ヒルドイド(ヘパリン類似物質)のほうれい線・しわ・クマ・たるみへの美容効果を解説

2019/01/11 公開

2024/11/28 更新

保湿成分が注目される「ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)」は、目の下のクマやほうれい線、しわ、たるみに効果があるのでしょうか?
ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)の効果や塗り方・使い方、副作用などについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

※ヘパリン類似物質を主成分とするヒルドイド、ビーソフテンは医療用医薬品です。一般の皮膚科において、美容を目的として処方してもらう場合は保険の適用外になります。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)とは

目の下のクマ、シワ、たるみ予防にヒルドイド、ビーソフテン

ヘパリン類似物質とは、人の体内で生成される「ヘパリン」という糖類に似た成分のことで、ヒルドイドやビーソフテンは、このヘパリン類似物質を主成分とした医薬品の一種です。
ヘパリン類似物質には高い保湿作用・血行促進作用・おだやかな抗炎症作用があり、皮脂欠乏症(皮脂の減少による肌の乾燥)・肌荒れ・しもやけ(凍傷)・ケロイド・アトピー性皮膚炎など、さまざまな皮膚症状に対して効果をもたらします。

また、ヘパリン類似物質の保湿作用は美容面でも注目されており、ヘパリン類似物質が配合された市販薬も多く販売されています。

製品名 製剤タイプ 入手方法
ヒルドイド クリーム・ソフト軟膏・ローション 皮膚科などでの処方
ビーソフテン クリーム・ソフト軟膏・ローション 皮膚科などでの処方
ヘパリン類似物質配合の各種市販薬 クリーム・ローション ドラッグストア、ネット通販など

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)の効果

保湿効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)には高い親水性と保水力があります。
ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)が肌内部の角質層まで浸透することで、角質層が本来もつ水分保持機能と外的刺激から肌を守るバリア機能を改善し、乾燥肌を根本から改善する効果があります。

血流改善効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)には血液を固まりにくくし、血行を促進する作用があります。
血流を良くすることで内出血の吸収を促したり、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)・ケロイドといった傷跡の悪化を防ぐ効果も期待できます。

ただし、血友病や血小板減少症などの出血のリスクが高い病気をお持ちの方は、医師や薬剤師に相談するなど十分な注意が必要です。

抗炎症効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)には、炎症を抑える作用があります。
皮膚を正常な状態に戻す作用によって、しもやけ・肌荒れなどの治療に効果が期待できます。
また、筋肉痛や関節痛などを緩和する際にも使用されることがあります。

目の下のクマ・ほうれい線・しわ・たるみへの効果

目の下のクマへの効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)は目の下のクマに効果が期待できます。
ただし、クマの種類によっては効果が見込めない場合もありますので、自分のクマの種類をしっかり把握することが大切です。

目の下のクマの種類

この中でヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)が有効なのは「青クマ」です。
青クマは血行不良が原因のため、血流改善効果によって改善が期待できます。

茶クマ、黒クマ、赤クマは色素沈着やたるみなどが原因であり、ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)のみでは解消が難しいため、美容クリニックのクマ取り治療をおすすめします。

目の下のクマ取り施術一覧

ほうれい線・しわ・たるみへの効果

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)の保湿・血流改善効果によってほうれい線やしわ、たるみの予防・改善が期待できます。

ただし、ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)はあくまで肌を健康な状態に近づけることで肌にハリを与えるものであるため、ほうれい線・しわ・たるみに対して一定以上の効果は期待できません。
深いほうれい線やしわ、重度なたるみが気になる場合には、ボトックス注射・ヒアルロン酸注射・ハイフなどの施術が効果的です。

ボトックス注射

ヒアルロン酸注射

医療用HIFU(ハイフ) ソノクイーン

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)の副作用

ヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)は赤ちゃんでも使用できる安全な成分であり、基本的に副作用はほとんど起こりません。
「顔に使用して後悔した」という声も聞かれますが、かゆみや皮膚の赤み、皮膚炎などはまれに起こる程度になります。

副作用が心配な方は、まずは目立たない箇所に少量使用してみるといいかもしれません。
万が一、使用中に異常を感じた場合は使用を中止し、医師に相談しましょう。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)の使い方

1日2回程度、使用方法・使用量を守って患部にやさしく塗ります。
洗顔・入浴後など皮膚が水分を多く含んでいるときに使用すると、より効果的です。
ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)には血行を促進する作用があるため、傷口などには使用しないように注意しましょう。

まとめ

今回は、保湿作用が注目を集めているヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)についてご紹介しました。
ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン)がもつ保湿作用、血行促進作用、抗炎症作用は目の下のクマやほうれい線、しわ、たるみの予防に効果が期待できます。
ドラッグストアでもヘパリン類似物質が含まれるクリーム・ローションは手に入りますので、まずは試しに使用してみるといいかもしれません。

もし自分の症状に合わない、効果が薄いと感じた場合は、美容クリニックでの治療をおすすめいたします。
TCBでは無料カウンセリングをおこなっていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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このQAを監修したドクター

村田 大典

池袋東口院 院長

村田 大典

美しい仕上がりはもちろんのこと、施術を受けた患者さんの人生が幸せに変化する事を目指す。
全国から指名が殺到するリピーター率トップクラスの予約困難ドクター。

経歴
杏林大学 卒業
東京女子医科大学 形成外科・皮膚科・麻酔科
TCB 東京中央美容外科 宇都宮院 院長
TCB 東京中央美容外科 新宿三丁目院 院長
TCB 東京中央美容外科 新宿西口院 院長
TCB 東京中央美容外科 池袋東口院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本アンチエイジング外科学会 会員
日本静脈学会 会員
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医

目の下の切らないクマ取り・たるみ取り

切らない目の下のクマ治療

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