ピーリングのデメリットとは?治療前に知っておきたい注意点を解説

2024/12/10 公開

2024/12/10 更新

ピーリングのデメリットとは?治療前に知っておきたい注意点を解説

ピーリングは肌を美しく保つための美容ケアとして、多くの方に人気があります。クリニックでのピーリングは、メリットだけでなくデメリットや注意点も知ることが重要です。このコラムでは、ピーリングの効果や治療方法、デメリットなどを解説します。

ピーリングとは

ピーリングは、肌表面の古い角質や汚れを取り除き、新しい肌を再生させる治療です。角質除去によって肌のターンオーバーを促進し、シミやくすみ、ニキビ跡などの肌悩みを改善する効果が期待できます。ピーリングには自宅で行えるホームケア用と、クリニックで行う医療用があり、それぞれ効果や安全性が異なります。治療を受ける際には、目的や肌質に合わせたピーリング方法を選びましょう。

ピーリングの効果

ピーリングの主な効果は、肌のターンオーバーの正常化です。古い角質を取り除くと毛穴の詰まりやニキビ跡が改善し、肌の透明感が引き出されます。角質層が整うため、スキンケア成分の浸透力が高まり保湿効果もアップします。乾燥肌や小ジワにお悩みの方にもおすすめです。

ピーリングの種類

クリニックでのピーリングには大きく分けて3つの種類があります。

  • ケミカルピーリング
  • 浸透性ピーリング
  • マシンピーリング

「ケミカルピーリング」は、グリコール酸やサリチル酸などの酸を使った薬剤を塗布することで古い角質を溶かして除去し、ターンオーバーを促進させます。表皮層にアプローチして肌のハリ・ツヤを改善します。
「浸透性ピーリング」は、肌に薬液を塗布しマッサージなどを加えて有効成分を真皮層に浸透させ、肌質改善を行います。
「マシンピーリング」は、ハイドラフェイシャルなど、古い角質をマシンの水流の力を利用して剥離するものや、レーザー機器で古い角質を除去するものがあります。

ピーリングの治療方法

クリニックでのピーリングは、部位や使用する薬剤によって方法が異なります。皮膚に適した薬剤を塗布して角質を柔らかくし、適切なタイミングで薬剤を除去します。術後は肌が敏感になるため、冷却や保湿ケアを行うクリニックが多いです。術前には医師がカウンセリングで肌の状態を確認し、リスクを減らしています。

ピーリングのデメリット

ピーリングのデメリット

ピーリングは多くのメリットがありますが、デメリットについても正しく理解する必要があります。乾燥や赤みが生じる場合があるため、術後の適切なケアは欠かせません。対策方法も確認したうえで治療を行いましょう。

乾燥や赤みが生じる

ピーリング後は、水分が蒸発し肌の乾燥を感じやすくなり、一時的に赤みが出る場合があります。敏感肌の方はより乾燥しやすいため、術後はしっかり保湿ケアを行いましょう。

肌のバリア機能が低下する

ピーリングを行うと肌のバリア機能が一時的に低下し、紫外線や汚染物質などの外部からの刺激を受けやすい状態になります。ピーリング後は日焼け止めや帽子で紫外線対策を徹底し、肌トラブルを避けることが大切です。

定期的な治療が必要になる

1回で効果を実感できる場合もありますが、持続させるためには定期的なケアが必要です。数回重ねることで徐々にターンオーバーが整い、効果を実感できます。ただし、過剰にピーリングを行うと敏感肌になるリスクもあるため、クリニックでは医師の指導のもと適切な間隔で治療を行いましょう。

ピーリングが向いていない人の特徴

これまでデメリットを紹介しましたが、ピーリングが向いていない人もいます。向いていない人の特徴もあわせて確認し、自分の肌に合う治療を行いましょう。

肌荒れやニキビがひどい

肌荒れやニキビなどの炎症がある場合、ピーリングの刺激でさらに症状が悪化してしまう可能性があります。しっかりとカウンセリングを受け、自分の肌に適したピーリングか確認しましょう。

敏感肌やアレルギー体質

敏感肌やアレルギー体質の人は、すべてのピーリングが受けられないというわけではありませんが、薬剤の種類によっては肌に合わない場合があるため注意が必要です。

ダウンタイムが全くとれない

ピーリングはダウンタイムがほとんどないものの、赤みや痛みなどが現れる場合があります。まったくダウンタイムをとることができない人は、クリニックのピーリングはあまり向いていないです。

正しいピーリングを行うためのポイント

正しいピーリングを行うためのポイント

ピーリングは、正しい治療方法で行うことで肌悩みを改善できます。クリニックで医師により安全に行われますが、術後にも注意が必要です。

適切なスキンケア

ピーリング後は肌表面の角質が剥がれて乾燥しやすい状態になります。また、美容成分も浸透しやすくなっているため、保湿は欠かさずに行いましょう。いつもより美容効果を感じやすくなる可能性があります。

紫外線からの保護

ピーリング後は皮膚が薄くなるため、紫外線のダメージを受けやすい状態です。日焼け止めや日傘などの紫外線対策を行い、術後の肌を守りましょう。

適切な治療頻度

ピーリング直後に、短い間隔で繰り返しピーリングを行ってしまうと健康的な肌を傷つけてしまうため危険です。ピーリングを繰り返すときも他の治療を行うときも、適切な頻度を守り、しっかりと肌を再生させてから行いましょう。

まとめ

ピーリングは、肌の古い角質を取り除き、さまざまな効果を期待できる治療です。乾燥や赤みが生じるリスク、肌のバリア機能の低下、定期的な治療の必要性など、注意すべきデメリットも存在します。クリニックでのカウンセリングや術後のケアを徹底し、安全にピーリングを行って健やかな肌を目指しましょう。

このQAを監修したドクター

寺西 宏王

梅田大阪駅前院 院長

寺西 宏王

TCB「エリア総括院長」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。 繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。 【日本外科学会 会員】

経歴
2004年
兵庫医科大学 卒業
2004年
兵庫医科大学病院
2006年
京都医療センター 外科
2007年
京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
2007年
静岡県立総合病院 心臓血管外科
2012年
小倉記念病院 心臓血管外科
2016年
小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
2019年
東京中央美容外科 京都駅前院 院長
2020年
東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本外科学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医
日本胸部外科学会 正会員
日本血管外科学会 正会員
日本冠動脈外科学会 正会員
日本美容医療学会 正会員

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