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2021/03/17 公開
2024/10/09 更新
皆さん、二重埋没法は、どこのクリニックで受けても同じだと思っていませんか?まず、埋没法は、どこに糸を通すかで、大きく挙筋法と瞼板法に分かれます。当院では、どちらの方法も採用しており、それぞれをご説明した上でどちらを受けるのか患者様に選択していただいております。挙筋法と瞼板法に関しては、このページの後半に詳しく解説します。まずは同じ埋没法という名前でも、糸の通し方によって様々な種類があって、それぞれにメリット・デメリットがあるというお話です。
今回話すお話は、クリニック側でなかなか公開したがらない情報で、どこの美容外科のホームページを見ても詳しくは載っていないので、初めて聞く方も多いと思います。
埋没法で二重のラインができるのは、皮膚側と粘膜側を縫い合わせて皮膚に食い込みができるからです。この縫い合わせる方法にどのような種類があるのか、代表的なものを説明していきます。
目次
まず、最もシンプルな縫い方が①です。糸が青線、結び目が緑の星です。粘膜側から糸を通して皮膚側で結んで、結び目を皮膚の下に埋め込みます。
メリットは簡単で手間がかからず、糸で取る組織量が少ないので腫れにくい点です。よって、多くの美容外科で採用されています。デメリットとしては、図のように糸で囲まれた面積が小さいので、比較的取れやすいと考えられます。
埋没法は、粘膜側と皮膚側で糸で引っ掛ける組織量が多ければより取れにくく、固定力が強いと考えられます。①は糸で囲まれた面積も小さく、横幅も狭いので固定力が弱い埋没になります。
つづいて、②のタイプです。②は横から見たときに三角形なので、通称トライアングルと呼ばれている術式です。粘膜側にしっかり糸をかけるので、①より取れにくいと考えられますが、皮膚側の組織量が少ないので、やや取れやすいタイプの埋没法と言えます。
シンプルで手間がかからないので、やはり多くの美容外科、ドクターに採用されている術式になります。特に、4点、5点など不必要に多い点数で留めているクリニックは①、②を採用しています。あまり糸の横幅を広く取ると、物理的に何点も留めるスペースがないからです。取れやすい埋没点をいくら増やしても、取れやすいことには変わりないと思います。
トライアングルの弱点を改良したのが③です。横から見たときに四角形なので、通称スクエアと呼ばれています。特に皮膚側は横に通しますので糸で囲まれる組織量が増え、取れにくい方法になります。
その分、手間がかかり、また糸を横に通す際に同じ穴を通さなければならないので、難易度の高い手術になります。横から見た時の糸で囲まれた面積が大きいほど、取れにくい埋没法と考えられ、実際に③の通し方をすると取れにくいです。当院で採用している術式が③になります。この術式は手間がかかって、難易度も高いですが、取れにくさにこだわるクリニックは採用していますね。
①〜③がいわゆる点留めになり、2点留め、3点留め埋没に一般的に使用される縫合方法です。
③をさらに広くしたものが④です。④は糸が囲む面積が最も大きいので、最も取れにくいと考えられますが、逆に糸が長いのでうまく留めないと緩む原因になります。また、幅を広くしている分、1点しか置くことができないのでデザイン性に難があると考えられます。
②や③を2点置いて、さらに留めた糸どうしを真ん中で結びつける方法です。この手術は確かに取れにくいと考えられますが、真ん中の結び目が大きくなりがちで、シコリになりやすいという欠点があります。また、何か不具合があって抜糸したい時に抜糸がやや難しくなります。手間の割にメリットがあまりないので、採用しているクリニックは少数です。
従来の点留めではなく、線で留めるタイプです。複雑に瞼を縫いこむことによって、組織に糸が絡まって埋没の線ができます。糸を固定しているわけではなく、糸が存在することによってラインが出るので、ラインが消えにくいというメリットがあります。糸の通し方は煩雑ですが、一筆書きになっているため万一抜糸する場合でも1箇所の小さい穴から抜糸が可能です。当院でもこれに類似した術式を採用しております。
糸を裏から通して、裏で結ぶタイプの埋没法で、皮膚側に全く針穴ができない術式です。最大のメリットは、皮膚を一切針が通らないため、術直後の腫れがほとんど目立たないという点です。
しかし、その分、糸が引っ掛ける皮膚側の組織量が少なくなって、ラインが薄くなったり取れやすいという欠点があります。そこで、当院ではこの術式を改良して、腫れにくいという長所を活かしつつ、皮膚側と粘膜側でしっかり糸が組織に引っかかるような工夫を行っています。
同じ埋没法という名前でも、糸の通し方だけでたくさん種類があることがわかったと思います。あなたが受けようとしている埋没法は、果たして何番でしょうか?もしかして、自分がどれなのかわからないということはありませんか?
自分が受けようとしてる手術が果たしてどれなのか、ちゃんと説明を受けて、納得した上でクリニックを選ぶことをお勧めします。本当に、そのクリニックで大丈夫ですか?
さて、次に埋没法の糸の留め方についてご説明します。糸の留め方には、挙筋法(きょきんほう)と瞼板法(けんばんほう)の2種類があります。簡単にざっくり説明すると、糸を筋肉に通すか、瞼板に通すかの違いです。
2種類の糸の留め方の違いを詳しく解説しますので、二重埋没法を行う際の参考にしてみてください。
挙筋法とは、まぶたの皮膚と裏側にある挙筋(まぶたを開閉するときに使われる筋肉)を、極細の糸を使って結びつけることで二重を形成する施術方法です。
挙筋法は、瞼板上(まぶたの裏側)に糸が露出しないので、角膜を傷つける心配がなく眼球に優しいのが特徴です。
瞼板法は、まぶたの皮膚から瞼板(硬い板)にかけて糸を結ぶことで、二重を形成する施術方法です。まぶたの硬い組織に糸を留めるため、挙筋法に比べて糸が取れにくく長持ちします。瞼板法は筋肉を直接引っ張ることがないため、眼瞼下垂になりにくいといった特徴もあります。
TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】
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