医療ダイエットの種類ごとの危険性を解説!受けられない人の特徴は?

2026/01/15 公開

2026/01/15 更新

医療ダイエットは、つらい食事制限や運動、リバウンドを避けたい方におすすめのダイエット方法です。ただし、治療にはリスクを伴う場合や、人によっては禁忌となるケースもあります。事前に注意点を理解したうえで医師の診察を受けることが大切です。
このコラムでは、医療ダイエットの危険性や、受けられない方の特徴を紹介します。医療ダイエットを検討している方はぜひ参考にしてください。

医療ダイエットの種類ごとの危険性

ここでは、主な医療ダイエットである以下3種類の治療について、副作用やリスクを紹介します。

  • GLP-1ダイエット
  • 脂肪溶解注射
  • 脂肪吸引

GLP-1ダイエット

GLP-1ダイエットは、2型糖尿病の治療薬としても使用されるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬を利用したダイエット方法です。GLP-1は人の体内にもともと存在するホルモンで、インスリンの分泌を促進して血糖値を安定させる働きがあります。基礎代謝の向上や食欲抑制作用によって、ダイエットをサポートする効果が期待できます。

GLP-1ダイエットで起こりうる副作用やリスクは、以下のとおりです。

副作用 リスク
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 冷や汗
  • 手の震え
  • 腹痛・胃のむかつき
  • 便秘・下痢
  • 倦怠感
  • 低血糖
  • 胃腸障害
  • 腸閉塞
  • 胆嚢炎
  • 意識障害

GLP-1ダイエットには、経口薬と注射薬の2種類があり、いずれの場合も、血糖値の低下が原因で身体の不調が引き起こされる可能性があります。また、食べ物の消化を抑制することで満腹感の維持や食欲低下に働きかけるため、吐き気や腹痛などの消化器症状を伴うケースがあります。
GLP-1ダイエットは、糖質制限や無酸素運動と組み合わせると、血糖値が急激に低下して意識障害を引き起こしやすくなります。よりダイエット効果を実感したい場合は、医師の指示に従って、バランスの取れた食事と適度な有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。

GLP-1ダイエットの詳細はこちら

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪細胞を破壊する薬剤を皮下脂肪に注入し、脂肪を減少させる効果が期待できる治療です。破壊された脂肪細胞は、リンパ管や血管を通って体外に排出されます。二の腕やお腹、脚、顔などの部分痩せにも適しています。

脂肪溶解注射で起こりうる副作用やリスクは、以下のとおりです。

副作用 リスク
  • 赤み
  • 痛み
  • むくみ
  • 腫れ
  • 内出血
  • しこり(硬結)
  • 細菌感染
  • アレルギー反応
  • 神経損傷

脂肪溶解注射は、注射の刺激による痛みや腫れ、内出血などの副作用が生じる場合があります。しこりは破壊された脂肪細胞によって生じ、いずれの副作用も、基本的には時間の経過とともに気にならなくなります。副作用が長引く場合は、治療を受けたクリニックに相談しましょう。
脂肪溶解注射で重篤なリスクが起こることはまれですが、注射部位から細菌が侵入することによる感染症や、アナフィラキシーショックを引き起こすケースがあります。脂肪溶解注射には、アーティチョークやくるみなどが含まれている可能性があるため、これらの食品にアレルギーがある方は治療を受けられません。また、注射針が神経を損傷し、しびれや麻痺などが生じる場合があります。これらの神経症状がみられた場合は、早急にクリニックを受診してください。

脂肪溶解注射の詳細はこちら

脂肪吸引

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を使用して脂肪を吸引する痩身治療です。太る原因となる脂肪細胞を直接取り除くため、リバウンドしにくい身体へと導きます。施術後すぐに効果を実感しやすいのもメリットです。

脂肪吸引で起こりうる副作用やリスクは、以下のとおりです。

副作用 リスク
  • 痛み
  • むくみ
  • 腫れ
  • 内出血
  • 拘縮
  • 傷跡
  • 皮膚のたるみ
  • 感染
  • 皮膚が硬くなる
  • 凹凸ができる
  • しびれ・麻痺

脂肪吸引は、筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。また、切開やカニューレの挿入による腫れや内出血、施術部位に凸凹や引きつり、皮膚が硬くなるなどの症状が現れる拘縮を引き起こすケースもあります。ダウンタイムの症状は1~2週間程度で落ち着くケースがほとんどですが、完成形になるまでさらに時間がかかる場合もあります。痩身効果を得たいスケジュールの1~3ヶ月前までには施術が完了するように受けるのがおすすめです。

脂肪吸引の詳細はこちら

医療ダイエットを受けられない人はいる?

