目の下のクマにヒルドイドは有効?

「ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)」は、目の下のクマに効果があるのでしょうか?

目の下のくまに対するヒルドイドの効果や塗り方・使い方、副作用などについてご紹介します。

※目の下のクマ治療に対してヒルドイド(ローション・クリーム)、ビーソフテン、ヘパリン類似物質は、保険治療の適応外になります。一般の皮膚科で目の下の治療用に処方することはできません。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)とは

目の下のクマ治療にヒルドイド、ビーソフテン

ヘパリン類似物質を主成分としたローション・クリームに「ヒルドイド」や「ビーソフテン」があります。

ヒルドイド、ビーソフテンともに同じ成分が含まれている「ヘパリン類似物質」です。

通常、ヘパリン類似物質は保湿剤として使用され、血流を改善する効果も認められているお薬です。

有効成分以外の成分も保湿効果に大きな影響を与えます。
なので、ヒルドイド・ビーソフテン・ヘパリン類似物質クリームは、似ていいますが少しずつ異なります。
少しずつ試してみて、好きな使用感のものを選びましょう。

製品名 製剤タイプ 販売会社
ヒルドイド クリーム・ソフト軟膏・ローション(処方) マルホ株式会社
ビーソフテン クリーム・ソフト軟膏・ローション(処方) 持田製薬株式会社
ヘパリン類似物質 市販品 ※多社で販売されています

ヒルドイドもビーソフテンもローションタイプの製剤がありますが、どちらが効果的というものはなく好みや使用感でお選びいただければよいでしょう。

ビーソフテンのローションは化粧水に近く、ヒルドイドのローションは乳液に近いです。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)の効果と目の下のくまへの有効性

まず一般的にヘパリン類似物質がどんな効果を持つのかご紹介しましょう。

保湿だけと思われている方が多いのですが、実は以下のような作用を持っています。


  • 保湿
  • 血流改善
  • 傷跡の改善
  • 内出血の吸収を促進

これらと目の下のクマへの効果を説明しましょう。

まず、目の下のクマには様々なタイプのものがあります(目の下のクマの種類と原因の詳細はこちらを参照)。

目の下のクマの種類

  • 茶クマ=目の下の皮膚への色素沈着
  • 青クマ=目の下の皮膚が薄いことと、血行不良で溜まった静脈血液が透けて見えてしまう
  • 黒クマ=老化によってたるんだ皮膚で影ができクマに見えてしまう
  • 赤クマ=目の下の脂肪(眼窩脂肪)が膨らんで目の周囲の筋肉(眼輪筋)が押され、皮膚の下に透けて見える

この中でヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)が有効なのは「青くま」です。

保湿効果が青クマに有効

角質に水分ををとどめてくれ、乾燥を防ぐ作用があります。

そもそもヘパリン類似物質は、関節の水分の成分で潤滑剤としての働きをもつコンドロイチンやグルコサミンなどと似た物質です。

少し粘性をもっており、水分が奪われるのを防ぐバリアーとしての作用を持っています。
また皮膚が潤うとハリが出て皮膚のトーンがすこし明るく見えますので、これがヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)による目の下のくま改善効果となります。

目の下の保湿をすることで老化による目の下の皮膚のたるみを予防する効果はありますが、すでに目立ってしまっている重度のクマを消すことはできないでしょう。

血流改善効果が青クマに有効

ヘパリン類似物質には血流を良くする作用があります。

青くまの原因は皮膚が薄いことと、皮膚の下の筋肉(眼輪筋がんりんきん)の色が悪いことが原因です。

しかし、改善の程度はマイルドなので、ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)のみで青くまを消すところまでは難しいでしょう。

傷跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)を薄くする効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)は、肥厚性瘢痕・ケロイドに効果があるため、メインの治療薬にはなりませんが手術やレーザー治療を補填する役割があります。

この効果は、目の下のくまとは関係がありません。

内出血の吸収が早くなる

ヘパリン(血液をサラサラにする薬)と似た作用によって、血液が固まるのを抑え、内出血が早く吸収されます。

この効果も、目の下のクマとは関係がありません。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)の副作用

痒みや、赤み、皮膚炎などが1%未満発生するくらいで、大きな副作用はありません。

目の下のクマへの使用方法

1日2回程度、洗顔した後に目の下のくま(クマ)の部分に適量塗るだけです。
クリームでもローションでも使いやすいものを使用していただければ効果に差はないでしょう。

まとめ-ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)は青クマ、目の下のたるみ予防に効果あり-

今回は目の下のくま(クマ)の薬、ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)について、解説しました。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)の目の下のくま(クマ)改善効果は青クマに限られること、目の下のたるみ予防としてという使用方法になります。

効果も劇的なものではありませんが、試してみるのは良いでしょう。

目の下のくま(クマ)のみならず、顔全体に使えます。顔全体のお肌を保湿し、キレイにすることができます。

保険診療の範囲内での処方はできませんのでご注意ください。

この記事を監修したドクター

佐藤 大介

池袋西口院 院長

佐藤 大介

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