鼻にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?失敗例と対処法もご紹介!

2025/03/21 公開

2025/03/25 更新

鼻のヒアルロン酸注射は、手軽に鼻筋の高さを出せる人気の美容医療です。長期間にわたって鼻にヒアルロン酸を打ち続ける場合、どのような問題点があるのでしょうか。このコラムでは、鼻にヒアルロン酸を打ち続けた場合の影響や、失敗例と対処法などを詳しく解説します。

鼻にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるのか

ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、時間とともに元の状態に戻っていきます。鼻にヒアルロン酸を継続して打ち続けても、正しい頻度や注入量で治療をしている場合、大きな問題はありません。しかし、適切でない治療を行ってしまうと以下のリスクが生じる可能性もあるため、正しい知識を身につけて、医師による指導のもと治療を行うことが重要です。

鼻筋が太くなる

ヒアルロン酸注射は回数制限がない治療ですが、顔のバランスに合わない位置の注入や、前回のヒアルロン酸が鼻に残っている状態で繰り返し注入を続けていると、鼻筋が太く見える場合があります。特に、柔らかいヒアルロン酸は横に流れやすく、鼻筋が太く見える可能性があるため、注入前は顔の状態やバランスを確認することが大切です。

リスクや副作用が起こる場合がある

ヒアルロン酸注入時には、リスクや副作用として内出血、腫れ、過剰な注入によるしこりなどが起こる場合もあります。信頼できるクリニックや医師による治療がおすすめです。

鼻の皮膚に変化が現れる

ヒアルロン酸注射を繰り返して注入量が多くなりすぎると、鼻の皮膚が硬くなったり伸びたりする可能性があります。適切な量であれば繰り返し注入しても皮膚への影響は少ないですが、しこりができる可能性もあるため、過剰な注入は行わずに適切な注入量と頻度を守りましょう。

鼻にヒアルロン酸を注入するメリット

鼻のヒアルロン酸注射には、「メスを使わずに鼻筋を高くできる」「治療後すぐに効果を実感できる」などのメリットがあり、体への負担も少ないため多くの方に選ばれています。

治療直後から効果を実感できる

ヒアルロン酸注射は、治療時間やダウンタイムが短いため、治療直後から鼻筋の高さや形の変化を実感しやすい特徴があります。手軽に理想の鼻を手に入れたい方におすすめです。

周りにバレにくい

ヒアルロン酸注射はメスを使用せずに短時間で治療を行うため、傷跡や腫れなどが残りづらいです。他人に気づかれることなく、自然に理想の仕上がりを手に入れられます。

身体への負担が少ない

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分です。異物反応が少なくアレルギーが起こりにくいため、リスクを抑えて治療を受けられます。また、万が一仕上がりに満足できない場合はヒアルロン酸溶解注射で溶かせるため、元に戻せる点もメリットです。

鼻のヒアルロン酸注射の失敗例と対処法

ヒアルロン酸注射は比較的安全な治療ですが、失敗例も存在します。治療前にどのような失敗が起こる可能性があるのか、失敗した場合の対処法も理解することが重要です。

鼻が左右非対称になる

鼻の骨はもともと左右差がある方がほとんどで、医師は鼻の左右差を考慮したうえでヒアルロン酸を注入します。しかし、注入量や注入箇所によって、鼻の左右非対称が目立ってしまう場合もあるため注意が必要です。修正するにはヒアルロン酸を溶かす治療や再注入が必要になり、時間や費用がかかる可能性もあるため、カウンセリング時に医師に確認をとってもよいでしょう。

鼻の皮膚が壊死する

ヒアルロン酸が血管内に入ると血管が圧迫されて詰まってしまい、血行障害を起こします。血液が届かなくなると皮膚が炎症し、ひどい場合は壊死するリスクがあります。血行障害を起こした皮膚は数時間後には紫色や赤色になり、痛みを伴います。違和感を感じた段階で、速やかに医師へご相談ください。

横顔が不自然になる

鼻を高くしたいという気持ちを優先して、無理に高さを出してしまうと横顔が不自然になったり、顔全体で見たときのバランスが崩れたりします。鼻根のみに注入した場合も、ぼこついて見える可能性があるため注意が必要です。自然な仕上がりを求めるなら、医師としっかりカウンセリングを行い、注入量やデザインについて相談しましょう。

まとめ

鼻にヒアルロン酸を打ち続けると、鼻筋が太く見えたり皮膚が伸びたと感じたりする場合がありますが、一人ひとりに合った注入量や適切な製剤、頻度で行うことでリスクを減らせます。万が一に備えて失敗例や対処法も理解し、信頼できるクリニックでヒアルロン酸注射を受けることが大切です。理想の仕上がりを手に入れるためにも、リスクをしっかり把握しておきましょう。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「理事長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

関連したご質問

全国のTCBを探す

  • 都内
  • 関東
  • 北海道
  • 東北
  • 中部
  • 関西
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
  • Web予約をする
  • お電話・クリニック一覧
  • LINE相談・予約

電話予約受付時間:9:00~23:00 
診療時間:9:00~19:00(不定休)
※一部クリニックは異なります。
LINE相談・Web予約24時間受付中

公式SNS
 X
LINE