糸リフトが不自然になるのはなぜ?対策や向いている人・向いていない人を紹介

2024/11/29 公開

2024/11/29 更新

糸リフトが不自然になるのはなぜ?対策や向いている人・向いていない人を紹介

糸リフトは、メスを使わずにリフトアップできる人気の施術ですが、仕上がりが不自然になってしまった、左右差ができてしまったなどの失敗例があるのも事実です。なぜ、仕上がりが不自然になるような失敗が起こってしまうのでしょうか?
このコラムでは、糸リフトが不自然になる原因や対策、向いている人、向いていない人などを紹介します。最後にハイフ(HIFU)やフェイスリフトについても触れているため、小顔整形でどの施術を受けるか悩んでいる方や、失敗を回避したい方はぜひご覧ください。

糸リフトで不自然な仕上がりになってしまう原因

糸リフトで不自然な仕上がりになってしまう原因

糸リフトで表情が不自然になったり、凹凸ができたりするのは失敗と考えられますが、原因を把握することで失敗を回避できます。
糸リフトで不自然な仕上がりになってしまう原因は以下の4つです。

  • 医師の技術不足
  • 脂肪の量が多い・少ない
  • 糸の本数が多い
  • まだ糸がなじんでいない

医師の技術不足

糸リフトは、コグ(棘)のついた糸を皮下脂肪に挿入して皮膚を持ち上げる施術です。施術を担当する医師は患者様に合った糸を選び、脂肪の状態などを見極める必要があります。
しかし、経験の浅い医師や技術力が乏しい医師が担当してしまうと、患者様に合った施術が行えずに不自然な仕上がりになってしまうことがあります。
また、糸リフトはメスを使用しない施術ですが、専門的な技術と知識が求められます。医師の技術がどの程度あるのか、事前にホームぺージで実績を確認してみましょう。

脂肪の量が多い・少ない

患者様の脂肪の量によっては、糸リフトの施術だけでは不自然な仕上がりになってしまう場合があります。
脂肪の量が少ないと肌の表面に糸が目立ってしまい、脂肪の量が多いと重みが増してうまくリフトアップされません。そのため、患者様の脂肪量に合わせて脂肪注入や脂肪吸引などの施術と併用してたるみを改善させることが重要です。

糸の本数が多い

糸リフトは、たるみの程度によって糸の本数を変更する必要があり、一概に何本必要と言い切れない施術です。
糸の本数が多いほど効果が見込めるわけではなく、引きつれが生じて表情が不自然になるリスクがあります。たるみの状態を見極めて適切な本数を決定できるクリニックを選ぶことが重要です。

まだ糸が馴染んでいない

糸リフトで挿入した糸はなじむまで時間がかかるため、施術直後は違和感が生じやすく、引きつっているような不自然さがあります。
糸が身体に馴染むとともに不自然さは解消されるため、しばらく様子を見ても問題ありません。糸が馴染んでも引きつれが治まらない場合は、施術を受けたクリニックで相談してみましょう。

糸リフトの失敗を回避するための対策

糸リフトの失敗を回避するための対策

糸リフトでの失敗を避けるためには、クリニック選びを慎重に行う点と、他の施術との組み合わせが重要です。
ここからは、失敗を回避するための対策を詳しく紹介します。

クリニック選びは慎重に行う

糸リフトは、患者様の脂肪やたるみなどの状態に適した糸と本数を判断することが重要です。
適切な施術には医師の知識と経験が必要なため、糸リフトの実績が豊富なクリニックを選んでください。
また、カウンセリングでしっかり医師とイメージを共有しておくのも大事なポイントです。
万が一の事態に備えてアフターフォローの体制が整っていることも確認しておきましょう。

他の施術との併用を検討する

患者様のお顔の状態によっては、糸リフトだけでは理想の状態に近づけない可能性があるため、他の施術との併用が効果的なケースがあります。
脂肪が多く糸リフトだけでは引き上げが足りない場合は、脂肪吸引との併用が効果的です。エラが張りを改善しつつ、たるみを引き上げたい場合はボトックス注射との併用がおすすめです。
患者様の希望や皮膚の状態によって併用に適した施術は変わるため、医師へ理想の状態を共有して相談してください。

