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2021/04/12 公開
2022/03/24 更新
寝不足になるとできる目の下のクマ。でも、十分な睡眠時間をとって、しっかり寝ているのに目の下のクマが消えない、目の下のクマがひどい、ということはありませんか。そのクマの原因は、睡眠不足によるものではないかもしれません。
目の下のクマには種類があり、原因や改善法はそれぞれ違いがあります。知らず知らずのうちに、良かれと思ってやっていたセルフケアが、逆にクマを悪化させてしまう場合も。メイクでも隠しきれない、目の下のクマやたるみを改善するために、自宅でできる解消法から美容外科で受けられる治療法までご紹介します。まず大切になってくることが、ご自身の目の下のクマの種類と原因を知ることです。クマの種類は茶クマ、青クマ、赤クマ、黒クマの4つに分類され、目尻や目の下を優しく引っ張ったときの色味の変化や、皮膚のたるみで確認することができます。
目の下のクマの原因は、男性でも女性でも一緒です。自分の目のクマがどれにあたるのか、詳しい見分け方とそのクマの原因についてお話します。目尻や目の下を優しく引っ張ってみて、クマの色味が変わらず、皮膚と一緒に引っ張られていたら茶クマのタイプです。
茶クマの主な原因は、色素沈着によるものです。色素沈着は、摩擦による皮膚への刺激や紫外線の影響により、メラニンという色素が肌に蓄積することで起きます。
通常、肌のターンオーバーとともに皮膚が新しく生まれ変わるため、メラニンが蓄積する前に剥がれ落ち、色素沈着にはなりません。 しかし、寝不足やストレス、生活習慣の乱れにより、肌のターンオーバーが上手くいかないと、メラニンが蓄積することで茶クマ(色素沈着)の原因となります。目尻や目の下を優しく引っ張ってみて、青みが薄くなったら青クマのタイプです。
青クマの主な原因は、血行不良によるものです。
目の下は皮膚が薄いため、パソコン仕事で画面を見続けたり、スマホの見過ぎで目を酷使したりすると、血流が悪くなり、静脈の血液がうっ滞することで血管が透けて青く見えます。顔を上にあげて、鏡を見たときにクマが薄くなったら黒クマのタイプです。
黒クマの主な原因は、加齢による皮膚のたるみや眼窩脂肪によるものです。
表情筋の1つである、眼輪筋という目の周りを囲んでいる筋肉が、加齢とともに劣化し、皮膚がたるんだり、眼窩脂肪が前に出てくることで目の下がくぼみます。そのくぼみが影になることで黒クマとなります。茶クマは、メラニン色素が原因となっているため、お顔のシミ対策と同じセルフケアが有効となります。そのため、洗顔後の保湿ケアや紫外線対策はもちろんのこと、メラニンの生成を抑えるビタミンAやビタミンC、メラニンの排出を促進するビタミンEを積極的に補うことが大切です。茶クマのセルフケアで、もっともやってはならないのがマッサージです。茶クマは色素沈着が原因となっているため、刺激を与えることで悪化してしまう恐れがあります。
逆に、美容医療で茶クマを治療する場合は、トレチノインとハイドロキノンという美肌外用薬を使って治療します。トレチノインやハイドロキノンは、医療機関で処方できる外用薬で「肌の漂白剤」と呼ばれ、シミを薄くする薬として高い美白効果があります。市販されている軟膏やクリームで、トレチノインやハイドロキノンが含有されているものは、医療機関が処方している薬の1/50~1/100程度の含有量となります。
青クマは、血行不良が原因となっているため、血流を改善し、血行を良くする必要があります。そのため、目の周りのマッサージ、ホットタオルやホットアイマスクを使った、目の下を温める温活などが有効となります。
また、目の下の血行を良くしてくれる果物として、カシスに含まれるアントシアニンという成分が、眼精疲労や視力改善に役立ちます。美容医療で青クマを治療する場合は、成長因子(グロースファクター)を注射することで治療します。グロースファクターは、エイジングケア注射として、老化した細胞を活性化させ若返らせる再生治療です。青クマの改善をしながら、肌にハリを与えることで目の周りのしわの改善にも有効です。
黒クマは、加齢による目の下の皮膚のたるみや眼窩脂肪が原因となっているため、目の周りの筋肉である眼輪筋をトレーニングして鍛える必要があります。目を細めてキープするなど、負荷をかけることで眼輪筋を鍛え、黒クマを改善します。ただし、目をギュッと閉じたり、額を持ち上げて目を大きく開くなど、目の下のたるみを取るために間違えたトレーニングをしまうと、目元や額のしわを深くする原因となってしまいます。
美容医療で黒クマを治療する場合は、目の下のたるみやふくらみの原因となっている眼窩脂肪を取り除いたり、ヒアルロン酸を注入してくぼみを改善する切らない治療法から、皮膚のたるみと脂肪を切除する切開法による手術など、患者様の症状やニーズにあわせた治療法からお選びいただけます。
ご自身が悩んでいる目のクマのタイプはわかりましたでしょうか。遺伝でできてしまうクマもありますが、適度に目を休め、よく睡眠をとって、規則正しい生活をすることは、クマの予防にもなります。わかってはいるけど、なかなか難しいという方は、やりすぎには注意して自宅でできる解消法を試してみてください。
自分のクマがどれに当てはまるのかイマイチわからない、ケアをしているけどクマが全然消えないという方は、間違えた解消法を実践している可能性があるので、クマがひどくなる前に医師に相談してみた方がよいかもしれません。老けてしまった目元、疲れてるように見える目元から卒業して、ぜひ生き生きとした目元を手に入れてください。お顔の印象もずっと明るくすることができます。
TCB「特別指導医」として関西で活躍するドクタービーバーの愛称で知られる医師。
繊細な施術を得意とし、二重整形・目の下のクマ・鼻整形等ジャンルを問わない整形術は精密な仕上がりと高いクオリティとして有名。
【日本外科学会 会員】