象を解消し、若々しく明るい目元を取り戻したい方は、ぜひ参考にしてください。
ティアトラフは、目頭から斜め下に向かってハの字状に伸びる、溝やくぼみのラインを指します。英語の「Tear Trough」をそのまま読んだもので、直訳すると「涙の谷」や「涙の通り道」という意味を持つ解剖学的な名称です。このラインには骨と皮膚をつなぐティアトラフ靭帯があり、皮膚の食い込みが強くなるとティアトラフが目立ってしまいます。
ティアトラフが目立つと、上からの光によって影が生じ、疲れや老けた印象を周囲に与える黒クマに見えたり、目元の皮膚が薄いことから青クマや赤クマに見えたりするケースもあります。
目元を上に向けると影が薄くなったり、コンシーラーを塗っても影が消えなかったりする場合、ティアトラフのくぼみが原因でクマが発生している可能性が考えられます。
ティアトラフが30代頃から目立つようになる背景には、単なる皮膚表面の問題だけではなく、加齢による組織の変化が関係しています。主な原因は以下の3つです。
目元の皮膚は体のなかでも特に薄く、わずか0.5ミリ程度しかありません。30代に入ると、肌の真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンが急激に減少していきます。これにより肌のハリや弾力が失われ、目の下の皮膚がたるんで落ち込むことで、ティアトラフの溝がより一層目立つようになります。
目元の深層には、骨と皮膚をつなぎ止めるティアトラフ靭帯(Tear Trough Ligament)という強い靭帯が存在します。加齢に伴い周囲の皮膚や脂肪の位置が下がっても、靭帯そのものは骨に強く固定されているため動くことができません。その結果、下がってきた周りの組織と靭帯との間で引きつれが起こり、靭帯のラインに沿ってくっきりと溝が形成されてしまいます。
眼球の周りを包んでいる眼窩脂肪は、本来は眼輪筋や眼窩隔膜という組織によって押さえ込まれています。しかし、加齢や表情筋の衰えによってこれらの組織が緩むと、眼窩脂肪が押し出されるように前へ突出してきます。出っ張った眼窩脂肪のすぐ下にはティアトラフの溝が存在するため、脂肪の膨らみと靭帯の凹みという高低差が強調され、影がより深く見えてしまうのです。
目立つティアトラフを改善に導く治療法を2つご紹介します。
眼窩脂肪の膨らみとティアトラフの凹みが同時に存在している方に適した治療とされるのが裏ハムラ法です。下まぶたの裏側をわずかに切開し、必要に応じて眼窩脂肪を切除しつつ、ティアトラフのくぼみの位置へ移動させて固定します。1回の手術で長期的な効果を得たい方におすすめで、皮膚表面に傷がつかない点や、将来的な目の下の痩せリスクが少ない点が特徴です。長期的な効果が期待できる一方、腫れや内出血などのダウンタイムが1~2週間程度生じます。
ヒアルロン酸注射は、ティアトラフのくぼんだラインに沿って製剤を注入し、くぼみを目立ちにくくする治療法です。治療直後から変化を実感しやすく、切開を伴わない点が大きなメリットです。一方で、注入部位が青白く透けて見えるチンダル現象や、打ち過ぎによる不自然なふくらみのリスクもあります。効果の持続期間は数ヶ月~2年程度となります。ティアトラフ周辺は皮膚が薄いため、技術の拙い医師が硬すぎる製剤を浅い層に注入すると、凹凸が生じるリスクがあります。そのため医師選びが非常に重要です。
ティアトラフが目立つと、疲れて見えたり、老けた印象を与えたりする場合もあります。
セルフケアで溝そのものを解消するのは困難ですが、美容医療を適切に活用することで改善が期待できます。手軽な治療を求める方はヒアルロン酸注射、長期的な改善を求める方は裏ハムラ法が適しています。
まずは無料カウンセリングを受け、ご自身のティアトラフの状態の診断から始めてみませんか?

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】
