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2021/11/02 公開
2024/10/01 更新
リーズナブルで手に入れやすく、もとのまぶたにすぐ戻せるアイプチ。
気軽に二重にチャレンジできるため、年代性別を問わず広く利用されていますが、アイプチはいくつかのリスクを伴うことをご存知でしょうか?
この記事では、アイプチの4つのリスクをお伝えしていきます。
アイプチのリスクを正しく把握し、二重になりたい方は自分に合った方法を選びましょう。
アイプチは、まぶたを折りこみ、接着剤を用いてまぶたの皮膚同士をくっつけて二重を作ります。まぶたに引き伸ばす力が常にかかっていることで皮膚の弾力性が失われ、まぶたが伸びてしまいます。
まぶたが伸び、たるんでしまうと、中途半端に癖がつき、しわと二重ラインが重なり三重の状態になってしまう可能性があります。
アイプチをすることで上まぶたが上がり、アイプチをしていないときよりも目が開きます。
目が開くとその分、外気に触れる面積が増えるのでドライアイ傾向となります。
この現象は、二重整形も同じことがいえます。
まぶたは厚みわずか0.6ミリ程度しかなく、身体の中でもっとも薄い皮膚なので、とてもデリケートなパーツです。
アイプチやアイテープは同じ箇所に繰り返し刺激を与えるため、皮膚への負担が蓄積するうえに、必要な皮脂や角質も一緒に剥がされてしまうため皮膚のバリア機能が低下し、かぶれや腫れを引き起こしてしまいます。
また、アクリル系接着剤ほど強力な接着成分ではありませんが、アイプチ、アイテープの接着成分でアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃいます。
毎日アイプチをオフする際に引っ張ったり擦ったりして、炎症が起きているまぶたをさらにかいたりすることにより、眼瞼下垂を引き起こす可能性もあります。
慢性的にかぶれた状態が数ヶ月以上続いている場合(苔癬化した状態)は、皮膚が完全にもとの状態に戻らない可能性があり、二重整形自体が上手くいかなくなる要因となります。
それでも二重にしたいという場合は、埋没法や切開法で施術を行いますが、苔癬化していない状態に比べて施術が難しく、希望どおりの二重にできない可能性もあります。
アイプチに使われる接着剤は油分や水分に弱く、お出かけ中にアイプチののりやテープがまぶたの端から剥がれてしまうことがあります。
アイプチを取れにくくする方法をご紹介している記事がありますので、ぜひご覧ください。
残念ながら、アイプチを使い続ければまぶたは伸びてしまいます。アイプチは皮膚を伸ばして折り目を作っているので、使えば使うほど皮膚は引き伸ばされ、たるみの原因になります。
アイプチを使用しないのが一番の方法ですが、アイプチよりはアイテープのほうがたるみの原因になりにくいので、アイテープを使用するのも一つの方法です。
また、どうしてもアイプチを使いたい場合、使う時間を短くし、頻度を少なくすることでたるみの進行は遅くなるでしょう。
アイプチの接着成分にはゴムラテックスやアクリル系接着剤などが使用されています。
これらの成分は、絆創膏など日常生活で使われるアイプチ以外の商品にも配合されていますが、かゆみ・腫れ・かぶれが引き起こされる可能性があります。また、人によってはアレルギー反応が出る場合もあります。
まぶたが炎症を起こしている状態であれば、ステロイドで炎症を抑え、ワセリンやヒルドイドなどで皮膚の保護・再生を促すことが有効です。
ゴムラテックスフリーのアイプチは、ラテックスが入っているものよりは皮膚に優しいですが、その他の粘着物質などによって刺激性接触性皮膚炎が起こるリスクはゼロではありません。
アイプチの配合成分の中で、ゴムラテックスはアレルギー反応を引き起こす可能性が高いです。この成分は肌への刺激が強いので、まぶたのかぶれを引き起こす原因になります。
敏感肌やまぶたのかぶれが気になる方は、この成分を使用していないゴムラテックスフリーの商品をおすすめします。
しかし、まぶたのかぶれを引き起こす原因としてはアイプチに配合されている全成分のどれかの可能性があるので、アイプチでかぶれたからといって、ラテックスが原因だとは断言できません。もし、アイプチでまぶたのかぶれが起こった際にはパッチテストなどで原因を確かめるのをおすすめします。
厳密にはラテックスによるアレルギー性接触性皮膚炎といいます。Ⅳ型のアレルギー反応で、遅延型アレルギー反応ともいいます。
皮膚に浸入した原因物質(この場合ラテックス成分)は、表皮の免疫細胞(抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞)によって、リンパ節のT細胞に「異物がやってきた」という抗原情報として伝えられます。
異物の情報が伝わると(感作すると)、同一物質に接触するたびに炎症反応が生じます。程度や感作が成立するまでの時間には、かなりの個人差があります。
そのため、初回刺激でアレルギー反応が起こることは少なく、アイプチを使用し始めたときは問題なくても、使用を続けるうちにまぶたが腫れたりかぶれたりする場合が多いです。
また、接触皮膚炎は、大きく刺激性とアレルギー性に分類されています。
ラテックスフリーでも刺激性の接触性皮膚炎のリスクが残ります。
ここまでさまざまなアイプチのリスクを説明してきました。
アイプチの手軽さ、手の出しやすさはとても魅力的ですが、炎症を起こしてしまう危険性や、将来二重整形をしたいと思ったときに受けられる施術の幅が狭くなる可能性を鑑みると、思いきって今のうちに二重整形を受けることをおすすめします。
しかし、二重整形にもメリット・デメリットがあることを知っておかなければなりません。
ここからは二重整形のメリット・デメリットについて説明いたします。
二重整形のメリットはさまざまありますが、何よりもまぶたへの負担を軽減できることが重要です。どうしても軽度のダウンタイムは起こりえますが、二重整形が難しい状態になる前に適した施術を行うことで、希望どおりの二重になることができます。
二重整形には埋没法と切開法の2種類があり、埋没法の値段は3〜20万円程度、切開法の値段は10〜40万円程度が相場です。
ダウンタイムも施術方法によって異なります。
埋没法は針の跡の完治が術後2〜3日程度、むくみや腫れの回復が術後1〜3週間程度です。
切開法は腫れの回復が術後2週間程度、傷跡が目立たなくなるのは術後3〜6ヶ月程度です。
ダウンタイムが少なく、抜糸すればもとのまぶたに戻すことができる埋没法がおすすめですが、アイプチで伸びてしまったまぶただと、切開法しか適応しない場合があります。
まぶたの状態によって適した施術は異なりますので、詳しくは医師にご相談ください。
アイプチは手軽に二重になれるため、毎日使用している方が多いと思いますが、デリケートなまぶたへの負担が大きく、知らないうちに未来の自分を苦しめてしまう可能性があります。
まぶたが伸びる・炎症を起こす前に、信頼のできる医師を選び、きれいな二重まぶたをゲットすることをおすすめします。
TCBでは経験豊富な医師が、徹底したカウンセリングと二重シミュレーションから手術まですべて一貫して行うことで、患者様の理想の二重を実現しています。
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