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2025/03/18 公開
2025/03/21 更新
ヒアルロン酸注射には失明という重大なリスクが伴う場合があります。安全な美容医療を受けるためには、失明の原因や初期症状、適切な対策について理解することが重要です。このコラムでは、ヒアルロン酸注射による失明リスクを回避するための知識を詳しく解説します。
ヒアルロン酸注射はしわやたるみ改善に使用される人気の美容医療ですが、まれに失明という重大な合併症が発生する可能性があります。一度失明すると回復は困難なため、リスクを正しく理解し、信頼できる医師のもとで治療を受けることが大切です。
顔には血管が密集している部位が多く、特に失明のリスクが高い部位は注意が必要です。リスクが高い部位は、眉間や鼻、額、目の下、こめかみなど、網膜に繋がる血管が多く存在し注入が少しでもずれると血管内にヒアルロン酸が入り込みやすくなってしまいます。
ヒアルロン酸注射による失明は、ヒアルロン酸が血管内に入り込んでしまい血流が詰まっている状態で発生します。血流が遮断されることで、目や脳に酸素が届かなくなり視力低下や失明につながります。治療時に注入圧が高すぎたり注入速度が速すぎたりしても、誤って血管内に注入されるリスクが高まります。
失明の初期症状はヒアルロン酸注射直後に現れることが多いです。異常を感じたら、すぐに医師へご相談ください。
視界がぼやける、物が二重に見える、視野の一部が欠けるといった異常が起こります。突然の視界の変化は血管内が詰まっている可能性があり、放置すると短時間で視力が失われるため、早めの対処が必要です。
目の奥の痛みや激しい頭痛を感じる場合もあります。ヒアルロン酸が血管に詰まって血流が悪化することで、周囲の神経に影響を及ぼしてしまい症状が出ます。眼痛や頭痛が治療直後に表れた場合、速やかに医療機関を受診しましょう。
注入部位や目の周囲が腫れたり、変色する場合があります。血流が遮断され、皮膚や筋肉に酸素が供給されなくなっている可能性があり、腫れや変色が続くと失明のリスクが高まります。
失明の症状が現れた場合、迅速な対応が求められます。すぐに治療を担当した医師に連絡し、状況を伝えましょう。ヒアルロン酸を分解する処置が必要な場合もあり、専門医の処置で失明のリスクを抑えられる可能性があります。その他にも、マッサージや温湿布で血流を促して血管を開く対処方法がありますが、まずは異常を感じたらすぐに専門医へ相談することが大切です。
失明のリスクを抑えるためには、いくつかの重要な対策があります。
医師の経験や技術によって仕上がりは大きく左右されます。事前に症例写真で技術や仕上がりを確認しましょう。理想の仕上がりを目指してくれる医師なのか、アフターケアが整っているかなどをホームページで確認することもおすすめです。
リスクの高い部位を避け、比較的安全な部位にヒアルロン酸を注入しても理想の仕上がりを目指せるか確認し、検討してみるのも良いでしょう。特に鼻や目の周りは血管が多いため、注意が必要です。
注入前にリスクや注意点についてしっかり説明を受けたうえで、自分の希望を医師に的確に伝えることが大切です。医師からの提案や会話で不安を取り除くことができますが、万が一カウンセリングで不安が解消されない場合は治療を見送る判断も重要です。
ヒアルロン酸注射には美容効果が期待されますが、失明という重大なリスクも伴います。原因や初期症状、適切な対処法を理解し、信頼できる医師の元で治療を受けることが重要です。リスクを避けるために、安全対策を徹底しましょう。
TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】