二重手術の失敗とは

二重手術の失敗について

二重手術の失敗とはどの様な状態のことだと思いますか?

皆さんが、美容整形を受けるにあたって、感じている不安の一つが、「整形に失敗したらどうしよう」ということではないでしょうか?今回は、人気メニューである二重手術の、「失敗」について、お話ししてみたいと思います。

そもそも、二重手術において、失敗とはどのような状態のことだと皆さんはお考えですか?時々、SNSなどで写真付きで
「手術でこんなに腫れて失敗された」
「術後1週間経ったけどこんなに左右差がある、直して欲しい」
「埋没法をしたら糸が出てきてしまった・感染してしまった・シコリができた、これって失敗では?」
などという投稿を目にしますよね。これらは、私たち医療者から見ると、「二重手術の失敗」にはあたりません。

自然に治るダウンタイム中の症状は失敗とは言えない

個人差はありますが、二重手術をすれば必ず腫れます。内出血する場合もあります。もちろん、できるだけ腫れが少なくなるような工夫はしているのですが、腫れを0にすることは不可能です。腫れに左右差があれば、二重の幅にも左右差が出ます。

ダウンタイム中に出る、腫れ・内出血・左右差・ラインのガタつき・食い込みなどの症状は、一般的な経過の範囲内のことであり、術前に全ての患者さんにご説明して納得していただいた上で施術を受けていただいています。そして、それらの症状はダウンタイムが終われば自然に治ります。このように、時間が経つのを待てば自然に治る症状は、手術の失敗とは言えないと思います。

100%防ぐことが不可能な合併症は失敗とは言えない

また、糸の露出や感染・シコリなどは、埋没法という手術の特性状、考えられる最善の対策を講じたとしても一定の確率で起きる可能性がある不測の事態です。

ノーリスクの医療行為はなく、確率は極めて低いものの全ての医療行為でこのような患者さんにとって不都合な事態はおきえます。これを医学用語で合併症といいます。もちろん、合併症が起きないように最大限の努力はしていますが、医療行為をする以上、0にすることはできません。従って、糸の露出などの合併症も「二重手術の失敗」とは言えないというのが、医療者側の立場です。

そもそも、仮に糸の露出・感染・などが起きたとしても抜糸をすれば、治すことができます。大事なのは、合併症が起きる可能性があることを患者さんが知ることと、きちんと対応してもらえるクリニック・医師を選ぶことだと私は思います。

では、二重手術における真の失敗とは?

では、「二重手術の失敗」とはどのような場合のことなのでしょうか?
明確な定義があるわけではありませんが、「患者さんの希望と違うデザインの二重が出来上がった場合で、治すことが困難な場合」を失敗と言えると思います。

埋没法の場合は仮に左右差や希望するデザインと違う二重になったとしても簡単に治せますし、抜糸してしまえば術前の状態に戻すことも可能です。従って、埋没法手術の失敗というのは、医学的にはなかなか想定できないことです。もちろん、デザインが希望と違った場合にきちんと責任をもって修正してもらえる医師を選ぶことが前提の話です。

では、切開法の場合はどうでしょうか。人間の皮膚は切開すれば必ずキズが残りますし、切除した皮膚などの組織を元の状態に戻す方法はありません。切開法は不可逆的な手術であり、修正も回を重ねるごとに困難になります。従って、希望のデザインに仕上がらず、戻せないし治せない「失敗」という状態があり得る手術になります。もし、切開法をして希望と違うと思っても、焦らないことが重要です。術後1年くらいは幅が変化して、理想の状態に落ち着く可能性があるからです。待てないで修正手術をしてしまうことが、「失敗」という状態に陥る引き金になることが少なくありません。そういう患者さんを今までたくさん見てきました。

二重手術で失敗しないために

二重手術で失敗しないコツは、単に「取れにくいから」という理由で安易に切開法手術を受けないということに尽きます。「埋没法」で理想の二重を作ることができるのであれば、初回手術はまずは埋没法を選択することをお勧めいたします。埋没法は切開法に比べて戻りやすいですが、それはデメリットであり、また元に戻せるという意味で最大のメリットでもあります。切開法は、何度か埋没法を行っても戻ってしまうような方や、瞼の厚い方、たるみのある方など、慎重に適応を見極めて行った方が良いと私は考えています。

また、二重整形に限らず美容整形全般に言えることですが、理想が高すぎて100点満点の仕上がりを求める方は、特に戻すことができない切開系の施術はお勧めできません。患者さんと医師の完成イメージを100%一致させることは不可能なので、美容整形で100点を取るということはそもそも出来ないからです。100点でないと受けいれられない方は、ダウンタイム中に修正を繰り返し、100点からどんどん遠ざかってしまう傾向にあります。

二重手術の失敗に関するまとめ

以上をまとめると、二重整形における失敗とは、「患者さんの希望と違うデザインの二重が出来上がった場合で、治すことが困難な場合」であり、失敗しないためのコツは①切開法を受けるかどうかは慎重に決める、②ダウンタイム中は修正しない、③100点の仕上がりを求めない、ということです。このようなスタンスで望めば、二重整形の失敗で悲しい思いをする患者さんが減るのではないかと考えています。

【二重整形】プロから見た二重の”失敗”とは!?【解説】

この記事を監修したドクター

安本 匠

TCBの「特別指導医」として活躍。
患者様の理想に近づけるための治療プランを複数提案し、術式や予算、リスクについてご納得いただいた上で
お選びいただけるよう、丁寧な説明を心がけています。

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