それぞれの医療ダイエットは、一部のケースに当てはまる方は受けられない、または慎重な判断が要されます。

GLP-1ダイエットの場合

GLP-1ダイエットが受けられない可能性がある方の特徴は、以下のとおりです。

  • 18歳未満または70歳以上の方
  • 糖尿病治療中の方
  • 1型糖尿病の方
  • 妊娠中や授乳中、または妊娠の可能性がある方
  • 膵臓疾患や甲状腺疾患の既往歴がある方
  • 重度の肝機能障害や腎機能障害がある方
  • 腸閉塞の既往歴や開腹手術の経歴がある方

これらの条件に当てはまる方は、低血糖のリスク上昇や症状の悪化につながる恐れがあるため、GLP-1ダイエットを受けられない可能性が高いです。また、手術歴や既往歴のほかにも、クリニックによって受けられない条件を定めているケースがあります。条件に当てはまる方は、事前の申告が大切です。

脂肪溶解注射の場合

脂肪溶解注射が受けられない可能性がある方の特徴は、以下のとおりです。

  • 妊娠中や授乳中、または妊娠の可能性がある方
  • 薬剤にアレルギー反応を引き起こす可能性がある方
  • 心臓・腎臓・肝臓などの重度の基礎疾患がある方
  • 血液凝固障害がある方
  • 甲状腺疾患がある方

脂肪溶解注射には、大豆やくるみなどに由来する成分が含まれているケースがあるため、これらのアレルギーがある方は治療を受けられません。一部の臓器に重度の基礎疾患がある方や、血液が凝固しにくい状態の方も注意が必要です。

脂肪吸引の場合

脂肪吸引が受けられない可能性がある方の特徴は、以下のとおりです。

  • 妊娠中や授乳中、または妊娠の可能性がある方
  • BMI30未満の方
  • 麻酔にアレルギー反応を引き起こす可能性がある方
  • 高血圧治療中の方
  • 糖尿病治療中の方
  • 16歳未満・60歳以上の方

脂肪吸引は、そのまま行うと強い痛みを伴うため、麻酔の使用が基本です。そのため、麻酔にアレルギー反応を示す可能性がある方は手術を受けられない可能性があります。また、手術時に出血するため、貧血気味の方は状態の見極めが大切です。さらに、腎臓や心臓、甲状腺に疾患がある方は、担当医への相談とクリニックの医師への申告を必ず行ってください。

GLP-1受容体作動薬の個人輸入は危険?

GLP-1受容体作動薬は、個人輸入で入手する方法もありますが、複数のリスクがあります。「自宅で簡単にできる」「安く試せる」などの誘惑で、模造品や保管状態の悪い薬剤などの粗悪品が手元に届く恐れがあります。
個人輸入したGLP-1受容体作動薬の使用は、健康被害の危険性や必要な措置が受けられないなどのトラブルを引き起こす要因の1つです。そのため、GLP-1ダイエットを受ける場合は、クリニックでのカウンセリング後、医師の管理のもと適切な治療を受けてください。TCBでは、忙しい方でも通院なしでGLP-1ダイエットを受けられるよう、一部クリニックにてオンラインによるカウンセリングと、ご自身で注射するGLP-1受容体作動薬のサクセンダの処方を行っております。

まとめ

医療ダイエットは、食事制限が苦手な方やリバウンドが心配な方におすすめですが、副作用や疾患の悪化などのリスクを伴います。治療を受ける前に危険性を把握し、違和感を覚えた場合は早めにクリニックを受診してください。
TCBでは、さまざまな医療ダイエットのなかから、患者様の目的やご希望に適した方法をご提案いたします。初めての方もお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

このQAを監修したドクター

鎌田 紀美子

銀座有楽町院 院長

鎌田 紀美子

天然美人メーカーとして、元から美人であるかのような違和感のない自然な仕上がりを得意としております。
昨日よりも今日が幸せなあなたであるように、お手伝いできる美容外科医を心がけています。

経歴
1998年
神戸大学法学部 卒業
2013年
東海大学医学部 卒業
2013年
板橋区医師会病院 形成外科
2013年
日本大学附属病院 麻酔科
2015年
品川美容外科 品川本院 部長
2017年
銀座国際美容外科池袋院 院長
2018年
銀座TAクリニック 院長
2021年
東京中央美容外科 八王子院 院長
2022年
東京中央美容外科 六本木院 院長
2024年
東京中央美容外科 銀座有楽町院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本静脈学会 会員
日本美容医療学会(JAPSA) 会員・認定医

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