顔の脂肪吸引の施術ページはこちら

エラのボトックス注射の施術ページはこちら

糸リフトが向いている人・向いていない人

糸リフトが向いている人・向いていない人

糸リフトは誰でも同じ効果を感じられる施術ではないため、向いている人と向いていない人がいます。

糸リフトが向いている人

糸リフトが向いている人は、以下のような特徴があります。

  • 皮下脂肪が適量(多すぎず少なすぎない)
  • 皮膚が柔らかい
  • たるみが軽度~中度

脂肪の量が少なすぎると糸が目立ってしまう可能性があり、多すぎると糸に負担がかかってしまいうまく引き上げられません。
また、皮膚が柔らかいほうが糸を通しやすく、引っ張りやすいことも特徴です。
さらに、たるみが重度の方は糸リフトでは引き上げが不十分なケースがあるため、たるみが比較的軽度な方が糸リフトに向いています。

糸リフトが向いていない人

糸リフトが向いていない人は、以下のような特徴があります。

  • 皮下脂肪が多すぎる、または少なすぎる
  • 皮膚がかたい
  • たるみが重度
  • 骨格によってあごが目立つ

皮下脂肪が極端に多い方、少ない方は糸リフトの施術が難しいケースもあります。
また、皮膚がかたい場合は糸を通しにくく、引き上げが不十分になってしまいます。
そのほかにも、たるみが深刻な方や骨格であごが目立っている方は施術が難しいため、施術前のカウンセリングで医師としっかり相談してご自身に合った施術を選ぶことが重要です。

糸リフト以外のたるみ治療

糸リフト以外のたるみ治療

糸リフトでのたるみ治療が難しい方は、他の施術を選ぶ必要があります。
ここからは、糸リフト以外のたるみ治療について詳しく紹介します。

ハイフ(HIFU)

ハイフ(HIFU)は、超音波のエネルギーを皮下脂肪よりも奥にあるSMAS層に照射することで、たるみをしっかりと引き上げる治療です。
真皮、皮下脂肪、SMAS層(筋膜)と、狙った部位にピンポイントでエネルギーを照射できるため、肌へのダメージを少なくしつつ、たるみの改善が可能です。
ダウンタイムとして、赤みや腫れ、内出血が出ることがありますが、数日で解消します。

医療ハイフ(HIFU)の施術ページはこちら

フェイスリフト

フェイスリフトは、こめかみから耳の前を切開して皮下の組織を引っ張って、頬や首のたるみを根本的に改善する手術です。
切開するため、糸リフトよりたるみ改善の効果が長く続くのが特徴です。
手術後1週間で抜糸を行うため、その後は入浴が可能です。腫れや痛みのピークは2、3日程度で、1週間後には徐々に改善していきます。

フェイスリフト・ミニリフトの施術ページはこちら

まとめ

糸リフトで仕上がりが不自然になってしまう原因は、医師の技術不足や患者様のお顔の状態を見誤ったことなどによるものです。医師とのカウンセリングをしっかり行い、糸リフトが向いていないと判断された場合は他の施術を検討してみることをおすすめします。
TCB東京中央美容外科では、患者様の皮膚や脂肪の状態を医師がしっかり確認して、一人ひとりに合った施術を提案させていただきます。まずは無料カウンセリングにお越しいただき、悩みや希望の状態を担当医師に相談してみましょう。

このQAを監修したドクター

鎌田 紀美子

銀座有楽町院 院長

鎌田 紀美子

天然美人メーカーとして、元から美人であるかのような違和感のない自然な仕上がりを得意としております。
昨日よりも今日が幸せなあなたであるように、お手伝いできる美容外科医を心がけています。

経歴
1998年
神戸大学法学部 卒業
2013年
東海大学医学部 卒業
2013年
板橋区医師会病院 形成外科
2013年
日本大学附属病院 麻酔科
2015年
品川美容外科 品川本院 部長
2017年
銀座国際美容外科池袋院 院長
2018年
銀座TAクリニック 院長
2021年
東京中央美容外科 八王子院 院長
2022年
東京中央美容外科 六本木院 院長
2024年
東京中央美容外科 銀座有楽町院 院長
備考
日本美容外科学会(JSAS) 会員
日本抗加齢医学会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本静脈学会 会員

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