ヒアルロン酸を注入した後にやってはいけないことは?効果を長持ちさせる方法も紹介

2024/12/11 公開

2025/02/28 更新

ヒアルロン酸を注入した後にやってはいけないことは?効果を長持ちさせる方法も紹介

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の改善や涙袋の形成など、注入する部位によってさまざまな効果を得られる美容医療です。他の美容医療と比べてダウンタイムや副作用が少ない施術ですが、注入後の過ごし方によっては、ダウンタイムの症状が発生する場合があります。
このコラムでは、ヒアルロン酸を注入した後にやってはいけないことを解説します。発生する可能性がある副作用や、施術の効果を長持ちさせる方法も紹介するので、ヒアルロン酸を注入した直後の方や、ヒアルロン酸注射を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ヒアルロン酸の注入後にやってはいけないこと

ヒアルロン酸を注入した後に以下の行為を行うと、ダウンタイムの症状が悪化する可能性があります。効果の持続期間が短くなったり、注入したヒアルロン酸が移動したりして、期待していた効果を得られない可能性もあるため、注入後の過ごし方には注意してください。ヒアルロン酸の注入後にやってはいけないことは以下の6つです。

  • 激しい運動
  • 長時間の入浴・サウナ
  • 過度な飲酒
  • 刺激を与える行為
  • 日焼け
  • メイク

激しい運動

注入後の1週間程度は、激しい運動を避けてください。運動によって血行が促進されると、腫れや内出血など、ダウンタイムの症状が発生する可能性があります。軽い散歩や家事など、日常的な動作は問題ありません。

長時間の入浴・サウナ

長時間の入浴やサウナも、血行を促進させます。ヒアルロン酸注射の当日はシャワーのみにとどめてください。翌日以降は入浴しても問題ありませんが、長時間の入浴やサウナは、注入後2~3日程度は控えることをおすすめします。

過度な飲酒

飲酒も、血行を促進する行為の1つです。ヒアルロン酸注射後の飲酒は、腫れやむくみを引き起こす可能性があります。治療後に腫れが発生した場合は、腫れが引くまでアルコールの摂取を控えてください。

刺激を与える行為

ヒアルロン酸が安定するまでの2週間程度は、摩擦やマッサージなどの患部に刺激を与える行為は控えてください。強い力を加えると、注入したヒアルロン酸が移動して不自然な凹凸が発生する恐れがあります。また、マッサージをすると体内への吸収が早まり、効果の持続期間が短くなる可能性もあるため、注意が必要です。

日焼け

ヒアルロン酸注入後に紫外線を浴びると、腫れや赤みが発生しやすくなります。日傘や帽子などで日焼け対策を徹底し、紫外線を浴びないように気を付けてください。

メイク

ヒアルロン酸注射を注入した直後からメイクをしても問題ありませんが、注入した部位を避けてメイクをすることをおすすめします。特に、リキッドファンデーションやクッションファンデーションなどは、患部に刺激を与える可能性があり、注射器による傷口から雑菌が入る恐れもあります。メイクを落とす際も、強くこすらないように気を付けてください。

ヒアルロン酸の注入後に発生する症状

ヒアルロン酸の注入後に発生する症状

ヒアルロン酸の注入後、安静に過ごした場合でも、ダウンタイムの症状が発生する可能性はあります。ヒアルロン酸注射後に現れる主な症状は、以下の3つです。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 内出血

痛み

ヒアルロン酸注射後は、注入した部位に一時的な痛みを感じる場合があります。痛みが続く際は、なるべく患部に触れないように気を付けてください。痛みは一般的に2~3日程度で治まります。

腫れ

治療後の腫れやむくみは、ヒアルロン酸を注入する際の刺激によって発生する可能性がある症状です。完全に治まるまでは1~2週間程度かかりますが、症状はファンデーションで隠せます。腫れやむくみが気になっても、マッサージやエステなど、刺激を与える行為は控えてください。

内出血

注射器の針が毛細血管に刺さると、内出血が起こる場合があります。内出血は、ほうれい線や涙袋などの皮膚が薄い部位に起こりやすい症状で、安静に過ごしていると数日~2週間程度で治まります。

ダウンタイムを短くするポイント

ダウンタイムの症状が発生した場合は、清潔なタオルを巻いた保冷剤で患部を冷やしてください。腫れや内出血などの症状を軽減する効果が期待できます。血行を促進する行為や、患部に刺激を与える行為は、症状を悪化させる恐れがあるため、ダウンタイム中は注意して過ごしてください。

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせる方法

個人差はありますが、ヒアルロン酸注射の効果は一般的に4ヶ月~2年程度持続すると言われています。可能な限り持続期間を長引かせる方法を、3つ紹介します。

  • 生活習慣を見直す
  • 高品質のヒアルロン酸を選ぶ
  • 持続期間が長い種類を選ぶ

生活習慣を見直す

生活習慣の乱れは、ヒアルロン酸の吸収を早める原因の1つです。栄養不足や睡眠不足の状態は、体内で生成されるヒアルロン酸の量が減り、注入したヒアルロン酸で補給しようとします。ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるには、バランスの良い食事を摂取し、十分な睡眠時間を確保するように心掛けてください。

持続期間が長い種類を選ぶ

ヒアルロン酸の薬剤には種類があり、それぞれ吸収されるまでの持続期間や特徴が異なります。クリニックによって取り扱っているヒアルロン酸の種類が異なるため、カウンセリングの際に持続期間や特徴、費用などを確認し、納得した種類で治療を受けてください。TCBでは、約3年効果が持続する「ピネハウルトラ」の取り扱いもあります。

※ピネハウルトラは、医薬品医療機器等法上、未承認の医薬品です。
※当院で扱うピネハウルトラは、国内販売代理店経由で入手しています。
※同一成分または同程度の効能・効果で承認されている国内承認医薬品薬剤はありません。
※承認国がないため、重大なリスクの報告はありません。
※ピネハウルトラの使用は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

繰り返し注入する

ヒアルロン酸を初めて注入する方は、体内に吸収されるまでの期間が短い傾向があります。一方、継続して注入している方は、ヒアルロン酸の周りにコラーゲンの膜ができるため、吸収されにくくなります。注入を繰り返すと、1回あたりの持続期間が長くなるため、効果を長持ちさせるには定期的な治療がおすすめです。

まとめ

ヒアルロン酸注射はダウンタイムや副作用が少ない治療ですが、血行を促進する行為や刺激を与える行為によって、痛みや腫れ、内出血などの症状が悪化する可能性があります。ダウンタイムを軽減して効果を長持ちさせるために、注入後は安静に過ごしてください。症状が発生した場合は、患部を冷やすことをおすすめします。
TCB東京中央美容外科では、無料カウンセリングをご用意しています。ヒアルロン酸注射の注意点について丁寧に説明するので、治療を検討している方はご相談ください。また、アフターサポートも徹底しているため、治療後のお悩みがある方も、お気軽にお問い合わせください。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

関連したご質問

全国のTCBを探す

  • 都内
  • 関東
  • 北海道
  • 東北
  • 中部
  • 関西
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
  • Web予約をする
  • お電話・クリニック一覧
  • LINE相談・予約

電話予約受付時間:9:00~23:00 
診療時間:9:00~19:00(不定休)
※一部クリニックは異なります。
LINE相談・Web予約24時間受付中

公式SNS
 X
LINE